#おもてなし は「心の礎」 (旧・接客マナーは心の礎) 日本独自の文化「おもてなし」を紐解く

#おもてなし は「心の礎」 (旧・接客マナーは心の礎)

人を心から想い、思う気持ち“思いやり”は【心の礎】です。それは「おもてなし」の『心』です。
2017-夏


クローバ横

当ブログ&Humane-Project「礎」の御案内横

コンセプト おもてなし講座s

ハート無題1s #思いやり ってどんなこと? ハート無題1s

※各文字をクリックして戴くと内容が御覧になれます。
クローバ横
金色3線

当ブログに御訪問戴き、誠に有り難うございます。

ここに投稿してある「人の心」や「対人関係」の記事は、壮年に至るまで先々のことや人の心や思いを意識せず、
目の前の楽やその時の感情・我欲を自制出来ず、刹那に生きてしまった、と自省のキッカケとなった壮年後の
学びから気付かされた他人への「想像力や心に関わる心」の在り方、持ち方等を過去の実体験に照らして知った
知識や智慧など御覧戴く皆様の今後の社会生活や仕事上で僅かでも役立てて頂けたらと考えて載せております。
ですから、書いている私が記事内容の総てが出来るのではなく甘く見ても2~3割程度しか生かし使えません。

お読み頂く異なった心やSkillを持たれている個々人に見合った内容を選択して生かして頂ければ有難いです。
コミュニケーション思いやりなどの人の心に関する色々な記事は決して押し付ける意図で投稿しておりません。
思いやりや礼節・感謝・誠実などの心に関する項目は「対人関係」上の参考資料として使って戴けると幸いです。

私的利用以外のコピぺ・転載は御遠慮下さい。教材-営利を目的とした無断の引用転載は禁止しています。
使われる場合は、記事の右、Categoryの上にある「問合せMail」で、お名前・連絡先・目的をお知らせ下さい。

金色3線

五感覚と六感 (6) 第六感

お薦め度【★★★★】全業種、業態用


    日本独自の「おもてなし」6感

    第六感 

    人の持つ第六感といれる感覚の大小は人それぞれで、
    天性のものと生き方のプロセスによって差が出るようです。
    特に感受性の強い人が備え持つ方が多いのではないかと体験から感じます。
    また、第一印象分析や洞察、運命の人の出会いにも役立つと思われます。
    この第六感を紐解く上で知情意に関する理解も必要です。

    知情意の概要】

    【意】:コンセプチャルスキル。[ethosエトス]
    <一人称で思考し、行動できる。徳性・意・自律力など>
    ✡願望や意志とか意図などに相当する領域です
    ・人の第六感と言われるものもその一つであると解します。(個々人の差あり)
    ・偉人、賢人、先達が記した生き方に直接関わる新旧の書物を読み込み知恵とする。
    ・自分の明確な意思を表現し、実社会の人間関係に通用させる。
    ・自らの「意」と言われる、将来に向けての願望や意思、意図を自覚・確認するのは
     過去を振り返った時、初めて自分自身で確認、理解出来るのです。

    【情】:ヒューマンスキル。[pathosパトス]
    <二人称で思考し、語り合える。感性・情 ・対人関係力など>
    ✡情けと言われ、感情とか人情などに相当する領域。
    ・自己の感情や好みを、如何にコントロールし実社会に適合する
    ・どれだけ多くの人と関わり、或は深く付き合えたかにより育まれる。
    ・冷静であれば自覚でき、身体にも反応が出易く、激しい怒りや凄く落ち込むと見失うものです。
    ・人間関係力に関する様々な情報は、ネットでも本でも、テクニックが盛り沢山にあります。
    その有り余る情報を自分に合わせて選別し、如何に上手く使い対人関係に活かすかです。
    ・忘れてはならないのは、【情】の豊かな人としての個性が有るか、否かです。
    【知】:テクニカルスキル。[logosロゴス]
    <三人称で思考する。知恵・理性・知識・智恵・思考力など>
    ✡知識とか知性(知恵)、スキル、テクニックなどに相当する領域。
    ・能力を備えて持っているか、持っていないのか。
    ・知り理解出来ているか、知らないのか。
    い・スキルやテクニック、知識を現実の社会生活にも
    実際に活かせるのか。と言ったことです。

    このような知情意は、一見、論理的に正しく見えても、個々人の感性やその人の情緒が
    納得出来ないというケースも実際に在ることを認識しておく必要があります。

    この知情意について詳しくは、此方をクリックして御覧下さい。☞【知情意】

    第六感について (以下、学びのメモより部分的に引用)
    第六感は五感を磨き上げることにより、物事の本質や源を掴む心の働きを指すと解します。
    類義語として、インスピレーション、勘、直感、霊感予知力、超能力などがあります。
    現代社会では「人には五つの感覚、知覚しか存在しない」とは理解されておらず、
    平衡感覚が第六番目の感覚として位置づけられています。
    即ち、「第六感」という表現が平衡感覚を指しているのです。

    ★感性

     感性とは脳内プロセスであり、外界の刺激に応じて、
     知覚・感覚を生ずる感覚器官の感受能力を指します。
     同時に物事に感じる能力、感受性、感覚でもあります。
     また、美や善(徳)などの評価判断に関する印象を指す
     内包的な意味を知覚する能力を言うと解します。

    霊感

     中村天風氏は霊感を、五感を超えているところから「第六感」と言っています。
     その身近な例としては「虫の知らせ」というのがあります。
     元々人間として生命を得たからには、誰でもこの感覚を持っていますが、
     文明人になるに従って、この働きが弱くなってしまった、と述べ、
     「だからこの霊感(自覚正念)を磨けば、無念無想になれる」と言っています。
     中村天風氏は意識を「肉性意識」と「心性意識」と「霊性意識」に分類し、
     3つめの「霊性意識」の中に第六感(霊感)も含まれている、としました。

     そして次のように解説しています。
     人間が人間らしく真っ当に生きるためには、
     何よりもこの霊性意識を活用しなければならなりません。
     ところが、今の人は霊性意識など忘れてしまって、何でも心性意識、
     理性心(頭で考える)さえ鍛えればいい、詰り理性も大切と言っています。

     文明を発達させたのはこの理性で、
     それで人間は幸せになったか、とも言っています。
     いくら文明が発達し生活が豊かになっても、
     不幸や不満足があることは理性だけでは解決しない、
     解決しないのは、霊性意識が働いていないからだ、
     と中村天風氏は書の中で言っています。

    予知
     予知に関しては人よりも他の動物で顕著に見られる現象です。
     動物は、地震や火事を予知して逃げ出す行動等が多数報告されています。


    スポンサーサイト
     

    五感覚と六感 (5)味覚

    お薦め度【★★★★】全業種、業態用


      日本独自の「おもてなし」味覚

      *人の不幸は蜜の (作者不詳)

      *精神の名士たちの人間は、無名の人々と交わって、
       愛想のよい仕方で自分の言い分を引っ込めるところに成り立つ。(ニーチェ)

      *どんなに偉い人でも、短所があるからこそ人間があるのではないか。(スマイルズ)

      *美とは食物そのものにあるのではなく味わう舌にあるものである。(ジョン・ロック)

      *:平凡の中に人の味がある (菜根譚)

      *苦難も人生の味になる (森田芳光)

      *涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない (ゲーテ)
      />

      味覚=舌識(ぜっしき)
      ※私見ながら脳が感じる物の味は、香味・、見た目、触れる、嗅くことに因る、と考えられます。

      動物の五感の一つで、口にする物の化学的特性に応じで認識される感覚です。
      生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられます。
      基本味の受容器は人の場合主に舌にある。
      基本味が他の五感の要素(嗅覚、視覚、記憶など)で
      拡張された知覚心理学的な感覚として、
      味は風味(flavor)や香味と呼ばれることがあります。
      また、認識の過程を、〇〇〇を味わうとも言う。味わい。

      〇語彙を知る

      飲食物を舌にのせた時に発生する感じ、温度の総合した感覚。体験して得た感じ。
      感触物事を深く知ることにより、初めて解る面白味。そのもののもっている趣。
      深い所に潜んでいる素晴らしさ。気が利いているさま。おつなこと。
      無味乾燥で趣や潤いに欠けるさま。飲食物や薬品などの種類を数えるのに用いる。
      甘味・旨味(うまみ)=美味い。味がよい、うまい意を表す。貴い意を表す。

      〇慣用語として
      下記の熟語や語句を、リアル=R.バーチャル=V.ハートで感じる(意識として)=H.に
      分類してみると色々なことが見えて来て、おもてなしや接客接遇に役立ちます。

       味をつける
       味が濃い
       あっさりした味
       味の追求
       究極の味
       食の味
       ※三味一体・・・
      注)※三味は正しい日本語ではありません。当て字です。

       

      五感覚と六感(4)-触覚


      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

      日本独自の「おもてなし」触れる



        “他人の考えに触れることで、自分のことを知る重要性” ニーチェ


        触覚身識(しんしき)の解説

        触れる(フレル)】【触る(サワル)】
        触覚には、「触れる」と「触る」の二つ表現の仕方が出来る。夫々については下記します。

        〇語彙を知る

        ある物が他の物に、瞬間的に、または軽くくっつく。(ちょっと触る)
        手などをそのものに軽くつける。
        また、何かが身体に触れて、そのものの存在が感覚的にわかる。
        舌で触れる、と言い表すこともある。(≒味覚・舌識)

        〇言葉の持つ様々な意味

        ①食べ物にちょっと手を付ける。
        ②物に軽く、つっつくようにする。
        ③手を押し付け、動かしてみる様➜手で触る。
        ④対象になる物などの表面に軽く手を接触させる様➜手を触れる

        ⑤人と人、人と固体や液体が接触する場合にも用いる。
        ⑥言及する。
        ⑦あることを話題にする。
        ⑧少し耳にしたり見たりする。

        ⑨規則・法律などに反する。
        ⑩感動・感銘を受ける。
        ⑪ある時期や物事に出あう。
        ⑫広く人々に知らせる。

        ⑬抵触する。
        ⑭怒りなどの感情を身に受ける。
        ⑮関わりを持つ。(関係する。)
        ⑯感情を害する。

        〇慣用語として

        下記の熟語や語句を、リアル=R.バーチャル=V.ハートで感じる(意識として)=H.に分類してみると
        色々なことが見えて来て、おもてなしや接客接遇に役立ちます。

        優しい心に触れられた
        思いやりの心に触れる

        人間味に触れる
        温かな心に触れる

        汚い手で触れるな
        ひんやりとしたものが顔に触った

        勘気に触れる
        とかくの噂がある人だから、彼には触らないことが賢明だ

        神経に触る(サワル)
        癇(カン)に触る(触れる)・・・


         

        五感覚と六感(3.)-嗅覚

        お薦め度【★★★★】全業種、業態用


          日本独自の「おもてなし」嗅覚=鼻識

          花は清香によって愛せられ、人は仁義を以て栄ゆ

          嗅覚=鼻識(びしき)の解説

          嗅覚を感知する鼻は人の感性(感情・記憶)を司る脳と直結し、記憶を鮮明に呼び覚ます。
          様々な「におい」を感じる感覚。揮発性の化学物質の刺激を受けた時に生じる感覚を言います。
          匂覚・臭覚とも書く=物から発散されて、鼻で感じる刺激。香り・臭みなど。臭気。

          〇語彙を知る。

          1.「匂う」は香りが快く、心地よく感じる場合に多用される。
          2.「臭い(におい)」は快・不快両方について表す。「香り」が快い刺激を言う。
          3.「臭い(くさい)」は不快な多くの場合を表す。

          〇言葉の持つ様々な意味

          ①そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの。
          ②そのものがもつ雰囲気やおもむき。
          ③いかにもそれらしい感じ・趣。
          ④物から発散されて、鼻で感じる刺激。かおり・くさみなど。臭気
          ⑤鮮やかに色づく。特に、赤く色づく。また、色が美しく輝く。照り映える。

          ⑥人の内部から立ち現れる、豊かで生き生きした美しさ。
          (内面の美しさなどがあふれ出て、生き生きと輝く)
          ⑦他のものの影響を受けて、はなやかに栄える。恩恵やおかげをこうむる。
          ⑧「におう」は時により 「かおる=香る・薫る」と言い表され、快いにおいについていうのに対して、
          「におう」は快・不快両方についていうが、不快な場合の漢字表記は多くは「臭う」

          ⑨何となく、それらしい雰囲気が感じられる。多く好ましくない場合に用いる。
          ⑩声が豊かで、つやのあること。
          ⑪芸術、芸能や文芸で、表現の内にどことなくただよう情趣・気分・余情。

          ⑫演劇などで、せりふの言い方や動作が大げさすぎて、わざとらしい時に使う。
          ⑬「けち臭い」や「照れ臭い」など上にくる語の意を強める。
          ⑭疑わしいようすである。怪しい。

          〇慣用語として

          下記の熟語や語句を、リアル=R.バーチャル=V.ハートで感じる(意識として)=H.に分類してみると
          色々なことが見えて来て、おもてなしや接客接遇に役立ちます。
           愛嬌が匂う女性
           百合の花が匂う
           石鹸がほのかに匂う
           不快な臭いを感じる
           いやな臭いがする
           臭うばかりの美少女
          参考)アロマ【aroma】 1 芳香。香り。 2 (芸術品などの)気品。妙趣。





           

          五感覚と六感(2)-聴覚

          お薦め度【★★★★】全業種、業態用

          日本独自の「おもてなし」聴覚=耳識


            ”聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 ” 

            ”会話は聴くことから始まる”


            聴覚=耳識(にしき)

            聴覚は、傾聴力を育む元であり、その力は個々人のスキルの大小によって差異が出ます。
            人と人との繋がり、お付合い、おもてなし接客応対やチームワークなどでの会話
            コミュニケーションは、話すことからではなく「聞く」『聴く』ことがスタートです。
            豊かな傾聴力(聴き方・聞き方)を備えることは、出合い触合う相手への「思いやり」です。

            その聞く・聴く活動は、身近であり、日々の生活で多くの時間を費やしています。
            そして、「聞き」『聴き』方の上手下手が、日常生活や仕事の場でも、
            会話するお互いの心伝の伝達や愛情表現、並びに信用・信頼を築くことに繫がります。

            また、「聞く」『聴く』その心身の姿勢の有無(良し悪し)により、
            相手との会話やコミュニケーションの度合いが変化します
            会話した相手に、また会って話をしてみたくさせる傾聴力を身に着けて、
            日常生活や接客接遇の場、おもてなし、様々な人との触合いに生かすことが肝要です。
            同時に、三現主義の徹底、CS、ES、会議やミーティングに於いても大切な要素です。

            聴覚の語彙を知る。

            ※耳識は、声と音を聞き分け、そのことから生まれる思考を言う。
              これには、目前にものだけではなく、過去や未来のことを思考することも含まれる。

            聴く=心を落ち着け注意して耳に入れる。傾聴する。
            聞く=音・声を耳で感じとる。耳に感じ知る。人の言うことを理解し受け入れる。従う。聞き入れる。
            訊く=たずねて、答えを求める。問う。

            〇様々な活用法
            聴覚には類しませんが以下の「きく」についても、共に知って置くことです。

            [利く]
            ・可能である。有効に働かせることができる。
            ・本来の機能を十分に発揮する。機敏に、また、盛んに活動する。
            ・それをすることが可能である。出来る。言葉を発する。物を言う。
            ・間に入って、上手く行くように世話をしてやる。まとまるように話をつける。
            ・技能がすぐれている。腕が立つ。

            [効く]
            ・効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。

            〇慣用語として

             聞き分ける
             聞き取る
             耳を傾ける
             拝聴
             伝え聞く
             聞いて呆れる  ・・・
             

            五感覚と六感-(1)視覚


            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

              日本独自の「おもてなし」1-視覚

              “人の喜びを我が喜びとし、心豊かな人となる”

              視覚の解説

              人間の備え持つ、五感覚は、個々人の年齢・能力・意識・環境・経験度などにより差異があります。
              その人の得意を伸ばしなら足りない感覚を育むことをお勧めします。

              1.視覚=眼識(げんしき) ☞ 目配り ⇔ 観察察知洞察

              〇「みる」に当て嵌まる漢字によっての語彙を知る。
              見る・・・目で事物の存在などをとらえる。視覚に入れる。眺める。
              視る・・・視覚により、物の形・色・様子等を知覚する。現地を視る、視察、偵察、巡視、視野、視界。
              観る・・・風景・写真・絵画・映画・演劇など、出かけて行って楽しむ。見物する。観察、観覧、鑑賞。 
              覧る・・・目録を覧る、一覧、閲覧、通覧
              看る・・・悪い事態にならないよう、気を配って世話をする。病人を看る、看病、看護。
              診る・・・医者が体の様子を調べ、健康状態を判断する。診断する。患者を診る、脈を診る。

              〇様々な活用法

              ①見る影もない。見るに堪えない。まことにみすぼらしく、みじめである。
                ※見るから。ちょっと見ただけで如何にもそういう感じがする様。一目見て。

              ②文字・図、「朝刊はまだ見ていない」「心電図を見る」などによって表されている内容を理解する。

              ③存在を確認する。認める。ある。「稀に見る」や「見られる」の形で用いることが多い。

              ④判断を下すために、物事の状態などを調べる。

              ⑤判断する。評価する。
               ※その立場に立って判断することを表す。ある限られた範囲を対象として結果・結論を導く。

              ⑥占う。運命鑑定。

              ⑦美術品などの形ある物を鑑定する。

              ⑧責任をもって指導・助言をする。

              ⑨好ましくないことを身に受ける。経験する。

              ⑩動作・作用が現実のものとして実現する。

              〇慣用語として

              「稀に見る秀才」
              「見直す」
              「相手の出方を見る」
              「様子を見る」
              「目配り
              「味を見る」 
              「心眼を以って観る」・・など。


               

              個性溢れる「おもてなし」-知識と情報

              お薦め度【★★★★】全業種、業態用


                日本独自の「おもてなし」

                日本の「おもてなしの特長」は、もてなしを受けた人に
                その場その時だけの「喜びや感動」を与えることばかりでありません。

                そのもてなしを受けた方々の感性や心を動かし、
                体験した人の心の中にいつまでも残る余韻を醸し出します。

                特に日本旅館・ホテルや街自体の活性化目的などでは、
                その地にいらした方の心を動かすための様々な要素が必要です。

                この日本独自の「おもてなし」の要素の一つは、
                六感」を動かし人の心を満たすことです。

                日本独自の文化と言われる「おもてなし」を実際に体感できるところは
                その発祥とされる茶の湯、日本旅館や日本料理店、高級飲食店等と共に
                色々な市町村でのサービス業の活性化や独自の街・モノづくり、コミュニティ作り、
                様々な体感(探検)ツアーなどで実際に体験できるようになりました。

                最近は形だけのビジュアル的「モノのおもてなし」の情報が重視される傾向も否めません。
                どんなに素敵なものでも形のあるものは、いつの日か壊れて無くなってしまいます。
                形のない「コト」を重んじる日本の「おもてなし」は、
                いつまでも人々の心に残ります。

                このようなその場その時の特性を踏まえた日本の「おもてなし」は、
                実際に体と心で感じ取る「モノ」と「コト」と言え変えられます。

                それは、人間の備え持つ「五感」と個々の感性
                おもてなし」を体感した人々の心に様々な感情が生まれることにより
                各々が独自に持っている「六感」に訴えかけ動かします。

                このような客人の[六つの感覚]を動かす力は、特にもてなす側(主人)に求められますが、
                もてなしを受ける側(客人)にも主人の心を感じ取る感性があれば一層深く味わえます。

                そして、五感(五官)=味覚・臭覚・触覚・聴覚・視覚+六感である人間の持つ感性には、
                前記した「モノ」と言われているリアル(real)なものとして実際に目に映り感じ取る感覚、
                バーチャル≒(アンリアル)な「コト」と表現され、
                実際に姿形が見えず、おもてなしを体験した人の心や
                培われた感性で感じ取り、受留め生じるその人独特の感覚があります。

                普段の生活での人とのお付合いは勿論のこと、
                さまざまなおもてなしや接客接遇の場に於いても、
                この【五感六感】無しでは円滑な触合い人間関係の構築は出来ません。
                特に、人には五感と別に第六感と言われるものも含まれ、
                夫々を磨くことは何事に於いても大切であり必要なことです。
                それは、客商売や医療などで観察力、察知力向上にも繋がります。

                そこで、この五感と第六感をよく知るために、
                様々な角度から考えみることにします。
                私見で、「磨かれた五感」と「豊かな感性」(第六感)がおもてなしの元(根本)と捉えます。

                〇五感と六感(心)=六識(※仏教語)

                一、 視覚を意味する眼識(げんしき)
                二、 聴覚を意味する耳識(にしき)
                三、 臭覚意味する鼻識(びしき)
                四、 味覚意味する舌識(ぜっしき)
                五、 触覚意味する身識(しんしき)
                六、 この五つ夫々をまとめた意識(いしき)
                ※意識=個々人の感性で受け止め感じその人に生れる心、の意。

                人の五感を磨くとは、上記した各々の心の中の意識として生まれる
                眼識・識・鼻識・舌識・身識の夫々の精度を上げることに他なりません。

                「おもてなし」に備えておきたい知識と情報
                おもてなしホスピタリティを6W1Hで紐解くs

                以下、もてなす側の知識として予め備えて置きたい項目を載せました。
                *相手の様々な状況や心に合わせた目配り、気配り、心配りは必須です。

                いつどこで☝図参照  
                 ※もてなす人の感性、もてなしを受ける対象者により表現伝達法が異なります。
                [相手に合わせた楽しむ方法や物語やエッセイとしての表現し実体験して頂く。]

                 季節感(夫々の特徴・エリアの特徴・景色=全体・時間帯別)

                   例)ここでは、この時期〇〇〇のような気候で晴れた日は〇〇〇が見られます。
                     この地域では、今の時間帯は〇〇〇のようなことや〇〇〇のようなことが体感できます。
                     ・・・時代は、この時期に〇〇〇のようなことや〇〇〇の出来事がありました。
                     この地域の風習は〇〇〇などがあります。
                     今、〇〇〇のイベントなどの催事を実体験できます。
                     今、お勧めの地のものは〇〇〇、郷土品には〇〇〇で〇〇〇に使えます。
                     この地で生まれた有名人は、〇〇〇をした〇〇〇さんです。
                     この建物(場)だけで今体感出来ることは〇〇〇です。
                     ・・・・・・などと、相手の興味や心に合わせて話すことです。
                     大切なのはもてなす相手の動機、目的に合わせた上で
                     今の気持ちを汲み取りその人の心に寄り添うよう心掛けることです。
                     自分の実体験や感じたことなども少し加えると、より理解を深めて頂けます。

                 歴史感(生立ち・経緯=流れ・伝説・建造物・伝統品)

                 風習(独自性=独特・生立ち・由来)

                 風情(風景=季節や時間帯・独自・独創・美術・芸術・音=自然・人的)

                 伝統文化(行事・芸術・言い伝え・童話・由来・表現法・味わい方)

                 自然=地域(住民・場所の特長・自然環境・日本国内での位置・土地柄・距離・交通手段)

                 生き物(生息・活動・現在・過去・伝説・特長)

                 食(生産地・生産者・経緯・特徴・味わい方・特産品)

                 産業(個性=独自・目的・地元・有名・過去現在・盛衰・将来の展望)

                 建造物・家屋・調度品(個性・歴史・伝説=由来・特徴・活用・価値)
                他に、飲食(有名店・名物・特産品)、イベント、著名人、レジャー・遊ぶ所・などの知識や情報。
                この続き(五感の解説)などは次回掲載します。

                また、上記の【いつどこで】の他に、誰が、誰に、何を、どのように、なぜ?と言ったことがあります。
                内容の解説は改めて掲載します。


                いつでも、顧客目線(客人の立場)で現状・現場・現物(商品)を平らにみる心身の姿勢、
                目配り・気配り・心配り・思いやりは「日本のおもてなし」に大切です。


                 

                優しさ溢れる「おもてなし

                お薦め度【★★★★】全業種・業態用

                おもてなし表現と伝達

                鋭い感受性と研ぎ澄まされた感性を以って

                    “心の通い合う優しい「おもてなし」”


                優しさには、身体で味わったり目に見えたりすることと、目に見えなくとも雰囲気や仕草などで
                心に感じられる優しさがあります。

                共に、人間的要素である≪思いやりの心≫が無くては相手やお客様に伝わりません。

                おもてなしの中でも、「優しさ」の表現、伝達は大変に難易度の高い「こと」です。

                優しさの表現は、もてなす側の表裏のない心と豊かな人間性が求められます。

                と共に、高い人間依存から成立し、同質でなく、個性があり、基準もありませんから、
                おもてなしの優しさの表現伝達は、人の顔と同じく受け止め、感じる人次第で様々です。

                ですから同じことでも、ある人は「優しく」感じたり、別な人はウザイ余計なお節介と感じたりします。 
                また、身振り、手振り、表情、手の動作と仕草の癖にも心が表れることを自覚しておき、
                表現伝達法を注意することも忘れてはならないことです。

                おもてなしに於ける「優しさ」の伝達には、一人でも多くの人を知ることの積重ねが必要です。
                その為には、磨かれ鍛えられた鋭い観察力、察知力、体験度合、常識力、判断決断力、奉仕力、
                相手の全てを自らに置換して考える力(≒立場転換力)などの能力が求められます。


                ◇優しい「おもてなし」の8要素

                相手やお客様への優しさを表し、伝達する上で次の【目配り】【気配り】【心配り】【手配り】
                【身配り】【気遣い】【気働き】【心遣い】この8つの要素を欠かすことは出来ませません。

                1.目配り
                (相手やお客様の表情や心理状態や置かれた環境の隅々に至る迄観察察知する⇔観察察知力)

                2.気配り
                (相手やお客様の置かれた環境や物理的心理的状況を観察する⇔観察察知力)

                3.心配り
                (相手やお客様の心のポジション、現在の心理状態をいち早く察する⇔推察力)

                4.身配り
                (気を利かした身のこなし、立ち居振る舞い、押し付けがましくない態度と言葉、積極的な出迎えの仕草、
                身振り⇔自発的行動力・判断決断力)

                5.手配り
                (必要な処に人を配置、分担を決めて備えること。必要な連絡や段取りをすること。テハイ)

                6.気遣い
                (来店動機、目的、精神状態を配慮、推察する⇔洞察力)

                7.気働き
                (温かな口調、心の篭ったマナーでお客様に合わせ、積極的にお世話する⇔創造力)

                8.心遣い(相手やお客様の状態、心のポジションに合致した態度と言動⇔察知力、洞察力)


                優しく温かなおもてなしの心、スタッフの気遣いが自然に仕草、姿勢、歩行に表れます。

                いつでも、お客様や相手を優先し(After Youの精神)、お客様中心に目配り、身配り、手配りは
                勿論、気遣い、心遣いの表現伝達をすることは、優しさとお客様を大切にする心の現れです。

                「優しいおもてなし」は、心に温もりと余韻を与える【源】であり、「人原力」です。


                  ブログパーツ
                   

                  日本のおもてなしを表し伝える!

                  お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                  日本のおもてなし心を表す和紙

                  先ずお客様を慮る≒(客人)ファースト意識
                  ※【慮る】 の意味  出典:デジタル大辞泉
                  [動ラ五(四)]《「おもいはかる」の音変化。「おもんばかる」とも》
                  周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。「相手の体面を慮る


                  <活動の心得>

                  もてなす側(主人)⇒表現伝達スキル(会話など)・客人の目的理解・歓待意識・・・・など
                  もてなされる側(客人)⇒一見・人種・人数・男女別・年齢・期待興味度・目的・・・など
                  何時≒季節・時間・該当する時期の地域独自の文化・歴史・芸術など
                  何処で≒場所・種類(店/住宅)・広さ・スタイル(和洋他)・場を形成する層・公私別など
                  *日本のおもてなし⇒日本のこの(場・季節・エリア=地方・文化芸術・歴史・風習・伝説)
                                誰か・誰に・どうして(どんな目的で)・なにを(以って)・心を遣わす・どのように(どんな形)など。
                  このようなことをするには、観察、察知、洞察の活動として、
                  目配り気配り心配り気遣い・心遣い・気働きが必要です。
                  この六つはおもてなしや接客接遇で、各々の大変奥が深く、
                  相対するお客様や相手に心地良さをお届けする為にも、
                  ひとりの人としても大切なおもてなし心を表すスキルです。

                  <活動と能力>⇔私見に因る
                  目配り⇔記憶観察力
                  気配り⇔予知察知力
                  心配り⇔共感共有・推察力
                  気遣い⇔推測洞察力
                  ・心遣い⇔お世話想像力
                  ・気働き⇔予測創造力

                  ≪活動項目≫抜粋
                  ※前記した活動の心得の夫々をその時の状況に合わせて意識、言行や態度して表すこと。

                  1. お客様や相手に合せ、楽しく過ごして頂ける物と人との環境を作る(≒居住性)
                  2. お客様や相手の周囲のクリーン度(清潔度)を目配り(観察)し適切な対処をする
                  3. お客様や相手が必要な「モノ」と「コト」が何かをいち早く察知し、直ちに行動に移す
                  4. お客様や相手の状況、状態を観察すると共に適切な判断をし、行動する
                  5. お客様や相手の環境や立場に合致した態度、応対をする

                  6. 自分の大切な人に接する心や態度を心に描きつつ、お客様や相手に接し、応対する
                  7. 常に五感でお客様や相手の五感の満足を計る
                  8. 作らない自然な表情、何気ない言葉使い、わざとらしくない態度で接し、応対する
                  9. お客様や相手が今一番必要なことを素早く察知し、実行に移す
                  10. お客様や相手が何を望んでいるかを知ろうとする気配り気遣い心配りをする

                  11. その場の空気を読み、場合や場面に合わせた適切な態度、応対をする
                  12. 現在、今後のおもてなしやサービスの優先順位を会話やお客様の表情態度から探る
                  13. 常に顧客の目を意識した言動をするばかりか、態度に表わす
                  14. 立場転換の意識で考え、行動する
                   イ)もしも自分がお客様や相手の立場なら、どう受け止め、どの様に感じるかを思慮した言動、
                    好感を与えられる態度をする
                   ロ)お客様や相手の気持ちになって会話したり、聞いたりする
                   ハ)お客様や相手の気持ち(心)を汲むことに心配りする
                   ニ)お客様や相手の身になって、物理的な居心地を推察し適切な行動をする
                    (室温・嗅覚・座席・清潔・衛生、様々な不の解消=不安・不行届き・不潔・不備・不公平・不手際)
                  15. 会話や態度から其の場の状態を察知し、気配り心配りの言葉使いや行動をする

                  16. お客様や相手の周囲の人へも、気配り気遣い、心遣いをする
                  17. お客様や相手、周囲の人の心理状態とその変化を推察し、何気ない行動や言葉に表わす
                  18.お客様や相手の言葉、顔付き、目や声の表情の様子、態度行動から求めたり望んだりしている
                    物事を探知して適切な対処をする
                  19. 何故の心を持ち、お客様や相手を見る
                  20. 清潔感やその人の感性を感じられる適切な身嗜みで接し、応対する(礼を弁え襟・心を正す)

                  21. 整理整頓をし、整然を維持し美化に努める
                  22. 適時隅々まで行届いた清掃、しつらえをする
                  23. お客様や相手の置かれている環境や状況を定期的に目配りする
                  24. お客様や相手の目線で自分自身を見つめてみる
                  25. お客様や相手の心の所在、居心地を会話や態度から察し、必要に応じて適切な対処をする
                  ・・・・・など。


                  何時でも、心の感じられる【思いやり】を表現伝達の基礎である、
                  目配り気配り心配り気遣い・心遣い・気働きの心の活動を意識し、
                  常にこの夫々を意識して、態度や言行で示し伝えるよう努めることです。


                    ブログパーツ
                     

                     設えの「モノ」と「コト

                     お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                     設えのもの・こと

                     設え=(しつらえ)とは何を指して言うのでしょうか?

                     先ず、この「しつらえ」の意味を知る為にgoo 辞書検索してみますと、

                     設え=(しつらえ)と言う名詞は、しつらえること。
                     準備。「食事の—がしてある」「会場の—をする」「照明の—がない」
                     設える=(しつらえる)と言う動詞は、しつら・える しつらへる【設える】
                     1.ある目的のための設備をある場所に設ける。「広間に—・えられた祭壇」
                     2.部屋の内装や設備などを飾りつける。「王朝風に—・えられた客間」
                     このように載っております。

                     要約すると、「しつらえ」は、おもてなしをする側の方が、
                     相手と触合い接待するその場(空間)の目に入るものから、
                     見えないものに至るまでの演出やセッティングの総てを指していると考えます。

                     茶道においては、「しつらえ」は茶会に招く客に合わせた茶や菓子、器など、
                     お香から生け花・掛軸までに至るまでに必要とされる気配り、心配り、心遣いを
                     含めた総て準備を指していると考えます。

                     おもてなしには「モノ」と「コト」がありますが、
                     設えにもこの「モノ」と「コト」があると考えます。
                     その「モノ」は、目に見える物や料理、装飾品など、もてなす際に準備する物品であり、
                     一方の「コト」は、準備をする為に無くてはならない様々な思いやりの心であると考えます。

                     おもてなしの準備とも言える「しつらえ」をするために、
                     先ずもてなす側の様々な心の準備から始めます。
                     即ち、この心の準備は、「設えのコト」である、と私は考えます。

                     この「しつらえ」の心で最も大切なことは、もてなす側がもてなす人に対し
                     見返りや感動、感激、感銘等々を求めたり、望んだり、意識して行わないことです。
                     同時に、どの様にしたら、おもてなしの心がもてなす相手の心に通うのかを思い巡らすことです。

                     不思議なもので相手に見返りや感動を求めたり、望んだりして、
                     様々な「設え」をしたりするとその心が設えた様々な「モノ」に表れてしまいがちです。
                     即ち、もてなす側の人は、もてなす相手に対する思いやりや気遣い、心遣いの気持ち(心)を
                     強く意識しながら、ブレないで「設え」をすることがとても大切であると言うことです。
                     
                     このことは、茶道の教えにある『利休七則』、『和敬清寂』の中からも窺い知ることが出来ます。
                     この茶道の教えである二つ語句の中には、日本のおもてなしに限らず
                     接客接遇、ホスピタリティにも相通じることが多々あると考えます。

                     また中国の古文書?に、準備について次のような格言が残されていると記憶しております。
                     『君子以って事を為すには、始めを謀る(はかる)』
                     この格言は、「何事にも事前の準備を怠らず、確りと計画を練り上げてから事に当たるように」
                     という戒めを説いた言葉だそうです。

                     この中国の格言は、様々な物事を始める場合や年の初めを迎えるに際し個人生活の上でも、
                     サービス業やホスピタリティに関わる方々も忘れてはならない大切なことです。
                     設えという言葉は、おもてなしに比べあまり知られていませんが、
                     おもてなしや様々なサービスに関わる私たちが改めて見直すべき重要な言葉だと考えます。

                     まず、設えのスタートとも言える「コト」(=心の準備)について茶道の教えから紐解いてみます。
                     日本の文化である茶道には、おもてなしの場やサービス業界、ホスピタリティの現場に於いて
                     生かす(活かす)ことが出来る様々な教えが多くあります。
                     茶道の教えの一つである「利休七則」には、日本のおもてなしに限らず、ホスピタリティのおもてなし、
                     様々なサービス業態における顧客満足(CS)や余韻創りの為にも見直すべきことが多くあります。
                     様々な美しく綺麗な形やその場限りの感動?がもてはやされる中、
                     現在に至るまで日本文化として大切に育まれてきた数々の茶道の教えは、
                     今のサービスやおもてなしをより向上させる為にも再認識する必要があると考えます。


                      ブログパーツ

                       

                      おもてなしモノコト

                      お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                      おもてなし・折り鶴和紙

                      目に見えるモノ、目に見えないコト

                      日本独自のおもてなしを表現する言葉に、
                      リアルに五感で味わう「モノ」とバーチャルな心や個々人の感性である「コト」があります。
                      この「モノ」と「コト」が巧みに組み合わされ心身の活動を「日本のおもてなし」と言います。

                      具体的に言えば、
                      リアルな美しく盛り合されたお料理そのものが「モノ」であり、
                      お料理を調理した人の感性が表れる盛り合わせ、味付け、器の選択、
                      それを提供する客人の感性や味覚に合わせた環境(雰囲気)作りである設え
                      客人により美味しく召し上がって頂くための材料や器、召し上がり方の説明、
                      客人と心を通わせ合う会話、さり気なくなされる気遣い・心遣い・気働き、
                      何気ない五配り(目配り・気配り・心配り・手配り・身配り)の仕草や温かな表情
                      といった持て成す側の心を表すのを「コト」と言います。

                      この「コト」のひとつである設え(しつらえ)」と言われることの例としては、
                      日本の文化を味わえる茶道や旅館・ホテル、懐石料理店などで、
                      お客様や大切なVIPなどの方々をお迎えする時は心を込めて打ち水をし、
                      玄関に盛塩をして清め、お迎えし、客人の使われる部屋や茶室の床の間に、
                      もてなす客人に合せた季節感のある風情ある掛け軸などの装飾品を用意し、
                      時折々のお花を生けると言ったような総ての活動が「日本のおもてなし」です。
                      詰り、目に見えない設えの心があり成されて、初めて目に見える「モノ」に反映されます。

                      また、持て成す側(≒主人)は
                      「どうしたら客人に愉しんで頂け、満足感や余韻を心から味わって頂けるのか」
                      を思考し行うこと、即ち、もてなす側がさり気ない中に心を尽くした気遣いや心遣いを大切にします。

                      また、体験したことから別な例をあげてみますと、
                      古い歴史のある都内にある著名な一流ホテルに泊まった時のことです。
                      チェックインを済まして部屋に入り、ふと気付くと枕の上に折鶴が一羽置かれてありました。
                      まだ、その時はどういう意味で置いてあるのかな?と思っただけでした。
                      後日知ったことですが部屋をルームメイクする際に
                      「折鶴を折る時のように、部屋の隅々までキチンと心を込めて手入してあります」
                      と言ったホテル側のおもてなしのメッセージが一羽の折り鶴にこめられているのだと聞かされました。
                      部屋の枕元にあった日本古来の千代紙で折ったさり気なく置かれた一羽の折鶴は、
                      「和(日本)のおもてなしの心」の趣きを表現し、伝えているだと思います。

                      前記した例と異なった表現をするなら
                      モノ」に関する様々な不満やクレームの大部分は「コト」で解決出来ますが、
                      心が表れる「コト」に関わる不満や苦情は「モノ」だけでは解決、解消出来ないということです。


                        ブログパーツ
                         

                         心温かな日本のもてなしが味わえる!

                               行列の出来る印度料理店「シタール


                              お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                           おもてなし風鈴

                           ※これは、私見で書きます。シタール様は一切関係ありません。

                         〇日本「おもてなし」の心を感じた!

                         今年の一月、このブログからテレビや食の専門誌で行列の出来る専門料理店として
                         数多く紹介されている千葉市検見川にある印度料理店シタール様と御縁を戴きました。
                         お店に数回お邪魔しましたが、平日の午後3時過ぎでも行列が絶えない凄いお店です。

                         1981年に創業し今に至る35年の間、オーナー御夫婦が互いに支え合い、
                         お客様の心と目線で思考し、日々積み重ねて来られた独自の味と雰囲気は、
                         実際にお店で召し上がったことの体験のある人だけが実感し、理解出来ることです。
                         それは、お客様に料理の心をさりげなく表し、美味しく食して戴くために
                         何気ない目配り、気配り、心配りのある食の文化「日本のおもてなし」だと思います。

                         そのおもてなしは、お店がどんなに混雑していても、
                         本場印度カレー料理の味と心を生かしつつ、
                         日本のおもてなしの「モノ」と言われている
                         日本人の嗜好に合わせた独自カレー料理を、
                         子供さんから年配者に至るお客様に一人ひとりに
                         美味しさを味わい、楽しく召し上がって頂くために
                         「温かで親近感の有る態度」と店づくり(オペレーション)
                         様々な相手に合わせた「何気ない気配りのある接客と応対
                         即ち、日本のおもてなし「コト」がとても温かで親しみ易く表わされ、
                         店舗のある地域に密着し、大切にしているからこそ現在があると思いました。

                         一般的に、日本料理(和食)店や各種専門(多国籍)料理店などでは、
                         主に職人(板長・シェフ)と言われる調理師の心を反映させてお客様をもてなしますが、
                         シタールさんではお連れした知人をオーナーが心温かなもてなしをして下さいました。
                         そのオーナーの持たれる相手を大切になさることの表れと思われる、
                         ちょっとした何気ない気配り、手配り、心配り、心遣いが感じられる
                         心温かなお人柄がそのままお店の営業や接客応対に生かされていると感服致しました。
                         
                         また、人事や接客を担当なさっておられるオーナーの奥様から、
                         私達は、普通に笑顔で親しみ易く「いらしゃいませ」でお迎えします。
                         高級店のような「ようこそ」などの堅苦しく感じる語は使っていません。
                         このことも温かで親しみのある独自の雰囲気づくりに役立っていると思われます。

                         また、男性の若手社員からは「思いやりは大切ですね」とのひと言を聞きました。
                         今迄の体験でこの言葉は女性から言われることが多かったのですが
                         こう言ったことを言葉にして出せる先々楽しみな社員がいることはお店にとって大切な「人財」です。

                         シタールさんには「シタールの調べに載せて」というコピーがあるそうです。
                         一般的には、インドの民族楽器シタールの音色を思い浮かべますが、
                         私は、前記した食の「美味しい」への拘りや店造り、オーナー御夫妻の持たれている心、
                         スタッフのお客様への「思いやる心」とチームワークと言ったそれぞれが見事に調和し、
                         「心温かで親しみのある個性的なシタールならではの雰囲気
                         と言ったことがここでしか味わうことの出来ない独自の調べを創り出し、
                         人とお店の独特の雰囲気を指しているのではないかと、受止めております。


                         〇独自の小劇場でお客様をもてなす

                         ステージのある店

                         私なりの解釈ですが、何か主になる飲食物を提供するお店は
                         ステージと※かぶりつきがあり、味や雰囲気を堪能できる客席が必要だと考えます。
                         (※かぶりつき=舞台にかぶりつくようにして見るところから劇場の最前列の客席)
                         飲食物を提供する際、お客様の美味しいを見た目、聴覚、芳香が味覚を生み出します。
                         即ち、お客様へ高い五感満足度を与えることが、結果としてリピーターを作り、行列になると考えます。
                         
                         シタールさんには、お客様に楽しんで頂ける劇場にピッタリな気配りの一杯の待合室
                         調理場(インド人の親しみのある笑顔が外から見えるオープンキッチン)
                         カウンター席(かぶりつき)・カレーをゆっくり味わえる客席があります。
                         以前、喫茶から珈琲専門店変更時に委託され、後に著名店になったお店の時も
                         同様に劇場をイメージし、嗜好品故に特に欧風の食器や耳に優しい音響設備にしました。


                         【印度料理シタール】は此方です。

                          ブログパーツ 
                           

                           サービスホスピタリティ&日本の「おもてなし」を紐解く

                           お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                           サービスと日本独自のおもてなし和紙枠

                           広く知られている「サービス」の語源はラテン語 Servitus(セルヴィタス・サーバス)意味は「奴隷」です。
                           サービスは「奴隷」の語源の通り、サービスを受ける側、即ちお客様を主であり、
                           そのお客様に触合い接し、一定の行為(お世話・奉仕)を提供する側が従と考えられます。
                           大きく捉えるとサービスは、画一したものであり、マニュアルなどである程度の基盤が作れる活動です。

                           一方ホスピタリティや日本の「おもてなし」は、もてなす側ももてなされる側の人も様々で、
                           サービスのようにこれと言った画一した活動決め事の作れないものであると言えます。

                           また、サービスとおもてなしの違いは、サービスは基本的に主従関係が主になり行われますが、
                           おもてなしは、主客一体の心である受ける側と与える側とが置かれている立場を
                           お互いに認め合い、慮る(オモンバカル)ことから行われると言うことなのです。

                           当然、もてなす側の人も、もてなされる相手も違うわけですから、
                           その都度おもてなしの心の表現や伝達方法が違って来ます。

                           ホスピタリティのおもてなしと日本独自のおもてなしの違いは、
                           共に、お世話する活動がある「行動様式」は同様ですが、
                           日本のおもてなしは、客人を「もてなす心」を目に映る物や形に込める点が異なります。

                           即ち、「日本のおもてなし」は、主客一体で「モノ」と「コト」を以って客をもてなす
                           「ホスピタリティ」のもおもてなしは、お客様を主にし奉仕・お世話する心でもてなす
                           と言った「行動様式」にあると考えます。

                           「日本のおもてなし」の行動様式は、
                           「表なし」の言葉に表現されているように表面に出さない控え目なものであり、
                           同時に、相対する人への侘び寂びの心を内に持ち、相手に余計な気遣いをさせないよう、
                           気付かない処でさり気なく配慮(心配り・気配り)をすると言ったことに現われています。
                           このようなことが、「日本のおもてなし」と「ホスピタリティのおもてなし」の相違点かと考えられます。

                           最近は、パフォーマンス豊かな目に見えるおもてなしの主流になり、
                           さり気なくなされる「日本のおもてなし」の影が薄くなっているようにも感じます。

                           毎年増加している海外からの多くの旅行者の皆さんは、日本独自の文化や
                           「日本のおもてなし」を、肌で直に感じ味わってみたいと思い来日されると聞きます。
                           私達は、20年のオリンピックの成功、我国の経済の活性化のためにも
                           日本独自の文化である「おもてなし」を重んじる必要があると考えます。

                           この「日本のおもてなし」は、世界に誇れる日本独自の文化であると言う自覚を持つと同時に、
                           現在の核化少子高齢化社会において、失われつつある周りの人々との繋がりを深めるためにも、
                           「日本のおもてなし」の心である「思いやり」をもっともっと日本人の心に息づかせる為にも、
                           その心を個々人か理解し修めると共に、拡散活動は今後の日本にとても大切なことだと思います。

                           

                            ブログパーツ
                             

                             おもてなし、接客業での

                             お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                             守破離 守を紐解く枠

                             人に関わる接客・接遇、おもてなしでのの解説・解釈は、
                             今迄のように「」は、基礎である物事を型通り(形・真似)にすること。
                             型通りにしていては対応出来なくなるので、型(形)を突する「」の段階に入る。
                             「」は、型に嵌ったことをる為に努力精進し、破ることである。
                             と言うことだけでは様々な情報が溢れる現代社会においては
                             個々人の心に充分に落し込めないと思われます。

                             そのためには、接客・接遇、おもてなしの世界での
                             「」に該当する基本や基礎となる形(型)を身に付けると同時に、
                             修得に必要とされる熟語=言葉(おもてなし・挨拶・お辞儀・姿勢・接客用語など)の語彙、
                             その知識(※五原)を理解認識することであると考えます。

                             例えば挨拶に当て嵌めてみると、
                             「互いに相手の心を押し開く、迫る」と言う意の語彙≒原因・誘因・動因、
                             「互いとのやり取りをして相手の程度を知る」ことが原義
                             「生活や仕事する上での様々な人間関係の基となる」ことの原点
                             「相手の目を見て伝わるようにハッキリした口調でする」、などと言った原則
                             「人と触れ合う上で当たり前のことをする」ことに当たる原理
                             このようなことです。
                             また、私見ながら接客・接遇、おもてなしの世界での「守破」は、次のように解釈します。

                             「」は、作法を学びそれを真似する、見習い中=半人前。
                                  或いは自律的に遂行できる ☞ 一人立ち。スタートラインに立つ。

                             「」は、与えられたことを自分なりに改善し個性化出来る ☞ プロフェッショナル。

                             「」は、新たなモノやそのモノを楽しむコトを創り出す ☞ パイオニア。

                             個々人の個性、感性が問われる社会におけるプロの接客・接遇やおもてなしでは
                             必要とされる【心の基礎知識(←原点回帰)】の理解し、修得することこそが「守」から「破」へ
                             さらなる「離」に繋がると考えられます。


                             (参考)「五原」と現場・現物夫々の意味
                               ※五原=原義原点原因原則原理

                              【原義】=その言葉が本来持っていた意味。元の意味。原意=もとの意味。本来の意味。
                              【原点】=物事を考えるときの出発点。
                                  ※原点回帰=自分が原点であると思った場所に帰ること。初心に戻ること。
                              【原則≒法則】=多くの場合に共通に適用される基本的な決り。
                                    顧客やクライアントの立場に立ち、顧客目線・顧客意識で見たり考えたりすること。
                              【原理】=事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。
                                    不の要素を引き起こすメカニズムや製造・販売条件、製造・販売環境などの多角的に機能を知り認識すること。
                              【原因】=ある物事や、ある状態・変化を引き起こす元になること。また、その事柄。

                             ★【現場】
                              実生活上での【現場】(生き様)に於ける、己の心・技・体の現況、現状を確り見つめ、
                              有りの侭に正確に把握し、生きて行く中で起きている事実を【原義・原点・原因原則原理】の五つの要素で
                              思考、分析し今の自分に合わせて適切な対処対策を考えて、重視度(優先順位)つけ実行に移す活動をする。

                             ★【現物】
                              己の心・技・体の【現物=知情意の知】の姿、現況、現状(状態)を正確に把握し、
                              その現実を【原義・原点・原因原則原理】の五つの要素で思考、分析し
                              今の自分に合わせて適切な対処対策を実施する。


                              ブログパーツ

                               

                              おもてなしの「」「」「

                              お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                              守破離もてなし

                              おもてなしの原点である茶道を始め、花道、書道の世界では、武道が発端と言われている、
                              様々な修行の過程(プロセス)を、修得状況に応じて「」、「」、「」の三段階に分けています。

                              」は、基礎である物事を型通り(形の習得)にすることであり、それが一通り出来ようになると、
                              型通りにしていては対応出来なくなるので、型(形)を突する「」の段階に入るということです。
                              この「」のプロセスでは、テキストやマニュアル、ルールと言ったものが必要であると考えます。

                              」は、文字通り「破る」「打破」「突破」することであり、
                              即ち型に嵌ったことを破る為に努力精進し、破ることであると考えます。

                              型(形)を破ることは、そう簡単には出来ません。
                              」の段階をきちんと踏んで来ない人に対する考え方であるとも思われ、
                              「守」を会得した人だけが「破」ことができると言ったことを指すと考えられます。
                              ちょっと考えると何でもないことのようですが、それは「守」の段階をふまない人の考えることで、
                              本当に「守」の型に嵌った人が、それを破るということは実に容易でないことです。
                              「破」の段階を会得出来るようになって、最後に「」の段階(プロセス)に入ります。

                              」とは、先ず「守」ことを習得、会得し、次に「破」かられることを指します。
                              即ち型通りにする時には、型(形)通りに行い、必要に応じて型(形)を破り、
                              相手やその場その時に合わせて変化させて使い別けることです。

                              簡単に私見を交え「守」、「破」、「離」を説明しましたが

                              これを「おもてなし」や「接客」に置き換えますと、

                              」は、基礎とも言える作法やマナーと言われる所作を指します。
                              」は、会得した作法やマナーを自分の個性や環境に合わせ自分なりにアレンジする。
                              」は、相手に合わせた独自独創性おもてなしが出来る、応用力を指すと考えられます。

                              この「守」「破」「離」の意識を確り備え、相手を心からもてなすことは、
                              様々な場や人への心からのおもてなしとその余韻を与える為にも、とても大切です。
                              何らかのご縁で、出会い、触合い、お世話し、もてなした方々に、

                              もう一度この場所(店)へ来たい、

                              この人に会いたい、

                              大切な人・知人・友人を連れてきたい

                              この人の作ったものをもっと味わいたい、

                              またこの雰囲気を味わいたい、

                              この人と会話したい、

                              この人だから買いたい、

                              この人の感性を、学び身に着けたい

                              この人から情報を聞きたい、

                              素敵なお店だったら誰かに話したい


                              と言う気持ちが生まれます。
                              言い換えれば、この人に(この店で)「もてなして貰いたい」と言う余韻をお客様やもてなす相手の心に
                              生まれさせ残せることが出来るか、ということがとても重要なポイントなのです。

                              この余韻作りは、顧客確保、自社(店)と自らの独自性、独創性のあるブランド創り(ブランディング)にも欠かせません。 

                                ブログパーツ
                                 

                                 主客一体の心で「以て成す」

                                 お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                 おもてなし主客一体

                                 茶道に於ける、おもてなしの根底にあるのは「主客一体の心」です。

                                 この主客一体の心は、茶道に限らず、通常の人間関係にも合い通じることだと思います。
                                 即ち、思い遣りの心、立場転換、※1.自他一体などの心にも同様なこと必要であると解します。

                                 茶道の根底には、「主客分離」を前提とした欧米的な「サービス」の精神とは異なった
                                 「主客一体」という禅の思想が根付き宿っていると言われています。
                                 それは「主客分離」を前提とした欧米的な「サービスの精神」とは全く異なった考え方です。
                                 おもてなしは、招く主(ホスト)と招かれた客(ゲスト)へ一方的に行うものではなく、
                                 招く側と招かれる客が共に協力し合い一体となって、創り上げるという意味です。

                                 其処には、主と客(≒※5.主体と客体)の間に、
                                 その時に生み出される文化・芸術に対する互いの共感を持ち合うことが必要とされます。

                                 主客共に相手を思いやり、お互いの心が共鳴し合ってこそ、
                                 主人=亭主(ホスト)と客人(ゲスト)がおもてなしの場を共有し、
                                 一体感を感じ、すばらしい文化・芸術を生み出すことが出来る。、
                                 これを茶道では※2.「一座建立」と言います。

                                 茶道に於いて、
                                 もう一つ大切なのは安易に語られることが多い「一期一会」の思想を表わす言葉ですが、
                                 本来は「人との触合いは唯一度の出会いと覚悟し、そのひと時に思いを込め、心を込めて過ごす覚悟」
                                 のことを指しております。

                                 そして、その覚悟を本当に掴みたいなら、人生の諸行無常と言われる無常観や
                                 死と言うものを直視する死生観を確りと掴み取ることが求められると言われています。

                                 それ故「おもてなし」の精神は、人間としての深い精神的修養によって身に着けられるものであり 
                                 ビジネスの世界で「おもてなし」を語ることは、
                                 「日々の仕事を通じて己を磨き上げる」と言う
                                 日常的な思想を真摯に行うことを意味するとも捉えることが出来ます。

                                 また、茶道でのこの「一期一会」は、「主客一体」と※3.表裏一体】の言葉として語られています。

                                 この「主客一体」は似たような表現として、※4.主観と客観を一体化するとも言われます。
                                 意識のあり様を確かめることで、客観的な見方を意識的に出来るようになります。


                                 ※1.自他一体

                                 自分と他人の真の一体感の獲得は、そう容易いものではありません。
                                 誰もがそうありたいと願いながら、自他一体ところに、人間の生き方の面白さがあります。

                                 ※【自他】大辞林より
                                 
                                 (1)自分と他人。自分側と他人側。
                                 (2)あれとこれ。あれこれ。

                                 ※2.一座建立
                                 =茶道では、主と客が一体となってその場をつくるあり方を「一座建立」と言われています。

                                 ※3.表裏一体
                                  =相反する二つのものが大元では一つであること。二つのものの関係が密接で切り離せないこと。

                                 ※4.主観と客観
                                 
                                 日常生活で人は主観と客観の区別を意識しません。
                                 主観と客観は別々にあるのではなく分かちがたく、単純な対立関係にはありません。
                                 主観と対象との関係を超えることで、客観に至ることができるのです。
                                 主観的な見方は誤り易く、しばしば人と衝突しますが客観的な見方なら
                                 公平に、誤りに気づかせてくれます。
                                 しかし、主観は悪で、客観が善だとの対立にはなりません。
                                 人の物事の見方として、時々の意識の取る位置に関わります。

                                 ※5.主体と客体
                                 
                                 主体(subject)と客体(object)
                                 主体は、人の心とも言える意識「コト」を言い、自らが他者の感覚(感性)を受け取るもの。≒主観。
                                 客体は、「モノ」とも言われる自らの感覚(感性)を通して知ることが出来るもの。≒客観。
                                 主体と客体は、このような人の社会の有様を捉える心と身体との区別を表わす枠組みです。


                                 茶道に限らず、日本のおもてなしでも「主客一体」に求められるのは、
                                 主人(亭主)の客人を心から思いやる心と様々な物事を受止め判断する感性、
                                 客人の主人の様々な想いを受止める感性、お点前を有り難く頂き味わう感謝の心、
                                 互いがこういったことを弁えて「心の通い合い」を楽しむことです。


                                 

                                  ブログパーツ
                                   

                                   (5)おもてなしの心の表現と作法

                                   お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                   もてなし和柄小

                                  現在の社会で日本のおもてなしを表現する代表的なこととして、
                                  サービス業と言われる接遇接客と客人を歓待すると言ったことがあります。
                                  サービス業接客接遇は、様々な場や場面で人をもてなすこと、応接すること、接待することで、
                                  一般的なおもてなしは、日常の人との触合い、会社、店や家庭へ、訪ね見えたお客様に対し、
                                  その相手に合わせて応対し、訪問者やお客様を歓待、接待することです。

                                  また、日々、触合う人々、大切な人、お客様に対する扱い、待遇とも言われています。
                                  接遇接客に共通することは、「おもてなしの心」と、その心を伝え現す会話、行動や態度です。

                                  もてなし」の語彙は、「モノ」を以って成し遂げるという意味があります。
                                  この「もてなし」に、美化語の「お」を付けた言葉が「おもてなし」です。

                                   もてなしには形として目に見える「モノ」と、
                                   目に見えない心や意識を指し示す「コト」とがあります。
                                   「コト」は歌舞伎の舞台に例えると、黒づくめの衣装の
                                   「黒子の心」を以って表現する「態度」「言動」を指しています。

                                   詰り、お客様相手に接客接遇する際の心得として、
                                   お世話や気遣いを影の様に行い、接することなのです。

                                   この表に見えない裏の「コト」=『』こそ、
                                   おもてなしに最も大切だと常に意識しておくことです。

                                   また、もてなしは表裏なし、つまり表裏のない気持ちで相手やお客様を迎えることを意味します。
                                   それは、裏表なしと、表なしの二つの意味を持つとも解釈出来ます。

                                   表は実際に目に見える形である「モノ」を指し、目に見える様々な形や言動、
                                   裏は「コト」を指し、日々触合う人々、大切な人、お客様に接するスタッフの言行の
                                   裏に隠された「思いやる心」で接し、相対することを意味しています。

                                   古より日本人は、とても几帳面な国民性があり、
                                   誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、
                                   人に強い存在感や不快感を与えない程度の距離を保ちつつ、
                                   相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずにさり気なく接し行い、
                                   互いが良い人間関係を作ることを常に心情にしています。

                                   これを舞台で言えば、「黒子の役割を果たす心構え」であり、
                                   この表に見えない裏の心「コト」こそ、「日本のおもてなし」に大切なのです。

                                   この「裏表なしの心」は、飲食業ばかりではなく全ての接客接遇に当て嵌ります。
                                   「おもてなし」の「表」と言われる目に見える情報(表情、言葉遣い、お辞儀、姿勢、態度) は、
                                   かつて私達が先輩の背中を見て身に着けて来た時代と異なり、
                                   現在は多種多様な情報や形の表現の手引きとしてのマニュアル等を、
                                   ネットやコンサルタント、インストラクターと言われ方々等を通して得られ、
                                   一定のレベルまでは身に着けられる時代になりました。

                                   しかし、もてなし、接客接遇をする個々人の個性に見合った「おもてなし」の「コト」の
                                   伝達や表現に必要な「心の持ち方」それを表現するための「方法」まで学ぶことは、
                                   他の人間や情報からの知識や教え、情報だけでは到底出来ません。

                                   おもてなしの場においては、もてなす側、もなされる側は十人十色でありこれと言った形はありません。
                                   形の決まった型通りマニュアルでは日々触合う人々、大切な人、様々なお客様にピッタリ合った、
                                   心の通い合う「本物の日本のおもてなし」は到底出来ないことなのです。

                                   この様な触合う相手の個性に合ったおもてなしの仕方、接する人々に合ったおもてなしの
                                   表現や伝達が、大切な人やお客様の心を動かし、感動、感銘や余韻を与えられるのです。

                                   現在のこの厳しい時勢を乗り越える為には、この隠された裏の心「コト」を大切な人やお客様に表し、
                                   お伝え出来る「思い遣り」や「感謝の心」の感じて頂ける温かなおもてなしとその余韻が重要です。

                                   優しい目線、柔和で温かな表情で相手やお客様を観察するのみならず、常に相手やお客様の
                                   立場に立ち気遣いし、何らかのアクションがある前に、さり気ないお世話や自然なサービスの提供
                                   をすることは、あなたにしか出来ない「日本のおもてなし」なのです。
                                   その為にも日々触合う人々、大切な人、お客様の心理を察するために、
                                   いつもと違うちょっとした仕草や僅かな表情、目の動きなどの変化から、
                                   相手やお客様の心を察する鋭い察知力を身に付ける必要があります。
                                   言換えるなら日々の人との触れ合いから「感受性」を磨くことです。

                                   おもてなしの心の通い合いは、この様な表に出ない影の役割をシッカリ果たすことです。
                                   別な例えですが、茶道で大切な人やお客様をもてなす際、季節感のある生花、
                                   もてなす相手の個性に合わせた掛け軸、絵や掛け軸、茶器、御香、菓子など具体的に
                                   身体で感じたり、目に見えたりする「モノ」と、もてなす側の人が相手を思いやる
                                   言葉、表情、仕草など、その場で瞬時に消えてしまう目に見えない心の「コト」があります。

                                   日本のおもてなしは、相手やお客様に思いやりを、裏表の無い心「モノ」と「コト」で伝え、
                                   触合う相手と心をひとつにし、誠実に奉仕の心で伝えることで、、一期一会の精神と同様です

                                   夫々の相手やお客様の個性に合わせたもてなしの仕方、触れ合いの中で表現や伝達が、
                                   大切なお客様の心を動かし、感動、感銘や余韻を与えるのです。

                                   それは、相手やお客様を敬い、もてなす側の偽りのない心を表し伝えるおもてなしなのです。
                                   触合い接する相手やお客様に対し、お陰様で、ありがたい、と思う裏の「コト」の心を以って、
                                   心の通うおもてなしをすることが、もてなされる方の心に感動や感銘、余韻を与えます。

                                   このような日本のおもてなしの心を表わし、伝えるための形として様々な作法と言われるものがあり、
                                   それは相手やお客様への思いやりを表現し伝える日本独自のおもてなしを表現します。
                                   おもてなしは、先ずこの作法を学び知り、修得することから始まります。

                                   一方では、自分をより良く表現するための様々なパフォーマンスや意識が重んじられ
                                   接客やおもてなしの場で、過剰とも言える演出、周りの人の目を意識し過ぎた行動や所作、
                                   わざとらしさが見え見えの作り笑顔、と言ったことを平気でする社会になってしました。
                                   改めて夫々が世界中がクールと評価する文化を備えた日本人であることの自覚を持ちたいものです。

                                   

                                    ブログパーツ
                                     

                                     (4)「おもてなし」(=物づくり)に必要とされる能力

                                     お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                     「おもてなし」に必要とされる能力brown
                                      (以下の内容は、日本の物づくりにも言えます)

                                     日本人は、不完全美という美意識(感性)を持ち、侘び寂びや儚さや不完全さを
                                     受け入れる感性(感受性)を備えている民族だと、古より言われて来ておりますが、
                                     現代社会を担う若手の方々には個の感性が薄れつつあると受けとめられることがあります。
                                     日本のおもてなしを学び知ることは、その感性を育て磨く為にも大切なことです。
                                     不完全美は、諸行無常・苦悩・自然の中にある空虚さを指す仏教の教えからの概念であり、

                                     また、古くからの「侘び寂び」の感性が関係している、と私見ながら考えます。
                                     そして、そのおもてなしの「心」は、相手や物を思いやり、それを慈しむ(≒愛する)心です。
                                     それは日本人の持合わせている目に映らない「コト」の何気ない優しさであり、常に相対する人、
                                     ものに寄せる思いやり慈しむ心です。

                                     こう言ったおもてなし不完全美は、世界中からクールと呼ばれている日本独自の文化です。
                                     少子高齢化社会に入り、今後の社会を担う人達に「感受性(≒感性)」、「分析力」、「応用力
                                     と個々人の「個性」や「意思表現力」が足りないと思われることを体験しています。

                                     中でも「感受性」、「分析力」、「応用力」は、おもてなしやサービス業で特に必要な能力です。
                                     おもてなしや接客を始めとしたサービス業や人との触れ合いで重視されるのは、
                                     夫々の地域社会や日々触れ合う千人千様な人々、その人や自然界から体験する
                                     想定外の活動や事態に、適切に対応(応対)対処できる「個別対応能力」、
                                     即ち、相手が何を欲しているのかを察知洞察する感受性(≒感性)と、
                                     それはどうして起きるのか、何が原因なのかを適時、適正に分析出来る分析力
                                     それに対して自分の置かれた立場でどう対応するかと言った「応用力」です。
                                     (備考) 能力について夫々の解説は省きました。

                                     ※この三つの能力をマニュアル化することは基礎的なことしかできません。


                                      ブログパーツ 
                                       

                                       (3)日本独自の文化「おもてなし」を紐解く

                                       お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                       持て成す16-7和紙

                                       日本独自の「おもてなし」は、お客様や大切な人を心地よくお迎えし、
                                       心を通わせ合う心の持ちとそれを表す態度、言動を指します。
                                       それは日本人独特の持つ、相手に気遣わせないように配慮したきめ細やかな思いやる心
                                       様々な伝統文化や自然環境などが融合して創り出されたものです。

                                       現代社会は、人が人を大切にする時代ではなくなっているのではないかと
                                       思われるような悲しい事件が相次いで起きています。
                                       人間関係が希薄になり、人と人の繋がりが薄れつつある個の社会になった現在、
                                       「おもてなしの心」は社会生活、家庭、学校、職場などの人の関わり合いから、
                                       改めて、人が人を大切にする心を気付かせ、蘇らせてくれます

                                       それは、このような今の時代だからこそ誰もが気付かなければならない「日本の心」です。

                                       日本人の「おもてなしの心」の基盤には、誰に対しても自然に親切にする意識があります。

                                       この意識は日本人の特性とも言える「人の目・思惑」を気にする国民性から生じることかも知れません。

                                       また、日本人は、とても几帳面で相手を思いやる優しい心を持ち、人に不快感を与えない
                                       程度の距離を保ちつつ、良い人間関係を作ることを常に心情にしている国民性があります。
                                       このようなことが日本の文化である「おもてなし」の『礎』になっているではないかと考えます。

                                       同時に、一期一会の心である、その時、その場において、
                                       そこで会した人々が二度と会うことの無いであろう出会いの機会として、
                                       一瞬一瞬大切にし、出会った相手を敬い、思いやりの心で触合い、
                                       接する一期一会も「おもてなし」に欠かせない大切なことです。

                                       一方、「おもてなし」は、触合う相手と互いが思いやりの心を持ち、互いの心が通い合う関係が
                                       『礎』になるとも考えることが出来ます。

                                       茶の湯の世界で亭人と言われるもてなす側とお客様は対等であり、
                                       亭主は自らの心を清浄にし、相対する人やお客様との隔たりを取払い、
                                       相手を敬い無心で向き合う心が「おもてなしの心」です。☜主客一体

                                       この「おもてなしの心」を持ち、お客様や大切な人に敬意と思いやりの心を持ち=「コト」、
                                       具体的な行動、態度や物(環境)=「モノ」で表現し伝えることです。 

                                       【コトを以ってモノを成す☜もてなす

                                       日本の「おもてなし」は、上記した「モノ」と「コト」を以って、もてなされる側である
                                       お客様や大切な人に対し、もてなす側が最大限に提供出来ること、どのような場所で、
                                       どのような形で、どのタイミングで自然な姿で提供できるのかを、目配りや気配り、
                                       心遣いと共に深く思慮し、温かな心と誠心誠意のある態度で実行することです。

                                       日本の「おもてなし」は平安、室町時代に発祥した茶の湯から始まり、客や大切な人への
                                       気遣いや気配りの配慮意識が築かれてきた世界に誇れる独自の文化です。
                                       「おもてなし」の歴史を紐解きますと、平安時代に貴族同士の間で生まれ、
                                       侍の時代になった鎌倉や江戸時代へと引き継がれ一般の人々の間に広まり始めたのは、
                                       江戸時代に多くの人達が信仰と娯楽を兼ねてお伊勢参りが盛んになってからのようです。
                                       お伊勢参りのために、全国各地から旅してきた農民、商人、職人などの方々を、心の底から
                                       温かくお迎えすると同時に長い旅をしてきた人達に心地よい接待をすることによって、
                                       一般の庶民の間にまで「おもてなし」が広まったと言われています。 

                                       遠くから来た旅人のお世話し、身分の上下の隔たりなく温かく迎え入れ接待すると言う意味では、
                                       日本のおもてなしはホスピタリティの心に近いのではないかとも考えます。
                                       また、相手を立てるという意味ではサービスにも相通じるものがあると考えます。
                                       日本独自の文化と言われる「おもてなし」は、ホスピタリティサービスと多少異なると考えます。



                                        ブログパーツ
                                         

                                         (2)心と型(所作)を身に付ける

                                         お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                         日本独自のおもてなし2

                                         日本文化と言われている「おもてなし」は、人間性に依る処が大変多く、奥が深いのです。
                                         この日本独自の「おもてなし」を修得するためには、様々な手段があります。

                                         中でも一番知られているのがもてなしの原点、お伊勢参りの旅人に、
                                         一杯のお茶を出したことが始まりと言われている茶道です。
                                         この茶道や懐石料理・和食は、対人関係でのおもてなしの心と技を修められます。

                                         対人関係に生かされる日本独自のおもてなしの修得は先ず、
                                         型 (マナー・作法・所作・仕草)の形を基礎から身に着けることと言われてきましたが、
                                         流れの速い現代社会では、何のために修めるのかと言う目的を明確にし、その目的に
                                         見合った知識を選択して学び知ることも必要とされます。

                                         例えば、和食なら原材料の生産地、生産者、使うまでの経緯、味の特長、調理法、
                                         調味料、水、酒類、食器類(陶器やグラスなど)、季節の草花、お香、店の歴史など、
                                         と同時に和食のマナー(型)と作法、心の表現、自分の個性を仕草に生かす方法。

                                         夫々の作法を身に着け乍らこのような知識を知り、各個人の資質や心、T.P.O.に
                                         合わせた「おもてなし」の表現と伝達の方法を身に着けて行くことが大事です。

                                         【修得と知識のキーワード】

                                         imagesCADRA9LI.jpg

                                         1.[ ] おもてなしの語源
                                         2.[ ] おもてなしの「モノ」と「コト」
                                         3.[ ] 目に映るおもてなしとは?(リアル)
                                         4.[ ] 目に見えないおもてなしとは?(バーチャル)
                                         5.[ ] おもてなしとサービス&ホスピタリティの心と違い

                                         6.[ ] 日本の文化「おもてなし」の特長
                                         7.[ ] 不完全美とおもてなし
                                         8.[ ] おもてなしの心とは?
                                         9.[ ] 日本人の国民性を認識する
                                         10.[ ] おもてなしと思いやりの関係

                                         11.[ ] 少子高齢化社会で生かされるおもてなし
                                         12.[ ] 主客一体のおもてなし
                                         13.[ ] 一期一会とおもてなし
                                         14.[ ] 和敬静寂とおもてなし
                                         15.[ ] おもてなしの侘び寂び

                                         16.[ ] おもてなしと守破離
                                         17.[ ] 利休七則に於けるおもてなしの心
                                         18.[ ] おもてなしと茶道(茶事)
                                         19.[ ] おもてなし作法とマナー
                                         20.[ ] おもてなしとビジネス(営業)の関係

                                         21.[ ] 日本料理(茶懐石・和食)のおもてなし
                                         22.[ ] 家庭でのおもてなし
                                         23.[ ] 大切な人へのおもてなし
                                         24.[ ] おもてなしと設え
                                         25.[ ] おもてなしの余韻と感動
                                         ・・・・・など。

                                         

                                          ブログパーツ 
                                           

                                            (1)おもてなしの語源と特質を紐解く

                                           お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                           日本独自のおもてなし

                                          おもてなし語源

                                           『おもてなし』は、「もてなし」に丁寧語「お」を付けた言葉です。
                                           「もてなし」の語源は「モノを持って成し遂げる」という意味です。
                                           別に、お客様に応対する扱い、待遇とも言われています。
                                           
                                           「おもてなし」のもう一つの語源は「表裏なし=表裏一体」、
                                           詰り表裏のない「心」でお客様をお迎えすることです。
                                           接客業、サービス業の限らず、生活の場、すべての家庭、人に言えることです。

                                           「おもてなし」には目に見える「もの」と、目に見えない「こと」があります。
                                           この「もの」「こと」を、お茶の世界で例えますと
                                           主客一体の心の元、お見え頂いた「お客人」をもてなす際に、
                                           季節感のある生花、お迎えするお客様に合わせた
                                           掛け軸、絵、茶器、匂い(御香)などで雰囲気づくりとその設え
                                           具体的に身体全体で感じ取れる、目に見えるリアルな「もの」、
                                           もてなす人の瞬時に消えてしまう蘊蓄、言葉、表情、仕草など、
                                           目に見えないバーチャルな心を「こと」と言いあらわしています。

                                           日本の懐石(茶懐石)料理での「もの」には上記した意外に、
                                           お飲み物、料理やお菓子(デザート)が加えられ、
                                           もてなし(接客)時にもお客様の五感を取り巻く、
                                           全ての「もの」の知識(グラス、器、料理、素材、生産地、デザート、由来、等々)
                                           と共に、その場、その時のお客様(客人)の状態を身体全体から素早く観察察知し、
                                           目配り、気配り、手配り、身配り、気働きなどの動作で応える気遣い、
                                           相手の心と心身の状態を意識した心配り、何気ない心遣いをし、
                                           お料理を楽しんで頂く会話や日本ならでは独自の文化の心
                                           「和敬清寂」「侘び寂び」「一期一会」などの余韻を客人に与えます。


                                           〇サービス&日本とホスピタリティのおもてなし-まとめ

                                           それぞれの特長と特質をまとめてみました。
                                           サービス・おもてなし(ホスピタリティ・日本)和紙


                                            ブログパーツ
                                             

                                            おもてなしに求められるスキル&マインド

                                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                            おもてなし日本のおもてなしを伝える


                                            日本独自のおもてなしには、様々なスキル(臨機応変なテクニックの応用力)と
                                            もてなす人独自の豊かなマインド(感性含)が必要とされます
                                            以下、日本のおもてなしに必要とされるスキル&マインドの主なものを記します。


                                            求められるスキルの色々

                                            1.会話力 
                                            滑舌/声の表情/相手に合せた言葉の選択/敬語/季語など

                                            2.表情・目付き
                                            笑顔/表情筋の使い方/平静(冷静)/様々な目付き

                                            3.姿勢 
                                            身体と心(取組)

                                            4.歩行 
                                            観察巡回/状況に合った足の運び/自然な歩行/前後左右の歩行

                                            5.動作 
                                            自然なさり気なさ/何気なさ/空間管理力

                                            6.作法・礼法(所作&仕草)

                                            7.様々な情報&一般知識

                                            8.茶道に関する基礎知識と応用法

                                            9.様々な芸道の知識と知恵

                                            10.日本の歴史と文化の認識

                                            11.儒教仏教の知識

                                            12.もてなす環境の認識・・・・・など


                                            ※このようなスキルを総てを身に着けて「おもてなし」を致しましょう。

                                             必要なマインド

                                            =おもてなしの原点「思いやる心」の理解と認識

                                            =主客一体⇔客人と対等⇔心を一つに共感⇔互いを思いやる心
                                             (➜心の位置→互いの立場や心を理解する)

                                            =日本文化の知識と認識

                                            =直き心⇔客人を素直に受け入れる

                                            =四季折々に合わせてもてなす

                                            =主客共にもてなしを楽しむ

                                            =マニュアルは存在しない(個々人のもてなしに関した)

                                            =しつらえ→事前の情報収集

                                            =個々の個性と感性⇔今の個の時代に適合する

                                            =自ら考えて配慮、行動
                                            =奥ゆかしく控えめな態度

                                            =もてなすモノやコトの様々なうんちくを提供(蓄えた深い学問やモノの知識)

                                            =自然を重視→何気ない自然な姿⇔侘び寂び

                                            =目に見えない気配り・心配り・手配りの仕草と心構え

                                            =臨機応変な所作

                                            =不完全美の追求

                                            =基礎の作法、心得を重視

                                            =客人への礼節を弁える

                                            =様々な日本文化を織り込みもてなす

                                            =一期一会の心

                                            =和敬清寂の心・・・・・など


                                              ブログパーツ
                                               

                                              日本独自の「おもてなしの心」色々

                                              お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                              心を通わす、真心のおもてなし

                                              以下、「日本のおもてなし」に必要とされる様々な「心」を取り挙げてみました。
                                              1. 日本の文化歴史を理解する心
                                              2. 森羅万象の中に「ものの哀れ」を感じ取る心
                                              3. 諸行無常の心
                                              4. 一期一会の心
                                              5. 侘び寂びの心

                                              6. 情緒、風情を味わう心
                                              7. 人の心を受け入れる心
                                              8. 裏表のない心(表裏一体)
                                              9. 主客一体の心(平等な立場)
                                              10. 三味一体の心

                                              11. 素材のその物と物語を楽しむ心
                                              12. 「モノ」と「コト」の粋を楽しむ心
                                              13. 自然を慈しみ愛する心
                                              14. さりげなさ・何気なさを重んじる心
                                              15. 虚飾の無いまこと(真)を感じ取る心

                                              16. 無心さ、心尽くしを重んじる心
                                              17. 相手や物を思いやり、慈しむ(いつくしむ)心
                                              18. 総てに心を込めて、表現し、伝達する心
                                              19. 「モノ」と「コト」を以て、相手に接する心
                                              20. 互いの心を通わせ合う心

                                              21. モノや料理の技を理解し楽しむ心
                                              22. 相手により良い、心豊かな経験や体験を齎す心
                                              23. 相手を敬い尊ぶ心
                                              24. 五配りの心
                                              25. しつらえの心

                                              26. 観察心、察知心(力)、洞察心(本質を見抜く心)
                                              27. 和敬静寂の心
                                              28. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し、伝える心
                                              29. 侘び寂びを表現し、味わえる心
                                              30. 相手に気遣いをさせない立ち振る舞いをする心

                                              31. 相手に施しを与える心
                                              32. 凡事徹底の心
                                              33. 自らの驕らない心
                                              34. 拘りの心
                                              35. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心

                                              36. 守・破・離の心
                                              37. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心
                                              38. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心
                                              39. 主客共に相手の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                                              40. 其の時、其の場に合わせて多角的な発想の出来る心

                                              41. 互いに見返りを求めない、望まない心
                                              42. 相手の心の位置を思う、立場転換の心「我と汝(=私とあなた)」の心
                                              43. うんちくを聴き入れる心
                                              44. 気遣い、心遣い、気働きの心
                                              45. 心の絆を結びたいと願う心

                                              46. 奉仕お世話する親切心
                                              47. 相手の心を先読みし、さりげないサポートをする心
                                              48. もてなす相手と感性の共有をする心
                                              49. 演じる心(芸道・相手に合せる役者となる)
                                              50. 相手の為に、五感を総動員する心

                                              51. 先祖や物事に感謝する心
                                              52. 洗練さを繰り返し磨く心
                                              53. 礼節を重んじる心
                                              54. 思いつく限りの丁寧さを表す心
                                              55. 行為の背景を知り、伝える心

                                              56. 相手をたてる黒子の心
                                              57. 苦情やクレームを学びとする心
                                              58. 自らも学び、楽しむ心
                                              59. 主客共に、周り人々へ気遣う心
                                              60. 互いの思いや味わった余韻が残せる心
                                                イ) 思い出として、いつまでも心に刻む
                                                ロ) また、ここの場所へ来たいと思う心
                                                ハ) また、この人に会いたいと思う心
                                                ニ) また、この人と話したい、話を聞きたいと思う心
                                                ホ) 出会いを御縁として育みたいと思う心
                                                ヘ) また、この人から買いたいと思う心
                                                ト) 誰かに話したり、知らせたりしたいと思う心
                                                チ) もう一度、この雰囲気を味わいたいと思う心
                                                リ) 誰かを連れてきたいと思う心
                                                ヌ) また、この人の作ったものを味わいたいと思う心
                                                ル) また、この人に(店で)もてなして貰いたいと思う心
                                              ・・・など。


                                                ブログパーツ
                                                 

                                                日本独自の文化「おもてなし」とその特質

                                                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                日本の心おもてなし一期

                                                〇日本独自「おもてなし

                                                これからの時期、御世話になった方や親しい方へ「おもてなし」をする機会が多くなります。
                                                何事も原義原則を弁えてすることは、様々な応用出来る心や形を創り出します。
                                                そこで、日本独自の文化と言える「おもてなし」について記してみます。
                                                おもてなし」の語源は、「もてなし」に、美化語の「お」を付け「おもてなし」と言い表されます。

                                                この「もてなし」は、漢字で『持て成す(為す)』或は『以て成す(為す)』と書きます。
                                                その語彙は、「コト」と表現するもてなす人のバーチャルな『心』、
                                                「モノ」と言い表されるリアルで目に映る『物』の意があります。
                                                このようなことから「モノ」と「コト」を表裏一体と解し、「表無し」と「裏表なし」とも言われます。

                                                この表裏とは、お客様をもてなす際の前記した「モノ」と「コト」にあたることを指し、
                                                表は「モノ」を指し、目に見える様々な形や言動、裏は「コト」を指し、
                                                お客様に接するスタッフの裏に隠された思い遣る心で接することが大切だということです。
                                                この「コト」は舞台で喩えると、「黒子の役割を果たす心構え」を言い、お客様に接する際に、
                                                お世話や気遣いをさり気なく影の様に行い、接することを指しています。
                                                この表に見えない裏の心こそ、「おもてなし」に最も大切だと意識することです。

                                                また、「おもてなし」は、人の顔と同様に同じ形が無く、そのもてなす人の独自の心(個性)が現れ、
                                                どれ一つとして同じものはありません。

                                                一期一会主客一体(対等)の心で、相対する人に心から敬意を払い、
                                                触合うお客様や相手をお迎えする行動とその心構えで表すことを言います。

                                                日本独自文化「おもてなし」の素晴らしさは、ただ単に「サービスの品質」の高さではなく、
                                                季節感や伝統文化を織り交ぜた細やかな気配りがあり、
                                                その物事や人に真摯に向き合う目に見えない人の心です。

                                                さり気なさ、何気なさと言った、自然さに重きを置き、一期一会と諸行無常の心の元、
                                                その相手に対する真摯な態度、誠心誠意の心と相手を思いやる心が
                                                共感を呼び、感動を起こし余韻を創り出すのです。

                                                日本の「おもてなし」は、茶道が発祥とされる日本ならではの独自の文化です。
                                                そしてそれは、客人に敬意を払い、温かく接する「心と言う点では
                                                ホスピタリティの「おもてなし」と同様なですが、違いは、その「行動様式」あります。
                                                ※ホスピタリティの原義は、旅人へのお世話・保護。

                                                日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、お料理、
                                                客に接する人の立ち居振る舞い、音楽、踊りなど、全てに表現されています。
                                                客人を迎える処に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                                                日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)の粋が込められております。
                                                これは、日本人独特の持つ、きめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して
                                                長い時を経過しながら創り出されたものです。

                                                この日本の「おもてなしの心」は、相手や物を慈しむ(いつくしむ)心であると言えます。
                                                例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                                                それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。

                                                〇覚えておきたいおもてなしの「5つの特質

                                                1.おもてなしには個性があります 

                                                おもてなしを受けられる大切な人、お客様は千差万別です。
                                                お客様が千人なら、千通りのおもてなしの種類があります。

                                                2.おもてなしは形がありませんから消えてしまいますし、目に見えません

                                                目に見えなく形が無いおもてなし、即ち裏表の無いおもてなしが求められ、
                                                それは時間同様に其の場限りで、瞬時に消失してしまいます。
                                                また、物や形はいつの日か壊れたり、無くなったりしてしまいますが、
                                                相手への思いやる心溢れる真のおもてなしは、感動や余韻として心にいつまでも残ります。

                                                3.おもてなしは人間依存から成立します

                                                人的要素、即ちもてなす人の人間性や技術の優劣に依り様々な形を創り出します。

                                                4.おもてなしは即時性、即効性を持ちます

                                                おもてなしはリアルタイムに大切な人、お客様の間でリハーサル無しで行われるものです。
                                                これはお茶席の一期一会の精神とも相通じ、生で行われる一発勝負という特質をもちます。

                                                5.おもてなしは同質でなく基準もありません

                                                おもてなしは、生産するプロセスで相手も加わりますから、同質のものはありません。
                                                即ち、おもてなしにはお客様自身がおもてなしの生産に関わり、基準も無く、
                                                その結果や心の余韻は、おもてなしを受ける側、夫々の方によって当然異なります。


                                                  ブログパーツ
                                                   

                                                  日本人の心「

                                                  お薦め度【★★★★】全業種、業態用
                                                  日本人の特質

                                                  古より、日本人の心を表わす精神は、「の心」であると言われます。
                                                  この日本の精神の特徴は、自然環境(エコ)を重んじた共存共栄、調の精神です。
                                                  かつて日本列島に住みついた人々は、小さな「」即ち環濠集落を作り分立していました。
                                                  その小さな集落が徐々に国家を形成するようになり、やがて大きな国家に統合されました。

                                                  そのような中、人々の心に対立・抗争より調・融合をよしとする「」の精神が育まれ、
                                                  一つの日本民族として融合し、形成されて来たのではないかと考えることが出来ます。
                                                  私達の住む日本の気候は、温暖さ湿潤さを兼ね備え、照葉樹林を中心とした多くの森林に覆われ、
                                                  四季の変化に富み、台風があり、降雨量も多くあります。
                                                  そして我が国は山海の食が大変豊富で、猛獣が少なく、大変生活し易い自然環境です。

                                                  このような日本の自然の風土が長年に渡り人々の生活に影響し、互いが敬い、
                                                  そこから生まれる「」を好んで尊ぶ国民性から形成されたとも考えることが出来ます。

                                                  また、日本人は自然の様々な現象に「調和」を見出し
                                                  自然と共に生きられるように心掛けて来た民族だとも言えます。
                                                  詰り日本民族が「和」を大変重んじるのは、自然からの恵みに依るもの大きいと考えます。
                                                  また、日本人は人の目や他人の思惑を重んじ、恥の意識を植え付けられながら育ちます。
                                                  このような自然環境や様々な日本人独自の民族性から生まれて来たのが、
                                                  世界に類のない日本独自の文化「おもてなし」です。


                                                  【日本人の特質50選】

                                                  1. 礼儀正しくきちんと挨拶をする。
                                                  2. 相手を大切にし、思いやる心で接する。
                                                  3. 親切で世話好きである。
                                                  4. 対人関係で、目に見え難い心を優先する。
                                                  5. 気遣いや気配りの意識が高い。

                                                  6. 人の思惑や人の目を気にする。
                                                  7. 「群れ意識」を持ち集団行動を好む、命令に従う習慣がある
                                                  8. ルールに従順である。
                                                  9. 道徳観念は、根本的に恥を重視し、罪は軽視される。
                                                  10. 他者の邪魔をせず、争わずの意識が強い。

                                                  11. 良いところをさりげなく褒める。
                                                  12. 横並び意識が強く協調性を重んじる。
                                                  13. 伝統や文化を重んじる。
                                                  14. 「侘び寂び」と言われる地味を愛する。
                                                  15. 自己主張を派手に主張しない。

                                                  16. 他人に親切にするという感覚が自然に備わっている。(世話好き)
                                                  17. 外面(ソトヅラ)と内面(ウチヅラ)を持つ。
                                                  18. シャイである。
                                                  19. 律義である。
                                                  20. 風情を楽しめる。

                                                  21. 美意識が高く、綺麗好きである。
                                                  22. 地方によって捉え方や考え方に差異がある。
                                                  23. 無造作に作られた物に真の美しさを見出す、不完全美への傾倒を持つ。
                                                  24. 何でもこじんまりキレイに仕上げるのが得意である。
                                                  25. 「もったいない」という倹約意識がある。

                                                  26. 完璧主義者であり、極端なほど秩序にこだわる
                                                  27. 執着心が薄い。
                                                  28. 仕事が丁寧である。
                                                  29. 物作りを極める。
                                                  30. 時間や約束を守る。

                                                  31. 手作りが好きである。
                                                  32. 物真似が上手である。
                                                  33. 虚飾を嫌い、何気なさや自然さを好む。
                                                  34. 問題の先送りは得意である。
                                                  35. 流行に流され易く、敏感である。

                                                  36. ブランド依存意識がある。
                                                  37. 白黒ハッキリつけるのは苦手(曖昧さを美徳する)
                                                  ≒日本語はノーとイエスに、沢山の言い回しがある。
                                                  38. おくゆかしく自己主張が苦手である。それが日本人の美徳にもなり得る。
                                                  39. 個人間の関係は驚くほど誠実である。(仲間意識が強い)
                                                  40. 治安が良く、災害時でも冷静である。但し危機管理が甘い。

                                                  41. 細部まで拘る。(整理整頓、ギフト包装など)
                                                  42. サービス行為の背景にある「考え」や「気持ち」を重要視する。
                                                  43. 合理性に欠ける。
                                                  44. 創造性に溢れている。(クールジャパンと言われるアニメやオタク文化など)
                                                  45. 確固たる自我を持ってない人間が多く洗脳されやすい。

                                                  46. 貯蓄好きである。
                                                  47. 「灯台元暗し」に陥りがちである。
                                                  48. 楽観的である。
                                                  49. 衆愚政治に陥りがちである。
                                                  50. 平和への拘りが強い。


                                                    ブログパーツ
                                                     

                                                    侘び寂び」「和敬清寂」「主客一体

                                                    お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                    和洋のもてなし1

                                                    おもてなし」は、【お持て成し】と書き、
                                                    動詞『もてなす』の連用形名詞『もてなし』に美化語(丁寧語)の接頭辞『お』が付いた言葉です。
                                                    現在の意味は「お客様を歓待すること。お客様の世話をすること。」などを意味しています。

                                                    この「おもてなし」の心の底に流れているのは、儒教の「仁」、
                                                    西洋のキリスト教の「慈愛」とも言えるhospitalityの言語ホスピス(旅人への御世話)の人としての心、
                                                    古より日本の伝統として受け継がれている「和を以ってと尊しとなす」と言われる日本人の心です。
                                                    それは、客人や他者に敬意を払い、温かく待遇する「」即ち相手を「思いやる心」です。
                                                    世界中の総ての人間に存在するのが、この「思いやり」のです。

                                                    同時に、この二つのおもてなしに必要なことは「商品」でなく、提供する「人の心」です。

                                                    日本には、春夏秋冬と言われる「四季」があり、古からの独自の「伝統文化」があります。
                                                    また、世界的に見ても珍しい、日本人独自の地味を愛するシンプルで
                                                    自然な姿を表わす「侘び寂びの心」、相手を敬い尊び、自らが遜り、
                                                    相手への思いやる心を表面に出さず、大切な人や客人に、
                                                    自らの心に問いかけて思いつく限りの礼を尽くし、あくまでも丁寧さを以って応対する。
                                                    などと言った、国民性によって培われたのが、「日本のおもてなし」の特質であると解します。

                                                    また、何気なさやさり気なさと言った自然な立ち振る舞いで、
                                                    触合う相手に余計な気遣いをさせない心配りをする、
                                                    と言った面も「日本のおもてなし」の特長です。
                                                    それは、自然を愛し、自然な姿を求める有りの侭の心であるとも言えます。

                                                    前記した「侘び寂び」と言われる、いま命の在ることに感謝し、
                                                    季節や時の移ろいを肌で感じる取る感性、偽りや虚飾を全て捨て去り、そこに残る清楚な美しさです。
                                                    即ち「侘び」とは、静寂さや、質素さの持つ美しさであり、
                                                    寂び」とは、枯れた古さの持つ、美しさでどちらにも共通するのは「美」がそこに存在すると言うことです。
                                                    このようなことを総てまとめた言葉として、「和敬清寂」の四文字熟語に表されております。
                                                    これは、日本独自の感覚のスマートさクールさであり、欧米の感覚とは違う美観です。

                                                    また、茶道などで言われる「侘び寂びを極める」とは、詰り「慎ましさの美」を自らが知得すること、
                                                    言い換えるならば、知足(足りるを知る)と言うことです。
                                                    また、味覚の基本の甘み、辛味、酸味、苦味に加えて、日本人は「旨味」を重んじます。
                                                    その味の旨味である本質を実際に知らないと、決して本来の味が解らないという意味では、
                                                    侘び寂び」は、概念でなく感性であると言えると思われます。
                                                    その心は、自らが求め知るものではなく、自然に感じ、覚え身に付いて行くものです。

                                                    この「侘び寂び」を感じる取る対象は、大地の恵みとされる自然の情景と人工の物があります。
                                                    それを成立する条件は、以下のようなことが挙げられます。
                                                    ・「死」や「老い」をも美の一つと考え、儚さ、悲しさ、寂しさを含む。
                                                    ・時に機能美であり、また古さを含む場合もある。
                                                    ・その物自体が簡素ではあるが、気品や風情と言われる趣がある。

                                                    日本のおもてなしがHospitalityや儒教と異なるのは、以下のような行動様式です。
                                                    「日本のおもてなし」は、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、飲物・料理、
                                                    接客する人の立ち居振る舞い、芸者による音楽、踊りなど、全てに表現されているのです。
                                                    四季折々に合わせた風情を巧みに織り込み、「主客一体」の心で客人や相手に接し、
                                                    様々な「しつらえ」と言われる、自然に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、
                                                    お香に至るまで日本の伝統文化の粋が込められているのです。

                                                    日本のおもてなしは、他国の影響を受け創り上げられたのではなく独自の文化と解します。
                                                    その代表的な茶道は、神社に参る旅人へ茶を振る舞ったことに由来すると言われています。
                                                    このおもてなしは、客人などを「持て成す」際、
                                                    表の「モノ」と言われる目に映る形のあるリアルな物、
                                                    コト」と言われる、裏の目に見えないバーチャルな心を持って成します。
                                                    即ち【モノを持て、コト成す】と言うことです。
                                                    また、「魂を持って、物を成す」のように、「モノ」と「コト」を、前後入替て使われる場合もあります。
                                                    このことから「表無し」「表裏なし」とも言われ、
                                                    表裏なし』詰り表裏のない心でもてなす客人を迎え、歓待することをも意味しています。

                                                    この表に見えない裏の「コト」=『心』こそ、日本の心であり、
                                                    あらゆるおもてなしに最も重要であり大切であると常に意識しておくことです。
                                                    日本人は、『表なし』の心を持ち、慎み深く、地味を愛し、とても几帳面な国民性があり、
                                                    誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、
                                                    一方では人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ、
                                                    相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずに行い、
                                                    良い人間関係を作ることを常に心情にしています。

                                                    具体的には、ただ物を売るだけのみでなく、
                                                    お客様にお買い求め頂いた物の楽しみ方も、
                                                    同時お伝えするのがHospitalityの「おもてなし」や日本の「おもてなし」なのです。
                                                    突き詰めて言うならば、「おもてなし」は、人の心に依存することから生まれると言うことです。


                                                      ブログパーツ
                                                       

                                                      おもてなし」と日本独自の和の「お持て成し」

                                                      お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                                      和洋のもてなし

                                                      おもてなし」は、【お持て成し】と書き、動詞『もてなす』の連用形名詞『もてなし』に
                                                      美化語(丁寧語)の接頭辞『お』が付いた言葉です。
                                                      現在の意味は「お客様を歓待すること。お客様の世話をすること。」などを意味しています。

                                                      この「おもてなし」の心の底に流れているのは、儒教の「仁」、
                                                      西洋のキリスト教の「慈愛」とも言えるhospitalityの言語ホスピス(旅人への御世話)の人としての心、
                                                      古より日本の伝統として受け継がれている「和を以ってと尊しとなす」と言われる日本人の心です。

                                                      それは、客人や他者に敬意を払い、温かく待遇する「心」即ち相手を「思いやる心」です。
                                                      世界中の総ての人間に存在するのが、この「思いやり」の心です。
                                                      同時に、この二つのおもてなしに必要なことは「商品」でなく、提供する「人の心」です。
                                                      日本には、春夏秋冬と言われる「四季」があり、古からの独自の「伝統文化」があります。

                                                      また、世界的に見ても珍しい、日本人独自の地味を愛するシンプルで自然な姿を表わす「侘び寂びの心」、
                                                      相手を敬い尊び、自らが遜り、相手への思いやる心を表面に出さず、大切な人や客人に、
                                                      自らの心に問いかけて思いつく限りの礼を尽くし、あくまでも丁寧さを以って応対する。
                                                      などと言った、国民性によって培われたのが、「日本のおもてなし」の特質であると解します。
                                                      同時に、何気なさやさり気なさと言った自然な立ち振る舞いで、
                                                      触合う相手に余計な気遣いをさせない心配りをする、と言った面も「日本のおもてなし」の特長です。

                                                      それは、自然を愛し、自然な姿を求める有りの侭の心であるとも言えます。
                                                      前記の「侘び寂び」と言われる、今命の在ることに感謝し、時の移ろいを肌で感じる取る姿勢、
                                                      偽りや虚飾を全て捨て去り、そこに残る清楚な美しさです。

                                                      即ち「侘び」とは、静寂さや、質素さの持つ美しさであり
                                                      寂び」とは、枯れた古さの持つ美しさで
                                                      どちらにも共通するのは「」がそこに存在すると言うことです。

                                                      このようなことを総てまとめたことばとして、「和敬清寂」の四文字熟語に表されております。
                                                      これは、日本独自の感覚のスマートさとクールさであり、欧米の感覚とは違う美観です。
                                                      茶道などで言われる「侘び寂びを極める」とは、詰り「慎ましさの美」を自らが知得すること、
                                                      言い換えるならば、知足(足りるを知る)と言うことです。

                                                      また、味覚の基本の甘み、辛味、酸味、苦味に加えて、日本人は「旨味」を重んじます。
                                                      その味の旨味である本質を実際に知らないと、決して本来の味が解らないという意味では、
                                                      侘び寂び」は、概念でなく感性であると言えると思われます。
                                                      その心は、自らが求め知るものではなく、自然に感じ、覚え身に付いて行くものです。

                                                      この「侘び寂び」を感じる取る対象は、大地の恵みとされる自然の情景と人工の物があります。
                                                      それを成立する条件は、以下のようなことが挙げられます。
                                                      ・「死」や「老い」をも美の一つと考え、儚さ、悲しさ、寂しさを含む。
                                                      ・時に機能美であり、また古さを含む場合もある。
                                                      ・その物自体が簡素ではあるが、気品や風情と言われる趣がある。

                                                      日本のおもてなしがHospitalityや儒教と異なるのは、以下のような行動様式です。
                                                      日本のおもてなし」は、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、飲物・料理、
                                                      接客する人の立ち居振る舞い、芸者による音楽、踊りなど、全てに表現されているのです。

                                                      四季折々に合わせた風情を巧みに織り込み、「主客一体」の心で客人や相手に接し、
                                                      様々な「しつらえ」と言われる、自然に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、
                                                      お香に至るまで日本の伝統文化の粋が込められているのです。
                                                      このような日本のおもてなしは、他国の影響を受け創り上げられたのではないと解します。
                                                      日本のおもてなしの代表的な茶道は、一節に、神社にお参りする旅人へ
                                                      お茶を振る舞ったことに由来するとも言われています。

                                                      この客人などを「持て成す」際、表の「モノ」と言われる目に映る形のあるリアルな物、
                                                      コト」と言われる、裏の目に見えないバーチャルな心を持って成します。
                                                      このことから「表無し」「表裏なし」とも言われます。
                                                      即ち【モノを持て、コト成す】と言うことです。
                                                      また、「魂を持って、物を成す」と言うように、この「モノ」と「コト」を、
                                                      前後入れ替えて使われる場合も多々あります。
                                                      具体的には、ただ物を売るだけのみでなく、お客様にお買い求め頂いた物の楽しみ方も、
                                                      同時お伝えするのがHospitalityや日本の「おもてなし」なのです。
                                                      突き詰めて言うならば、「おもてなし」は、人の心に依存することから生まれると言うことです。


                                                      (参考) 「もてなし」と「もてなす」の原義

                                                      〇もて-なし【持て成し】広辞苑より引用
                                                      1.とりなし。とりつくろい。たしなみ。
                                                      2.ふるまい。挙動。態度。
                                                      3.取扱い。あしらい。待遇。
                                                      4.馳走。饗応。

                                                      〇もて-なす【持て成す】広辞苑より引用
                                                      1.とりなす。処置する。 
                                                      2.取り扱う。待遇する。
                                                      3.歓待する。御馳走する。
                                                      4.面倒を見る。世話をする。
                                                      5.自分の身を処する。振る舞う。
                                                      6.取り上げて問題にする。持て囃す。


                                                        ブログパーツ
                                                         

                                                        懐石料理(茶懐石)の由来

                                                        お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                        椀I1


                                                        懐石料理」(茶懐石)は、安土桃山時代に、
                                                        茶道の創始者としても有名な「千利休」が、禅の精神を追究し確立した料理を言います。

                                                        当初は、空腹状態で茶を飲むことを避け、
                                                        茶をより美味しく味わうことが目的の質素な料理でした。
                                                        しかし、大正時代に入ると、諸外国から多量の肉などを容易に手に入れられるようになり、
                                                        徐々に今日に見られる豪勢な懐石料理となってきました。

                                                        一方で、今も昔も変わらないのが、汁物1品とおかずを3品(主菜1品+副菜2品)
                                                        とした一汁三菜(いちじゅうさんさい)の形式です。

                                                        また、確立したのが千利休ということもあり、懐石料理の食事作法は茶道の作法に準じており、
                                                        現代においても「侘び寂び」の心が息づいています。
                                                        四季折々の素材、「侘び寂び」という日本独自の心を味わい、
                                                        茶を美味しく味わうための質素ながら中身にこだわった四季折々の素材の味を堪能する、
                                                        それが本来の懐石料理の魅力です。
                                                        茶道に通じるおもてなしの心で、親切に心配りを持って調理された旬のものを味わえます。

                                                        懐石料理には、厳しい作法があります。
                                                        例えば、亭主(もてなす人)であれば、食材の季節感を大切に、味を最大限に生かすこと。
                                                        客人(おもてなしを受ける人)であれば魚の食べ方や箸の扱い方にも決まりがあります。

                                                        そういったおもてなしの作法を通じて、
                                                        侘び寂び」という日本独自の心を重んじながら食事を楽しむのです。
                                                        食材本来の持つ味、色合い、香りといった長所を活かす懐石料理は、
                                                        旬の食材を用い12ヵ月、または四季の献立を、
                                                        料理人が独自に試行錯誤して生みだす故、特に決まった工程はありません。

                                                        しかし、料理人に共通する精神・姿勢はあります。
                                                        それは食材本来の味・色合い・香りを活かし、お客人へのおもてなしの心で調理することです。
                                                        また、食材は大地や海の恵みであるという精神から、喩え食材の切れ端でも粗末にはしません。
                                                        一方で、冷たい料理は涼感を楽しんで欲しい思いなどから、盛りつけする器まで冷たくするなど、
                                                        ほんの些細な気遣いですが、とても心温まる工夫も随所に施します。

                                                        茶道はよく、「おもてなしの文化」と言われますが、
                                                        自分の姿を探すための文化」だと思います。

                                                        勿論、この茶道は客人をお迎えして心尽くしのお茶を差し上げることです。
                                                        そこには、人と関わることによって、自らを育むというプラスの目的があります。

                                                        茶道は自分の中にある見栄や妬み、邪(よこしま)なものをできる限り取払い、
                                                        本来の自分を探す為、本来の自分に近づく為に、余分なものを削る為にお稽古があるのです。

                                                        そのような稽古の先に、「もてなす」という行為が入ってくるのです。
                                                        また、茶道の「おもてなし」は、海外で「ティーセレモニー」とも言われています。

                                                          ブログパーツ
                                                           

                                                          二つの「おもてなし

                                                          お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                          おもてなし・日本とホスピ

                                                          ホスピタリティの「おもてなし

                                                          ホスピタリティ」は、「思いやり」「心からのおもてなし」という語彙です。
                                                          特にサービス業や人に関わる企業でよく使われている言葉です。

                                                          態度や行動で示す「マナーの所作」と言われる形は、
                                                          相手に不快感を与えないための最低限のルールです。
                                                          そこに「心」が加わると、ホスピタリティになるのです。
                                                          それは、相手の心に深い心地良さが加わることで、感動、信頼や信用、安心感が生まれます。

                                                          このホスピタリティの語源は、ラテン語のHospice(客人等の保護)です。
                                                          それが英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展したのです。
                                                          これらは対価を求めているのではなく、
                                                          おもてなしや喜びを与えることに重きをおいている点が大きくサービスと異なります。
                                                          ホスピタリティに重視されるのは、
                                                          対価や報酬などの見返りを求める行動でなく、人間性やアイデンティテーなどです。
                                                          このホスピタリティは、遠くから来た旅人を身分の上下なく温かく迎え入れることを表わすことで、
                                                          日本のおもてなしの起源と類似しております。 

                                                          日本独自の文化「おもてなし」

                                                          日本人が、お客様をお迎えする行動とその心構えを言います。
                                                          主客一体の心で、お客様や相手に心から敬意を払い、それを行動で表すことです。 

                                                          日本独自文化「おもてなし」の素晴らしさは、ただ単に「サービスの品質」の高さではなく、
                                                          伝統文化を織り交ぜた細やかな気配りがあり、その物事や人に真摯に向き合う目に見えない人の心です。

                                                          自然で何気なく、一期一会と諸行無常の心の元、その相手に対する真摯な態度、誠心誠意の心と
                                                          相手を思いやる心が共感を呼び、感動を起こし余韻を創り出すのです。

                                                          日本独自の文化「おもてなし」は、茶道が発祥とされる日本ならではの独自の文化です。
                                                          客人に敬意を払い、温かく接する「心」は「おもてなし」とホスピタリティは同様なものです。 

                                                          その大きな違いは、その「行動様式」あります。
                                                          ホスピタリティのおもてなしは、客人へのお世話(保護)ですが、
                                                          日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、その「心」を建物や庭、家具、食器、
                                                          インテリア、お料理、客に接する人の立ち居振る舞い、音楽、踊りなど、全てに表現されています。

                                                          何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                                                          日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)の粋が込められております。
                                                          それは、日本人独特の持つきめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して創り出されたものです。

                                                          日本の「おもてなしの心」は、相手や物を思いやり、慈しむ(いつくしむ)心であると言えます。
                                                          例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                                                          それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。

                                                            ブログパーツ
                                                             

                                                            日本のおもてなしの様々な心

                                                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                            おもてなし

                                                            1. 相手を敬い尊ぶ心
                                                            2. 主客一体の心
                                                            3. しつらえの心
                                                            4. 一期一会の心
                                                            5. 互いの心を通わせ合う心

                                                            6. 余韻と感動を与えられる心
                                                            7. 観察、察知しお世話する心
                                                            8. 本質を見抜く心 (洞察心)
                                                            9. 自然の美を表現する心
                                                            10. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し伝える心

                                                            11. さりげなさを表し、伝える心
                                                            12.自分に今出来る限りのことをする心
                                                            13. 物や形に心を込めて、表現し、伝達する心
                                                            14. 風情を表現し、味わえる心
                                                            15. 無理のない自然な姿で五配りをする心

                                                            16. 相手に意識させない立ち振る舞いをする心
                                                            17. 利他・愛他の心
                                                            18. 凡事徹底の心
                                                            19. 自らが奢らない心
                                                            20. 守破離の心

                                                            21. 和敬清寂の心
                                                            22. 侘び寂びの心
                                                            23. 質素倹約の心
                                                            24. 人や物事を慈しむ心
                                                            25. 自らも楽しむ心

                                                            26. 自らが遜る心
                                                            27. 立場転換の心
                                                            28. こだわる心
                                                            29. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心
                                                            30. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心

                                                            31. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心
                                                            32. 人の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                                                            33. 多角的な発想・創造の出来る心
                                                            34. 見返りとなる「モノ」や「コト」を求めない、望まない心
                                                            35. 目立たない気遣い、心遣いをする心



                                                            等々。

                                                              ブログパーツ
                                                               

                                                              「気遣い」と「思いやりの心」

                                                              お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                              「おもてなし」と『茶道』

                                                              日本のおもてなしは、他の国に例のない日本歴史であり独自の文化です。
                                                              それは、自然で何気ない相手に対する「気遣い」や「気配り」や
                                                              相対する人へのさり気ない「思いやりの心」として現われています。
                                                              この日本の茶道には、主客一体利休七則和敬清寂一期一会と言った、
                                                              茶席で人をもてなす際の心構えや意識を説くキーワードとなる言葉が数多く存在します。
                                                              それらは総て、一つひとつがあらゆることに心遣いや気配りをする為の
                                                              大事な要素として簡潔な言葉(熟語)で表現されているのです。

                                                              このような夫々の語は、茶道を通じ、人と人とが触合い生きて行く社会の中でどの様な生き方をし、
                                                              どの様な人間関係を創って行けば良いのか、
                                                              どの様な意識で自らが与えられた人としての役割を果たせば良いのか、
                                                              と言った自然も含めた万象の生きる目的や考え方、心など、
                                                              幅広い知識や感性が必要とされることを説いています。

                                                              茶道は、とても奥深い日本の生活文化としても発展してきた総合芸術とも言えます。
                                                              おもてなしの最高の舞台となった茶席では、亭主と客とが、常に相手を気遣いながら、
                                                              互いに思いやりの心を持って、様々な演出をし、一服のお点前を味わい楽しむのです。

                                                              そこから紡ぎ出されるのは、お互いが思い遣り合うことで相手との心の通った関係です。
                                                              その中で、今をどう生きるかについて、茶の湯の心から学ぶことが大変に多いと考えます。
                                                              まさにこの先人の英知とその後綿々と引き継がれてきた日本人の心が
                                                              茶道の側面とも言えるであろう、茶の湯の持つ人間関係形成力」を創造しているのです。

                                                              茶の湯が教えている心は、とかく人間関係が希薄、崩壊になりがちな無縁社会、
                                                              核化社会とも言える現代にあって、家庭、学校、職場、社会の場において、
                                                              忘れがちになっている心である「人が人を大切にする心」を
                                                              改めて現代に蘇らせてくれると言っても過言ではありません。

                                                              このような現代だからこそ誰しもが気付かなければならない「日本の心」、
                                                              そして、これからの少子高齢化社会とも言えるグローバルな社会の中に生きざるを得ない
                                                              将来の日本を担う子供達の為に是非とも残し、伝承すべき日本と日本人の貴重な「」が、
                                                              茶道即ち「茶の湯の心」にあるのです。


                                                                ブログパーツ
                                                                 

                                                                何気ない気配り心配り

                                                                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                日本・おもてなしの特質

                                                                日本独自の文化である「おもてなし」は、自然さ、何気なさ、さり気なさと言ったことを重視します。

                                                                同時におもてなしは一つの付加価値であり、とても心温まる洗練された美学とも言えます。

                                                                それには、温かい人の心と心が通い合うさり気ない気配り気遣い心遣いが大切なのです。


                                                                其の一つに、臨機応変な応対、対処が出来ることがあります。

                                                                それはお客様の意向・状況・雰囲気を一早く察知し(掴み)、「其の場造り」をさり気なくすることです。


                                                                以前にあったテレビ番組「田舎に泊まろう」でよく見られたように、

                                                                お見え頂いた初対面のお客様をもてなす側に立つ主人や奥様は、

                                                                手伝いに来てくれた人達を上手に動かし、主人やお客様を含めた

                                                                人の動きの流れをそっと見守っているなどのことも見られました。


                                                                また、来客に失礼や不行き届きがあってはいけないと考えて行動し、

                                                                お土産を持たせる場合はそれを忘れてはいけないなどと、

                                                                色々なことに気配り心遣いをしていました。


                                                                その客人とゆっくり話し込んだりすることも出来なくても、

                                                                もてなす心は人一倍忘れないように心掛け目立たぬように

                                                                何気なく行動すると言った場面が見られました。


                                                                同時に、気を遣っていると相手に感じさせるような気の遣い方ではいけないと考え、

                                                                人手が足りない状況でもお客様を寛がせることに気遣いし、

                                                                そのことだけを考えて走り廻る姿も垣間見られました。


                                                                訪問した客が、帰る道すがら

                                                                「ああ何と心の和むもてなしだった」

                                                                「また、此処に来たい」と感じられる、

                                                                さり気なさがある心の通うおもてなしはとても大事なことです。


                                                                常に相手の身になり想い考え、相手に要らぬ気遣いをさせない「日本のおもてなし」。

                                                                お客様に対する思い遣り、ユーモアのセンスや共感の態度にその人の此処とも言える人柄が表れます。

                                                                この人柄の表わすには、もてなす人の心の温かさが何より大切であり、

                                                                それは相手の立場になって想い巡らし考えることで幾らでも補えると思います。


                                                                例えば宴会の場合、どういう趣旨や目的であるのか、

                                                                誰を励ます会なのか、見合いの席か、どなたかのお祝い、

                                                                喜寿の祝いか、そう言ったことを一早く察知することが大切なのです。

                                                                このような励ます会であれば、主人公の気分が高揚するように神経を配り、

                                                                お見合いの席であれば本人同士が相手に良く映るように気遣う、

                                                                喜寿の祝いであればお肉などにお年寄りが食べ易く

                                                                包丁を入れるよう調理場に伝達する。

                                                                と言ったことで、おもてなしとサービスは、類似点は有るが別のものだと考えます。


                                                                また、おもてなしに大切なことは、お客様を待たせないことであると思います。

                                                                お待たせすると、お客様や相手は徐々にあら探しを始めます。

                                                                要は、待たせることでお客様をマイナス要因に導かないことです。



                                                                そのためには、知恵を絞り、要領良く、敏速に提供すること、

                                                                即ち一挙手、一投足の仕草の中に、自然で、繊細な気遣いと、

                                                                ある種の美しさであると思います。

                                                                その一つにお客様(客席)と調理場とのパイプ役を果たすことがあります。

                                                                今、お客様は挨拶をされているとか、会話が深刻になっているから料理を提供するのは

                                                                もう少し出すのを控えて欲しいなどの報告や連絡を調理場に入れることです。

                                                                また、お客様同士が込み入った会話をしている時には、料理に手をつけられません。

                                                                従って料理が溜り、冷えてしまうことになりかねません。


                                                                温かいものは温かい内に、冷たいものは冷たい内にというタイミングがとても重要です。

                                                                同時にいつもお客様の前を整然と綺麗にすることを考え、

                                                                お客様の前にものを出す時は美しく出すことも大切です。


                                                                それは、お客様が席を立たれた時などに、テーブル上を美しく整然として置く何気なさ、

                                                                床が食物や飲物が落ちて汚れていたらサッと拭き取っておく気配り

                                                                お荷物が汚れないようにカバーをかけて置くなどの気遣いの行動を手早く、さり気なくしておくことです。


                                                                  ブログパーツ
                                                                   

                                                                  心の基礎体力「感性

                                                                  お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                                                  感性磨くL

                                                                  美しいものを「素敵だ、美しい、綺麗だ」と感じ取れるのは人間だけです。
                                                                  今の時代は“感性の危機”とも言われている状況です。
                                                                  豊かな感性を備え持ち、更にそれを磨いて行くことが出来るのが人間です。

                                                                  また、同じ人間でも、心が歪み、すさんでいる時は、
                                                                  自然界や美術の美しさを感じ取れません。
                                                                  詰り、精神状態が正常さを失っている時は、感性(感受性)も鈍ってしまいます。

                                                                  今、日本の社会の中枢となり、担っている人達の中にも、
                                                                  自分自身の安心安全を優先し、利己的な保身や自利意識が
                                                                  強くなりつつあることは否めないと思われます。

                                                                  また、現代社会の子供達や若い人達も凶悪犯罪や引きこもり、
                                                                  自殺が低年齢化し、「子供達や若者の心が壊れ始めた」と警告する学者も増えています。
                                                                  「ひきこもり」「キレる子供達」「学級崩壊」「イジメの陰湿化」の
                                                                  問題は益々増加し、全国的に広がっています。
                                                                  特に、今の若者や子供達は、感性の大切な要素、
                                                                  「共感性」に乏しくなっていると言われています。

                                                                  人としてあるまじき「凶悪犯罪」 、「陰湿なイジメ」や色んな「ハラスメント」なども、
                                                                  この共感性の欠如に起因していると思われます。

                                                                  私達は、「物質的、経済的な豊かさ」「過ごし易い環境」「便利で快適な生活」など
                                                                  目先のことばかりを追い求め、何か、人として大切な心や大切にしなければならないものを
                                                                  見失っているように思えてなりません。
                                                                  勿論、物質的にも経済的にも豊かであるに越したことはありませんが、
                                                                  人間は、それだけで決して満たせない大切なものが必ずあると思います。

                                                                  その大切なものを感じ取る「感性」を育み備えることが必要ではないか、と考えます。
                                                                  それは、自分と向き合うことから始め「本当の幸せとは何か?」の答を、
                                                                  感じ取れる感性だと思われます。

                                                                  私達の住む日本という国は、戦後、世界一速いスピードで
                                                                  経済を成長させ、各家庭の自動車保有台数などの文化レベルでも、
                                                                  世界のトップクラスにのし上がりました。
                                                                  同時に、自殺や引きこもりなどの心身の障害やうつ病なども凄い勢いで増えました。
                                                                  しかも今、これからの時代を担う子供達にも増えつつあります。

                                                                  私達は、「経済的に豊かになれば幸せになれる」と信じ、頑張ってきて、
                                                                  実際に経済的には豊かになっていながら、
                                                                  「物足りない」「満たされていない」「虚しい」「孤独」と訴える人は年々増えて来ています。
                                                                  私達は、己と向き合い「幸せとは何か?」を感じる暇もなく、
                                                                  結果や成果だけを追求して来たのかもしれません。

                                                                  豊かさ、便利さ、快適さを追及する過程で、大切な自然界が破壊され、悲鳴をあげて、
                                                                  未曾有な災害をおこしていることにも、実体験するまで多くの人は気づきませんでした。
                                                                  現実的な効率・能率ばかりを追求している間、感性が鈍ってしまったのではないでしょうか。
                                                                  そして、深刻な危機的状況に至ってから、慌てて環境問題を意識するようになったと思います。
                                                                  子供達への教育も、知情意のひとつである、知と言われるスキルや技、知性や理性に偏り、
                                                                  大切な自分に合った「感性を育む」という視点が、
                                                                  未だに軽視されているように思えてなりません。

                                                                  私達人間は、美しい自然や建造物、アート、文書などのものに
                                                                  触れることで、感性を磨くことができます。
                                                                  そのことで、様々な「感じる心」が養われ、育まれます。
                                                                  また、日本には古より伝わる様々な素晴らしい文化が沢山あります。
                                                                  森羅万象の中に「ものの哀れ」を感じ取り、自然さ、わび・さびを
                                                                  大切にしてきた日本独自の文化は、まさしく「感性の文化」だと言えます。

                                                                  何らかの報道で、「クールジャパン」と言われる日本の文化が海外で注目される一方、
                                                                  「日本の文化には全く興味がない」と言う子供達も増えているそうです。

                                                                  そのような若者達に日本の素晴らしさを自覚させるためには、
                                                                  先ず私達大人が、日本の精神文化や独自の文化の素晴らしさを振返り、再認識し、
                                                                  感じ取ることが必要ではないでしょうか。

                                                                  同時に、感性には、個人差がある
                                                                  と言うことを、個々人が認識しておかなればなければなりません。
                                                                   

                                                                  このような現代社会に必要な感性を育み、磨くために、今迄の数知れない体験や学びから、
                                                                  心の基礎を育み、人財育成や学びに役立てる目的で、
                                                                  感性とも言える、心の【】を築く「思いやり」「感謝」「誠実」など
                                                                  様々なドリルとそれを使う為のテキストを作成しました。
                                                                  その中でも、ドリルを作った訳は、現在に至るまで様々なチェックリストや評価・分析リストを作成し、
                                                                  多くの場で活用して頂け、結果が出せた経験からです。

                                                                  そして、このドリルは、
                                                                  「何事に於いても、基礎と成るものは、
                                                                   無意識に落とし込める迄、反復してこそ、  
                                                                   本物の【】と成り、それは、常に更新、
                                                                   或は、新たに積み重ねられ再構築される。」
                                                                  と言うことを、学び知り得られたから作成しました。

                                                                  日本人としての心を養い、人として豊かな心を育むためにも
                                                                  このドリルとテキストは多くの方々に広め幸せを掴むために多くの方々に
                                                                  活用して頂きたいと考えております。

                                                                  現在行っております「心の基礎体力」「おもてなしの心と技」の講座もその一環です。
                                                                  国内の一人でも多くの方々へ周知拡散のために、微力ながら努めて参ります。


                                                                  ※ドリルやテキストなどについて詳しくお知りになりたい方は、
                                                                  カテゴリー下の「問合せメール」で御知らせ下さい。


                                                                    ブログパーツ
                                                                     

                                                                    おもてなし」と「和の心

                                                                    お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                    和心の原点

                                                                    古より、日本人の心を表わす精神は、「和の心」であると言われます。
                                                                    この日本の精神の特徴は、自然環境(エコ)を重んじた共存共栄、調和の精神です。

                                                                    かつて日本列島に住みついた人々は、小さな「環」即ち環濠集落を作り、分立していました。
                                                                    その小さな集落が徐々に国家を形成するようになり、やがて大きな国家に統合されました。
                                                                    そのような中、人々の心に対立・抗争よりも、調和・融合をよしとする「」の精神が育まれ、
                                                                    一つの日本民族として融合し、形成されて来たのです。

                                                                    私達の住んでいる日本の気候は、現在は地球温暖化の影響を受けて、
                                                                    やや様変わりつつありますが、適度な温暖さ湿潤さを兼ね備え、
                                                                    照葉樹林を中心とした多くの森林に覆われ、四季の変化に富み、台風があり、降雨量も多くあります。
                                                                    そして我が国は、山海の食が大変豊富で、猛獣が少なく、大変生活し易い自然環境です。

                                                                    このような日本の自然の風土が長年に渡り人々の生活に影響し、互いが敬い、
                                                                    そこから生まれる「」を好んで尊ぶ国民性から形成されたとも考えることが出来ます。

                                                                    また、古より日本人は自然の様々な現象に「調和」を見出し、
                                                                    自然と共に生きられるように心掛けて来た民族とも言えます。
                                                                    日本民族が「和」を大変重んじるのは、このような自然からの恵みに依るもの大きいと考えます。

                                                                    また、日本人は「」の意識が高い故に、人の目や他人の思惑を重んじ、
                                                                    他者の目や思いを意識した「」の意識を植え付けられながら育ちます。

                                                                    このような自然環境や様々な日本人独自の民族性から生まれたのが、
                                                                    世界に類のない日本独自の文化「おもてなし」です。
                                                                    日本の「おもてなし」に於いては、先ず人を思いやる心を原点とし、
                                                                    人と人との「」、自然の環境と控え目でさり気ない、
                                                                    立ち振舞いを大事にするのもこのようなことに由来すると考えられます。

                                                                    しかし、現実の日本では、自然の様々な想定外の脅威にさらされ、
                                                                    一方では個の社会へ変化し「」と「調和」の精神が薄れ、いじめや引き籠り、
                                                                    自殺や人としてあるまじき犯罪も増加しています。

                                                                    同時に、人の目や他人の思惑を重んじ、他者の目や思いを意識した「恥」の意識が薄れ、
                                                                    過度の自己顕示やブランド嗜好意識が強くなっていることも否めません。

                                                                    このような日本人の大切なさり気なさや「和の心」、
                                                                    日本人としてのモラルを失い、自分さえよければの意識が高まり、
                                                                    人を「思い遣る心」の喪失しつつあるに現状を警鐘したのが、
                                                                    一昨年の震災であり、異常気象による自然災害である思えてなりません。

                                                                    この度のオリンピック招致で我の国の国民性が問われることも、
                                                                    辛く苦しい思いを強いられた一昨年の東日本大震災と、
                                                                    全く逆の天からの温かいお導きであるように思えます。

                                                                    その為に必要不可欠なのは「おもてなし」であり、
                                                                    先ず人を思う「思い遣る心」であると思います。


                                                                      ブログパーツ
                                                                       

                                                                      天皇の御心「直き心

                                                                      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                      にほんのこころ1

                                                                      」と「」の旁「直き心

                                                                      」と「」の文字の組立の本来の原義を色々と調べその旁は「直き心」であると知りました。
                                                                      辞書によると「」の語は、立派な品性や立派な人格。恵む。有り難く思う。もうけ。と在ります。
                                                                      漢和辞典『新字源』に、「」は旧字体として<德>、異体字(古字)として≪悳≫が載っています。
                                                                      」の旧字の「德」の字は、その前身が「彳」と「悳」により形成された「憄」という字とされる。
                                                                      「直」と「心」をタテに重ねた「直き心」の「悳」の字を[とく]と読みます。
                                                                      「悳」に「行なう」の意を持つ「彳」が加わって「」という字が生まれました。 

                                                                      直き心」は、真理を愛する心で、直は「すなお」の意で、正直・実直・率直・撲直などで、
                                                                      直往邁進(チョクオウマイシン)して「義」の為に、「勇」を奮うのも「直」とされている
                                                                      と何かの書に記されていました。

                                                                      このような直く、正しい心とその心眼を備え持った人は、その行いに陰日向(裏表)がありません。
                                                                      その行為は、常に公明正大で、人の見知ると見知らぬ、とによって表裏のないのです。

                                                                      あくまで推測の域を超えませんが、直近の人気ドラマ「半沢直樹」の「直樹」名前は、
                                                                      この「直き心」からに依るものかも知れません。


                                                                      徳は本(もと)なり、先ず徳を積むことに努める

                                                                      日本文明の[国柄探訪][日本思想][皇室の祈り]に、
                                                                      この「直き心」について以下のような記載がありました。


                                                                      「直き心」 
                                                                      [以下「国柄探訪][日本思想][皇室の祈り」より抜粋転載] 

                                                                      国家を「和らげ調え」るためには、国民一人ひとりが「直(なお)き心」を持たなくてはならない。
                                                                      他人を押しのけても自分だけ豊かになりたい、とか、競争に勝つためには手段を選ばない、
                                                                      というようなとげとげしい心では、社会の波風はおさまらない。

                                                                      自分のことよりも周囲の人々への思いやりを大切にする、とか、多少遠回りになっても正しい道を
                                                                      歩んで行こう、という心持ちを多くの国民が持つ時に、国は「和らげ調え」られる。
                                                                      このように国内を「和らげ調えてしろしめす」ために、
                                                                      天皇は国民の安寧をひたすらに祈る「直き心」の体現者でなければならない、
                                                                      というのが、皇室の伝統であった。

                                                                      古から天皇の持つ「直き心」を「大御心」と呼んだ。
                                                                      昭和20年9月27日、昭和天皇は占領軍司令官ダグラス・マッカーサーと会見し、
                                                                      「私は、日本の戦争遂行に伴ういかなることにも、
                                                                      また事件にも全責任をとります」と述べた上で、こう語られた。

                                                                      「戦争の結果現在国民は飢餓に瀕している。
                                                                       このままでは罪のない国民に多数の餓死者が出るおそれがあるから、
                                                                       米国に是非食糧援助をお願いしたい。
                                                                       ここに皇室財産の有価証券類をまとめて持参したので、
                                                                       その費用の一部に充てて頂ければ仕合せである。」

                                                                      「奥村元外務次官談話記録より」

                                                                      これを聞いたマッカーサーは、次のように反応したという。
                                                                      それまで姿勢を変えなかった元帥が、やおら立上って陛下の前に進み、
                                                                      抱きつかんばかりにして御手を握り、「私は初めて神の如き帝王を見た」と述べて、
                                                                      陛下のお帰りの時は、元帥自ら出口までお見送りの礼をとったのである。
                                                                      昭和天皇の「直き心」は、マッカーサーの心を揺り動かしたのである。 

                                                                      [以上抜粋転載終り]

                                                                      昨年平成天皇が、60年ぶりに訪英された際、
                                                                      話題となり知らされた「強き人格には、先ず人を思う」の御言葉も、
                                                                      この「直き心」が脈打っていると思われます。
                                                                      そしてこの「直き心」は、現在の少子高齢化社会、震災復興、
                                                                      オリンピックで世界中の多くの方々への「おもてなし」の為にも、
                                                                      私達日本人が身に着けなければならない「和の心」でもあると思います。


                                                                      【八田修一・奇跡の言霊ブログ】に
                                                                      以下のような記事がありましたので抜粋転載致します。

                                                                      [以下八田修一・奇跡の言霊ブログより引用]

                                                                      あの震災で亡くなられた方は、
                                                                      本来、日本人が等しく受くるべき苦難に“代受苦者”となって身を捧げられた。
                                                                      生き残った被災者はいま、中央での利権漁りや左翼イデオロギー押しつけの二次被害に遭っている。

                                                                      こんな巫山戯た事態を、果たして天は許すだろうか。
                                                                      我々日本人には明るい未来が用意されている。
                                                                      だがその前に、未曾有の艱難が待ち構えている。
                                                                      “自分さえよければ”の時代が、完全に終わる。
                                                                      準備と覚悟をしておいてほしい。

                                                                      “ますらをぶり”を鼓吹した国学者・歌人の賀茂真淵(1697~1769)の言葉を引きたい。

                                                                      『つらぬくに、高き直き心をもてす。
                                                                       かつ、その高き中にみやびあり、
                                                                       なほき中に、をゝしきこゝろはあるなり。』

                                                                      誰かのために、働きたい。大切なものを守るために、自分の命を使いたい。
                                                                      高貴なる精神。後ろ暗いところのない、正直一貫の境地。凛々たる勇気。
                                                                      そんな気持ちを忘れずに。
                                                                      [以上引用終り]


                                                                      今私達日本人ひとり一人に必要なのは、
                                                                      まさしくこのような「直き心」を持つことだと思います。
                                                                       

                                                                        ブログパーツ
                                                                         

                                                                        おもてなしの語彙

                                                                        お薦め度【★★★★】全業種、業態用
                                                                        おもてなし・日本とH

                                                                        ホスピタリティ」は、「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。
                                                                        特にサービス業や人に関わる企業でよく使われている言葉です。

                                                                        態度や行動で示す「マナーの所作」と言われる形は、
                                                                        相手に不快感を与えないための最低限のルールです。
                                                                        そこに「心」が加わると、ホスピタリティになるのです。
                                                                        それは、相手の心に深い心地良さが加わることで、感動、信頼や信用、安心感が生まれます。

                                                                        一方、ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospice(客人等の保護)です。
                                                                        それが英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展したのです。
                                                                        これらは対価を求めているのではなく、
                                                                        おもてなしや喜びを与えることに重きをおいている点が大きくサービスと異なります。

                                                                        ホスピタリティに重視されるのは、対価や報酬を求めての行動でなく、
                                                                        人間性やアイデンティテーなどです。
                                                                        おもてなしや心の中に起こる様々な喜びを通して、
                                                                        結果として対価や報酬が支払われるということです。

                                                                        このホスピタリティは、遠くから来た旅人を身分の上下なく温かく迎え入れることを表わすことで、
                                                                        日本のおもてなしの起源と類似しております。 
                                                                        では、「日本のおもてなし」とホスピタリティとの違いは、どう言ったことなのでしょうか?

                                                                        「日本のおもてなし」

                                                                        日本のおもてなしは、お客様をお迎えする行動とその心構えを言います。
                                                                        主客一体の心で、お客様や相手に心から敬意を払い、それを行動で表すことです。 
                                                                        日本の文化「おもてなし」は、茶道から由来しています。
                                                                        客人に敬意を払い、温かく接する「」は「おもてなし」とホスピタリティは同様なものです。 

                                                                        大きな違いは、その「行動様式」あります。
                                                                        ホスピタリティの客人へのお世話(保護)ですが、日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、
                                                                        その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、お料理、客に接する人の立ち居振る舞い、
                                                                        音楽、踊りなど、全てに表現されています。
                                                                        何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                                                                        日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)
                                                                        の粋が込められております。

                                                                        日本のおもてなし」は、茶道が発祥とされ日本ならではの独自の文化です。
                                                                        日本人独特の持つきめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して創り出されたものです。
                                                                        この日本のおもてなしの「心」は、相手や物を思いやり、慈しむ心であると言えます。
                                                                        例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                                                                        それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。


                                                                        (参考)サービスの語彙
                                                                        サービスの語源は、ラテン語のSerous(奴隷)です。
                                                                        それが、英語のSlake(奴隷)Servant(召使い)という言葉から発展しました。
                                                                        サービスは語源の通り、サービスを受ける立場が主であって、サービスを提供する方は従ということで、
                                                                        主従関係がはっきりしていると言えます。
                                                                        即ち、サービスは「奴隷」の語源の通り、サービスを受ける側、即ちお客様が主であり、
                                                                        お客様に接客しサービスを提供する側が従となり対価や報酬が発生します。
                                                                        無料サービス、〇〇割サービス、タイムサービスなどがこの語彙を表わしています。
                                                                        また、主を柱に捉えて行動すると言う意味では、日本の「黒子」に類似しています。


                                                                          ブログパーツ
                                                                           

                                                                                  一期一会と「」「

                                                                                  お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                          和一期一会


                                                                          日本の心とも言われている「一期一会」について、今回は私見を交えながら紐解いてみます。
                                                                          御存知の通り、「一期一会」は、茶道の教えであり、そして日本人の心でもあります。

                                                                          人と人との出会い、語らいは二度とない一度限りの大切なものといった意味で使われる言葉です。
                                                                          この「一期一会」の心は普段の生活や大切な人とのお付き合いにも決して疎かに出来ません。
                                                                          同時に、「一期一会」の心は、『大切な人の、大切を、大切にする』ことにも当て嵌まります。
                                                                          それは具体的に
                                                                          大切な人と過ごす、大切なこのひと時を、もう二度とないと覚悟し、精一杯大切にする心
                                                                          と言うことです。

                                                                          また、「一期一会」は、様々なお客様や訪問頂いた客人に対し、
                                                                          貴方とこうして出会っているこの時間は、
                                                                           二度と巡っては来ないたった一度きりのもの、
                                                                           だからこそこの一瞬を大切に思い、
                                                                           今出来る最高のおもてなしをしましょう

                                                                          と言う語彙があります。

                                                                          故に、喩え、これからも何度か会うことはあるかも知れないが、
                                                                          もしかしたら、もう二度とは会えないかもしれないという覚悟で、
                                                                          出会い、触合う人に全身全霊で接すると言う意味も含んでいます。
                                                                          この「一期一会」は、日本人ならではの「利他の心」を以って成す
                                                                          べきことであると思います。

                                                                          同時に仏教に於ける「無財の七施」、儒教の『五常の徳』の心で接するものであると解します。
                                                                          それは、相手に対し総てに見返りを求めず、望まずに無我無心で行うべきことであると考えます。
                                                                          先ず、「一期」は、その際に必要とされる人として成すべき「」≒「」、
                                                                          そして「一会」はその人の歩んできた「道程」の結果であると共に、
                                                                          相手に対する「思い遣り」≒「」であると私は解します。

                                                                          」≒「」は、人としての務即ち、挨拶は相手へ、
                                                                          対面、非対面に関係なくにされたら必ず返す、
                                                                          メールや電話での問い掛けや頼まれごとは曖昧にせず、
                                                                          ハッキリと応えるべき答(特に断る場合)を出来るだけ時間を置かずに伝える、
                                                                          頂いた物が喩え邪魔であっても相手の好意やお世話の気持ちが
                                                                          感じられる時は損得に関係なく「礼」を伝え、
                                                                          場合によってはそれに見合う適切なものを判断しお返えしをするなどと言ったことです。

                                                                          人として果たすべき義務は、安心感、信頼、感謝と言った「」のキャッチボールだと考えます。
                                                                          思い遣り」≒「」は、博愛の精神を表わし伝えること、
                                                                          即ち見ず知らずの他者に対する意識であり、
                                                                          中でも大切な人に対する「思い遣り」「慈しみ」であって、
                                                                          言い換えるなら親愛の情、優しさです。

                                                                          また、人としての成すべき「義理」でもあると考えます。
                                                                          そしてそれは物事の正しい道筋、人間の踏み行うべき正道とも言われ、
                                                                          物事の道理であり、対人関係や社会生活の中で、
                                                                          守るべき道理として意識されたものです。(=道義とも言います。)

                                                                          日常生活にこの「一期一会」を当て嵌めてみますと、
                                                                          大切な人や知人友人、或はお客様や個人をお迎え、接し、
                                                                          応対すること自体が決して偶然ではなく、
                                                                          必然であると捉えることが出来ます。

                                                                          何故必然かと言いますと、見知らぬ人との出合いは
                                                                          善きにつけ悪しきにつけ、その人の歩んできた人生の道程から生じるからだと思います。

                                                                          人として生をうけ、現在に至るまで、
                                                                          己の心に正直に真直ぐな生き方をして来た人、
                                                                          己の心にそぐわない生き方をしてきた人、
                                                                          夫々の生き方の道程に合った出会いがあり、
                                                                          その人が試めされるような出逢いもあります。

                                                                          このような「一期一会」の精神と活動は、
                                                                          これからの日本の為にも、個々人が幸せで豊かな日々の生活を得るためにも、
                                                                          」である「義務」を弁え、「」である「思い遣り」を備え持ち、
                                                                          真心で表現伝達すべきことだと思います。


                                                                            ブログパーツ
                                                                             

                                                                            見た目と日本人

                                                                            お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                            メラービアン
                                                                            古より、私達日本人は、
                                                                            「人の思惑が気になる」
                                                                            人の目が気になる人」
                                                                            「人の視線が気になる人」
                                                                            「人の噂が気になる」
                                                                            「人の評価が気になる」
                                                                            と言っても過言ではないと思います。
                                                                            同時にこのような日本人の特質からも、
                                                                            自分に対する他者の見方即ち意識・思惑
                                                                            無意識に気にするのは当然であるとも思います。
                                                                            最近はあまり使われなくなった、
                                                                            「外面(そとづら)と内面(うちづら)」
                                                                            と言った表現の仕方も、日本人が人の目
                                                                            気にする特質によるとものだと考えます。



                                                                            さて、見た目人の目、第一印象と言うと、
                                                                            先ず思い浮かぶのが「メラービアンの法則」です。
                                                                            メラービアン氏は、第一印象を構成する要素は、
                                                                            1:見た目55%、2:声38%、3:言葉遣い7%
                                                                            の3つで構成され、夫々の比率があると説いています、

                                                                            このことは、言うまでもなく人付き合いで「見た目」が如何に大きい要素かを表わしています。
                                                                            人との触合いに、見た目身嗜みを大切にすることが好感を与える第一歩であると教えています。
                                                                            以上のことを踏まえ、現在の日本人の仕草を振返り、改めて見直し、
                                                                            よく考えなければならないことは、古昔から、日本人が持つ世界に類を見ない独自の特質とも言える、
                                                                            見た目と人の視線を気にする」「他者の心を気にする」こととメラービアンの法則の関係です。

                                                                            上記した日本人の持つ特質から、私達は単純に他者の[見た目が55%]も占めるのだから、
                                                                            他者から見られる自分自身の様々な外面的な要素の向上、身に着ける物、
                                                                            持ち物などを気にすれば良いと考えてしまうのはある程度仕方がないと思われます。
                                                                            このことは世界中から、日本人はブランド嗜好が強いと言われる所以かも知れません。

                                                                            さて、メラービアン氏の説く見た目の身嗜みには、「」と「身体」の二つがあると解します。
                                                                            即ち、身嗜みの「」には、その人の「」が現れる、詰り「心技一体」ということだと考えます。

                                                                            一般的に身嗜みには手軽な「見た目」の身体に関連することを重視する傾向があると思われます。
                                                                            身嗜みに最も大切なのは、その人の心の状態が如実に表れることを自覚認識しておくことです。
                                                                            心の身嗜みを疎かにしている人は、どんな素晴らしく高価な物を身に着け、
                                                                            自らの顔や体が美しくなることにお金をかけても瞬時的なものになってしまい、
                                                                            本当の幸せを手に入れ難くなります。

                                                                            例えば、素晴らしい衣服を身に着けていても靴の手入れが成されてない、
                                                                            下着が汚れている、などと言ったことに、その人の心の情態や意識が表れ易いということです。
                                                                            本来の心の姿(≒本質)を「見た目」だけで判断することは極力避けた方が賢明です。
                                                                            顔や身体の美しさ綺麗さだけでは、末永い人と繋がりや結び付き、お付合いは成せない
                                                                            と言われています。
                                                                            その様な現実を男女間や水商売の場などで実際に数多くその現実を見聞きし、体験しました。

                                                                            人との結び付きや繋がりを継続維持させるには、どうしても心の身嗜みが不可欠です。
                                                                            現在日本で人気のある韓国のグループ「少女時代」をプロデュースされた方のお話しの中で、
                                                                            「外面的な顔やスタイル、アクションなど何でもお金で解決できるが、
                                                                            どんなことがあっても挫けない心の体力、一人ひとりの心魅力はそうはいかない。
                                                                            だからデビューする前に数年間かけて心の力を付け、を磨く訓練をさせる。」と話していました。
                                                                            近年、国内で韓国の芸能人に人気があるのは、このようなことに起因しているからかも知れません。

                                                                            他国のことでも、学び見習うべきことは行っていくことも、
                                                                            今後の復興には必要であると考えます。
                                                                            私達が復興に向けて大切にしなければならないことは、
                                                                            日本人誰もが「心身の身嗜み」を認識し、現況を見直し、
                                                                            修正すべきことは改めることであると思います。

                                                                            報道によると、この度の大震災や原発事故によって変わったことは、
                                                                            自分の為から、誰かの為に」の意識と、
                                                                            豊かな当たり前の生活を見直す≒節約の大切さ」であると報道などで見聞きします。
                                                                            震災後だから出来ることは、一人ひとりの国民が
                                                                            日本の国と日本人の心のターニングポイント」を強く認識し、より良い方向付けをし、
                                                                            皆で力を一つにし、努力精進することであると考えます。

                                                                            また、メラービアンの法則の「見た目」を重要視することは接客業、
                                                                            おもてなしをする様々な業種に於いて「人(顧客)の目」を意識した身嗜みや作法として、
                                                                            とても大切にされています。
                                                                            ところが、サービスの業界では「見た目」や「人の目」を意識し過ぎるばかり、
                                                                            外見ばかりを飾ったり、磨いたり、人の思惑を気にし過ぎる傾向が多々見られます。

                                                                            例えば、売上低下や業績が芳しくない場合などに、
                                                                            働くスタッフの心の育成や意識改革と言った「心の身嗜み」「心の体力創り」に経費を掛けず、
                                                                            制服やお店の外見と言った様な見た目だけを変えれば良い方向へ向かうと
                                                                            考えている経営者や責任者が多いのではないかと思われます。

                                                                            この考え方も、古くから人の目や見た目に拘って来た日本人の特性に依ることかも知れません。
                                                                            おもてなしや水商売と言われる仕事をしている方々に多く見られる、
                                                                            「見た目」のエレガントさや素敵さを意識するばかりに、
                                                                            日本のおもてなしの心でもある自然な立ち振る舞いが成されない場合が
                                                                            数多く見られるのも「人の目」を意識し過ぎる弊害と考えられます。

                                                                            また、日本人は、自分と他者の外見や地位を比較するのを好み、
                                                                            上下、優劣のランクを付けたがり、自分が周囲に比べて、上か下か、
                                                                            と言ったこと比べたがる特性を持っています。(←比較相対意識)
                                                                            と同時に、型や形に当て嵌めて物事を考えたり、捉えたり、行動したりすることも、
                                                                            日本人の「人の目」を意識することに依るものあると考えられ、
                                                                            結果として皆がマニュアルに頼り過ぎる傾向があります。

                                                                            この「人の目」とは、自らの心が勝手に作り出した自分自身の影のようなものであり、
                                                                            人が自分のことをどう考えているかというよりも、
                                                                            自分が自らをどう考えているかのほうが近いと思います。
                                                                            人は誰でも、他者の自分に対する目や思惑を無意識に気にして当然です。

                                                                            「見栄を張ってしまう」のも
                                                                            「人の思惑が気になる≒(相手に)嫌われている(のではないか)」などと思ってしまうのも、
                                                                            「少しぐらい気になっても良い平気だと」と考えた方が賢明です。

                                                                            要は、「人の目や思惑が気になっても、気にし過ぎず苦にしない」ようにすることです。
                                                                            また、人に良く思われたい、悪く思われたくない、人は人、
                                                                            自分は自分と言うような狭い考え方は今迄の人様とのお付合いや
                                                                            色んなビジネスの体験からも良い結果は得られないと思います。
                                                                            何れにしても「人の目」は、人の考えではなく、自分自身の考え方だと思われます。
                                                                            自分自身の心(自らの心の中)で対処、処理出来るものではないでしょうか。

                                                                            サービス業界特に水商売では、自らのモチベーションを高める為に
                                                                            顧客の目(人の目)を意識した「見た目」に重きを置く方々が少なくありません。
                                                                            また一方では、ホステスさんの自己満足や自分自身の色々な欲望から
                                                                            人の目」「見た目」を意識し、お客様に接待する場合も多く見受けられます。
                                                                            しかし、お客様と絆や深い繋がりを持つ為の本当の魅力は本人の心に存在するものであることを、
                                                                            今は少なくなってしまった夜の社交場と言われた銀座の会員制高級クラブで
                                                                            おもてなしをしたり、働いたりしながら貴重な体験として見聞きし、味わいしました。

                                                                            サービス業、特に水商売やエステ、美容、ホテル旅館等では、お客様をもてなす為に必要とされる
                                                                            お客様一人ひとりを思い遣る心から生まれる「お客様の目(人の目)」、「見た目」を
                                                                            重視する意識が大切なことだと考えます。

                                                                            今後の日本の復興の為にも、大震災に見舞われた被災地の方々、
                                                                            又被災地等で復旧や様々なボランティア活動をなさる人々の「見た目」「人の目」を気もせずに、
                                                                            自らのことは構わず他者を思い遣る心で懸命に生活し、
                                                                            活動する姿を見ることでサービス業に携わる多くの人達の心に、
                                                                            愛他・利他の心の表れでもある「自分の為より、誰かの為に」と言った
                                                                            サービス業の本質の学びが得られることを願わずにはいられません。


                                                                              ブログパーツ
                                                                               

                                                                              日本おもてなし「モノ」「コト」

                                                                              お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                              日本のおもてなしには、姿形として目に見える「モノ」と、
                                                                              目には決して見えない心を指し示す、「コト」とがあります。
                                                                              この「コト」は歌舞伎の舞台で言うと、「黒子の心」で表現する「態度」「言動(所作)」を指します。
                                                                              詰り、お客様相手に接客、接遇する際、お世話や気遣いを影の様に行い、接することなのです。
                                                                              この表に見えない裏の「コト」=心こそ、おもてなしに最も大切だと常に意識しておくことです。

                                                                              また、茶の湯(茶道)で大切な人やお客様をもてなす際、季節感のある生花、
                                                                              もてなす相手の個性に合わせた掛け軸、絵や掛け軸、茶器、御香、菓子など
                                                                              具体的に身体で感じたり、目に見えたりする「モノ」と、
                                                                              もてなす側の人が相手を思いやる言葉、表情、仕草など、その場で瞬時に消えてしまう、
                                                                              目に見えない心の「コト」があります。
                                                                              日本のおもてなしは、相手やお客様に思いやりを、裏表の無い心「モノ」「コト」で伝え、
                                                                              触合う相手と心をひとつにし、誠実に奉仕の心で伝えることです。
                                                                              これは、一期一会の精神と同様です。

                                                                              日本のおもてなしは、表裏なし、詰り表裏のない気持ちで相手やお客様を迎えることを意味します。
                                                                              このことから、表なしと裏表なしの二つの意味を持つとも解釈することが出来ます。
                                                                              表は「モノ」を指し、目に見える様々な姿形や所作・言葉、裏は「コト」を指し示し、
                                                                              日々触合う人々、大切な人、お客様に接するスタッフの行動の裏に隠された思い遣る心で接し、
                                                                              相対することです。
                                                                              日本人は、とても几帳面な国民性があり、
                                                                              誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、
                                                                              人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ
                                                                              相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずに接し行い
                                                                              良い人間関係を作ることを常に心情にしています。
                                                                              これを舞台で言えば、「黒子の役割を果たす心構え」であり、この表に見えない裏の心こそ、
                                                                              日本のおもてなし」にとても大切なことです。

                                                                              この「裏表なしの心」は、
                                                                              飲食業ばかりではなく、日常生活を始めとした全てのおもてなし、接客・接遇に当て嵌ります。
                                                                              「おもてなし」の「表」と言われる目に見える情報(笑顔、言葉、お辞儀、姿勢、態度・仕草など) は、
                                                                              かつて私達が先輩の背中を見て身に着けて来た時代と異なり、
                                                                              現在は多種多様な情報や形の表現の手引きとしてのマニュアル等を、
                                                                              ネット上や書籍、多様なコンサルタント、色んなインストラクターの方々等を通して得られ、
                                                                              表面上は身に着けられる時代になりました。

                                                                              しかし、おもてなし、接客や接遇する個々人の個性に合わせた「おもてなしの心」である
                                                                              「コト」の伝達や表現に必要な「心の持ち方・位置」に至る迄を学ぶことは、
                                                                              他者や様々な情報を通しての知識や一過性の教え、トレーニングだけでは出来ません。
                                                                              おもてなしの際や場面において、
                                                                              もてなす側、もなされる側の姿形や心は人の顔と同様に様々で夫々が異なっており、
                                                                              そこにはこれだと言う一定の形やルール、所作は存在しません。

                                                                              形ばかりを優先した型通りマニュアルでは日々触合う人々、大切な人、様々なお客様や患者さんに
                                                                              ピッタリと合った、心の通い合う本当の「日本のおもてなし」は到底出来ません。
                                                                              この様な触合う相手の個性に合ったおもてなしの仕方、接する人々に合ったおもてなしの表現や伝達が、
                                                                              大切な人やお客様の心を動かし、感動、感銘や余韻を与えられるのです。

                                                                              現在のこの厳しい時代を乗り切るには、この隠された裏の心「コト」を相対する大切な人やお客様に
                                                                              表し、伝える為の「思い遣り」や「感謝の心」を感じて頂ける所作とその余韻創りがとても重要です。
                                                                              優しい目線、柔和で温かな表情で相手やお客様を観察するのみならず、
                                                                              常に相手やお客様の立場に立ち、気配りや気遣いをし、何らかのアクションがある前に、
                                                                              さり気ないお世話や自然なサービスの提供をすることは、
                                                                              あなただけにしか出来ない「日本のおもてなし」なのです

                                                                              その為にも日々触合う人々、大切な人、お客様の心理を察するために、ちょっとした仕草や
                                                                              僅かな表情の変化から、相手やお客様の心を察する鋭い察知力を身に付ける必要があります。
                                                                              おもてなしの「心の通い合い」には、この様な表に出ない影の役割をシッカリ果たすことです。

                                                                              夫々の相手やお客様の個性に合わせたもてなしの仕方、触れ合いの中で表現や伝達が、
                                                                              大切なお客様の心を動かし、感動、感銘や余韻を与えるのです。 
                                                                              それは、相手やお客様を敬い、もてなす側の偽りのない心を表し伝える「おもてなし」なのです。
                                                                              触合い接する相手やお客様に対し、お陰様で、有難い、と思う表面に表れない「コト」の心を常に抱いて、
                                                                              互いの心の通い合う「おもてなし」を、何気ない自然な姿することが、
                                                                              もてなされる方の心に何時までも残る感動や感銘、余韻のなのです。


                                                                              このような日本のおもてなしの心を表わし、伝えるための形として様々な作法と言われるものがあり、
                                                                              それは相手やお客様への思いやりを表現し伝える日本のおもてなしの形なのです。
                                                                              日本のおもてなしの修得は、先ずこの作法を学ぶことから始めます。


                                                                                ブログパーツ
                                                                                 

                                                                                おもてなし」と茶の湯

                                                                                お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                                日本独自の文化である「おもてなし」は、平安、室町時代に発祥した茶の湯から始まったと言われ、
                                                                                客や大切な人への気遣いや心配りをする心が築かれた世界に誇れる日本だけの文化です。
                                                                                同時に、日本の文化おもてなしの<原点>は、茶の湯であると古より言われています。
                                                                                また、おもてなしホスピタリティは、触合い接する人と同等の立場で行われるのも特徴です。

                                                                                茶の湯と言われる茶道は、接する人を慈しみ、その人を思い遣る心を表すことを旨としています。
                                                                                そして茶の湯は、
                                                                                「一服の茶を相対する客に対し、心から作り、それを差し上げる。」
                                                                                ただそれだけのことであり、その行為を含んだ全ての物事です。

                                                                                その行為の裏には、表面上だけの仕草や言葉を無にし、相手を敬い、思い遣る心があります。
                                                                                お茶を差上げる相手に対し、表面に出さない相手(表無し)を思い遣る心は、日本人が”地味(質素)”を
                                                                                愛する一面があることを表現している語句、「侘び寂びの心」から来ていると考えられます。

                                                                                侘び寂び」この言葉を適切に解説するのはあまりにも奥が深いことですので解る範囲で記します。
                                                                                本来日本人ならば、「侘び寂びの心」は必ず持ち合わせている精神ではないかと思います。
                                                                                そして、それは教えられて知るものではなく、感じ、覚えながら身に着けていくものだと考えます。
                                                                                日本人は世界的に見ても「地味」を愛する一面を持っていのではないかと考えます。
                                                                                この地味を愛することを究極まで突き詰めたて形にしたものが茶道であると考えます。
                                                                                侘び寂び」の言葉は、本来「地味」を表す語句です。
                                                                                そして、ただ地味な面ばかりではなく、必要とされない精神やものを一切削ぎ落とした完璧なまでの
                                                                                質素さシンプルさを備え持ち、物事の有りの侭の自然な姿を求め、自然環境を愛する心です。

                                                                                自らが、今生かされ、生きて在ることに感謝し、清らかな美しい心を備え、
                                                                                時代の移り変わりを全身で感じながら受け止める姿勢を持ち、
                                                                                どんな人でも持っている煩悩(虚飾)を一切捨てる去ることで残る慎ましやかな心、

                                                                                それが、「侘び寂び」ではないかと私は考えます。

                                                                                この「侘び」とは、慎み深く奢らぬことであり、
                                                                                寂び」は、禅の師清巌和尚の言葉を引用すると、
                                                                                茶の湯をする人は、大名なら大名らしく、金持ちは金持ちらしく、世捨て人は世捨て人らしく、
                                                                                夫々の置かれた環境に応じてするのが一番だ。」
                                                                                と言うことです。
                                                                                そしてこのことは、自慢するのは、とてもみっともない行為であるが、だからと言って余り遜ることも
                                                                                不自然だと言うことも意味するのです。
                                                                                侘び寂び」とは、謙虚さを大事にし、己の存在感を失わないようにすることであると考えます。
                                                                                日本のおもてなしに、この「侘び寂び」の精神は不可欠なことであり、とても大切なことです。

                                                                                また、日本のおもてなしは、風情とも言われる「余韻」にも重きを置いているのです。
                                                                                一方で日本人の「おもてなしの心」の基盤には、誰に対しても自然に親切にする意識があります。
                                                                                この意識は、日本人の特性とも言える「恥の意識」、
                                                                                人の目」(思惑)を気にすると言った独自の気質から生じることかも知れません。

                                                                                そして、日本人は、とても几帳面で相手を思い遣る優しい心を持ち
                                                                                人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ
                                                                                良い人間関係を作ることを常に心情にしている国民性があります。
                                                                                このような様々なことが日本の文化である「おもてなし」の『礎』になっていると考えます。

                                                                                同時に、一期一会の心である、其の時、其の場において、其処に会した人々が
                                                                                二度と会うことの無いであろう出会いの機会として、其の一瞬大切にし、出会った相手を敬い、
                                                                                思い遣りの心で触合い、接することも
                                                                                「おもてなし」に欠かせない大切なことです。

                                                                                一方、「おもてなし」は、触合う相手と互いが思い遣りの心を持ち、
                                                                                互いの心が通い合う関係が『』になるとも考えることが出来ます。


                                                                                以下、次回日本の文化「おもてなし」を紐解く(新)-2.に続く

                                                                                  ブログパーツ
                                                                                   

                                                                                  何気ない「気遣い」と「心遣い

                                                                                  お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                                  日本のおもてなしは、自然さ何気なささり気なさと言ったことを重視します。
                                                                                  同時におもてなしは一つの付加価値であり、とても心温まる洗練された美学と言えます。
                                                                                  それには、温かい人の心が通い合うさり気ない気配り、気遣い心遣いが大切なのです。

                                                                                  其の一つに、臨機応変な応対、対処が出来ることがあります。
                                                                                  それはお客様の意向・状況・雰囲気を一早く察知し(掴み)、「其の場造り」をすることです。
                                                                                  以前に合ったテレビ番組「田舎に泊まろう」でよく見られたように、
                                                                                  お見え頂いた初対面のお客様をもてなす側に立つ主人や奥様は、手伝いに来てくれた人達を上手に動かし、
                                                                                  主人やお客様を含めた人の動きの流れをそっと見守っているなどのことも見られました。
                                                                                  また、来客に失礼や不行き届きがあってはいけないと考えて行動し、
                                                                                  お土産を持たせる場合はそれを忘れてはいけないなどと、色々なことに気配りをしていました。
                                                                                  その客人とゆっくり話し込んだりすることも出来なくても、
                                                                                  もてなす心は人一倍忘れないで目立たぬように行動すると言った場面が見られました。

                                                                                  同時に、気を遣っていると相手に感じさせるような気の遣い方ではいけないと考え、
                                                                                  人手が足りない状況でも、お客様を寛がせること気遣いし、
                                                                                  そのことだけを考えて走り廻る姿も垣間見られました。

                                                                                  訪問した客が、帰る道すがら
                                                                                  「ああ何と心の和むもてなしだった」
                                                                                  「また、此処に来たい」
                                                                                  と感じるさり気なさがある「心の通い合うおもてなし」は、とても大事なことです。

                                                                                  常に相手の身になり想い考え、相手に要らぬ気遣いをさせない「日本のおもてなし」。
                                                                                  お客様に対する思い遣り、ユーモアのセンスや共感の態度にその人の人柄が表れます。
                                                                                  人柄の表わすには、もてなす人の心の温かさが何より大切であり、
                                                                                  それは相手の立場になって想い巡らし考えることで幾らでも補えると思います。

                                                                                  例えば宴会の場合、どういう趣旨や目的であるのか、誰を励ます会なのか、見合いの席か、
                                                                                  どなたかのお祝い、喜寿の祝いか、そう言ったことを一早く察知することが大切なのです。
                                                                                  励ます会であれば主人公の気分が高揚するように神経を配り、お見合いの席であれば
                                                                                  本人同士が相手に良く映るように気遣う、
                                                                                  喜寿の祝いであればお肉などにお年寄りが食べ易く包丁を入れるよう調理場に伝達する。
                                                                                  と言ったことで、おもてなしと接客サービスは、類似点は有るが別のものだと考えます。

                                                                                  また、おもてなしに大切なことは、お客様を待たせないことであると思います。
                                                                                  お待たせすると、お客様や相手は徐々にあら探しを始めます。
                                                                                  要は、待たせることでお客様をどんどんマイナス要因に導かないようにすることです。
                                                                                  そのためには、知恵を絞り、要領良く、敏速に提供すること、即ち一挙手、一投足の仕草の中に、
                                                                                  自然で、繊細な気遣いと、ある種の美しさであると思います。

                                                                                  その一つにお客様(客席)と調理場とのパイプ役を果たすことがあります。
                                                                                  今、お客様は挨拶をされているとか、会話が深刻になっているから料理を提供するのは
                                                                                  もう少し出すのを控えて欲しいなどの報告や連絡を調理場に入れることです。
                                                                                  また、お客様同士が、込み入った会話をしている時には、料理に手をつけられません。
                                                                                  従って料理が溜り、冷えてしまうことになりかねません。
                                                                                  温かいものは温かい内に、冷たいものは冷たい内にというタイミングがとても重要です。

                                                                                  同時にいつもお客様の前を整然と綺麗にすることを考え、
                                                                                  お客様の前にものを出す時は美しく出すことも大切です。
                                                                                  それは、お客様が席を立たれた時などに、テーブル上を美しく整然として置く何気なさ
                                                                                  床が食物や飲物が落ちて汚れていたらサッと拭き取っておく気配り、お荷物が汚れないように
                                                                                  カバーをかけて置くなどの気遣いの行動を手早く、さり気なくしておくことです。
                                                                                  また、お水を沢山飲まれる方にはデカンタをそっと置いておくことも気遣いの行動です。

                                                                                  入店時・立席時の別なおもてなしの事例として、靴やコートが濡れていたり、汚れていたりした時は、
                                                                                  さり気なく手入れをして置くと言った心遣いは、お客様の心にとても温かな余韻を与えます。

                                                                                  美しく素敵な仕草は、お膳の持ち方、グラスの置き方、ボトルの持ち方、お酒やワインの注ぎ方、
                                                                                  その際の手と指先の向きや添え方、差し出す角度などと言った身のこなし方が自然に流れるように
                                                                                  流暢であることから生まれます。

                                                                                  あるお店では、食事提供マナーに決められた通りではなく、
                                                                                  場面に応じて飲物も食事も全てお客様の右側から出して食べ終えてないお料理を左の方に寄せていく
                                                                                  という方法で接客サービスをしているお店があります。
                                                                                  マナー違反と言われる方もいると思いますが、そのお店では自然な形を重んじ、
                                                                                  整然と、見た目に綺麗にすれば良いということで実施しています。
                                                                                  あちらこちらに飲食物を置かず、お客様の体に当たらないようにテーブル上は一定の方向に
                                                                                  流れる様にして置くようにサービスをしています。
                                                                                  その時々の方法は、客席(客室)の造りや状況、席の都合に合わせその都度変えて、
                                                                                  お客様へおもてなしをしています。

                                                                                  このような事例から判るように、自然の姿、さり気なさ何気なさ心遣いを原点とする
                                                                                  日本のおもてなし」には、其の場に合わせた臨機応変さが求められるのです。


                                                                                    ブログパーツ
                                                                                     

                                                                                    日本のおもてなしへの回帰

                                                                                    お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                                                                    新しい年に入り、日本をリードしている経済界・大手企業のトップや様々な企業人が、
                                                                                    今年は、これからの新しい日本を造るための「チャレンジ元年」であると話しています。
                                                                                    その為の行動を、今迄の通念や当たり前を捨てて行動を起こす時であるとも話しています。
                                                                                    現在のような厳しい時期は、あらゆる面で最大チャンスであるという声もあります。

                                                                                    現代の日本の社会は、数多くの情報が満ち溢れていて、稍もするとその情報に振り回され
                                                                                    物事の本質や自らの意思決定に色々な意味で影響を与えています。
                                                                                    と同時に、実績やスキルばかりを重視し、大切な「人を見る目」を失いつつあります。

                                                                                    このよう中、最近は、テレビやネットなどを通じて得られる、グルナビなどの店舗情報、おもてなし
                                                                                    接客や接遇に関連した様々な情報の豊かさには目を見張るものがあります。
                                                                                    当然ながら接客や接遇に係わる「おもてなし」や「C.S(顧客満足)」に関する
                                                                                    消費者の意識や見方や捉え方、サービス業全体に対する見方や受け止め方も、
                                                                                    数年前とは違ってかなりの差が出てきている現状です。

                                                                                    また、顧客満足、感動(期待以上のことを受けた時に味わう)についても、
                                                                                    以前に感動を与えられたからと思い、また同じことをしても二番が効かなくなってきている現状です。

                                                                                    このような世情の中、おもてなし、接客や接遇関連の仕事や係わりを持っている人々は、
                                                                                    今までの【当たり前】や概念を改めて見直す必要性があります。

                                                                                    大切な相手や人、お客様への私達のおもてなしの≪当たり前≫とされていることは、
                                                                                    相手と触合う私達の心を伝達し、お客様と心を通わせ合う為の内なる基準です。
                                                                                    様々な人との触合い場や人と接する接客接遇業界で多々見られることですが、

                                                                                    わざとらしく感じる作り笑顔、口先だけで、心が感じられない、声として発するだけの接客接遇言葉、
                                                                                    すればいいだけの心の表れていないお辞儀、通路やコアですれ違っても、
                                                                                    歩きながらやアイコンタクトの無い形ばかりの会釈や挨拶等々を多くの所で見聞きします。
                                                                                    また、接客接遇おもてなしの登竜門も言える挨拶についても、社会生活で上手く出来なくても、
                                                                                    接客・接遇、おもてなしのレベルアップを図りたいと言う話も度々耳にしたりします。

                                                                                    また、接客接遇用語や言葉使いも、語彙や目的を弁えず、言わなきゃいけないと言われているから、
                                                                                    言わないと叱られるからなどの理由から、原義やT.P.Оも弁えず言動していると
                                                                                    しか思えないことが多々あります。

                                                                                    最近は、テレビや書籍・ビデオ・DVDなどでも第一印象の大切さや多くの具体例が伝えられ、
                                                                                    様々なサービスを受ける側ユーザーの目も以前とは違ってレベルアップし、豊かになって来ています。
                                                                                    そのサービスを大切な相手やお客様・患者さん・クライアントに、
                                                                                    会社(お店)・施設の心や自らの「心」を現し、伝える手段としてマナーがあります。
                                                                                    応対時のマナーは相手やお客様に対する思い遣りの心を生かすためのもの(所作)です。
                                                                                    常日頃から、思い遣りの心を意識し、態度や言動で表現伝達する癖を付けることによって、
                                                                                    マナーのレベルアップが計れサービス意識を育むことが出来ます。

                                                                                    顧客やクライアントを確保し、お店や会社のファンを創る為にも自店自社の現状を振り返り、
                                                                                    今の「当たり前」と思って行っているサービスを見直す必要があります。
                                                                                    ※此処で言うサービスは、一般的なサービス、ホスピタリティ、おもてなしを指します。

                                                                                    また、その為にはサービスの「当たり前」を改めて見直した上で、適正な基準を洗い出し、
                                                                                    確りと認識すると共に、全員のサービスに関する意識改革に着手し、些細なことでも出来ることから、
                                                                                    即実行するための行動に移して行かなければなりません。
                                                                                    同時に、サービスに関するリスクアセスメントを、高い水準で行う必要もあります。

                                                                                    『現在までの経験や体験を自らの常識とし、それを基にサービスをしていませんか?』 

                                                                                    年の始まりの今だからこそ自店舗、自社、自らのサービスの常識としている基準や取組みを
                                                                                    相手やお客様の視点(目線)でもう一度振返り、見直してみましょう。

                                                                                    先ず、自社や自店舖の全てのサービスを見直し、そのレベルUPを図ることです。
                                                                                    今は売上目標を達成しているからとか、面倒くさい、忙しいから出来ないと言っていては、
                                                                                    サービスの当たり前の見直しやレベルUPは出来ません。

                                                                                    今後の為にも当たり前の基準(ものさし)の向上こそ、今直ぐに行はなくてはならない大切なことであると、
                                                                                    全員が自覚認識することからスタートしなくてはなりません。

                                                                                    サービスの原点は相手を立てることでどちらかと言うと提供する側が従となります。
                                                                                    ホスピタリティ、おもてなしは相手と同じ立場で心を通わせ合うことが柱となります。

                                                                                    日本独自の文化「おもてなし」は、茶道の心としても知られているように、一期一会の心、
                                                                                    何気ない自然な立ち振る舞い、目に見えない心遣いや気遣いと言ったことを重んじます。

                                                                                    人と人とが繋がり、結び付きを強くして、新たなチャレンジ、一日も早い震災復興に向かう為にも、
                                                                                    私達ひとり一人が「日本のおもてなしの心へ回帰」が不可欠であると考えます。


                                                                                      ブログパーツ
                                                                                       

                                                                                      の心」と「

                                                                                      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                                      日本人の物事の考え方を表していることに聖徳太子の作った、
                                                                                      十七条憲法の中に記されている「を以って、貴し(トウトシ)と成す」と言う説きがあります。
                                                                                      私見ですが太子の言う「」とは、単にプライベートや職場の仲間同士で仲良くすることではなく、
                                                                                      互いが「」の心を以って話合い触合うことで、そこに自ず(オノズ)から物事の「理」が通い合うと
                                                                                      言うことであると解します。

                                                                                      」の別の読みとして、「(ナゴ)む」と読み、「場を和ます」などに使われるのも、
                                                                                      このようなことによると考えられます。

                                                                                      また、職場内や様々なスポーツでの仲間の「和」は、「」とも解され、
                                                                                      「和」を以って仲間同士「」を作り出すこと、即ちチームワークと称されています。
                                                                                      このチームワークは、目標や課題に向かい全員が「和の心」で「心をひとつ」にすることを指します。
                                                                                      最近の出来事の実例として、なでしこジャパンがチーム内での「和」と「」を大切に、
                                                                                      重んじて先のワールドカップで世界一になったことでも明らかです。

                                                                                      東日本大震災の復興に向かう現在、私達一人ひとりが心をひとつにするためにも
                                                                                      「和」と「」の心を重んじて行くことが必要であると考えます。
                                                                                      生活の大半を占める職場や仕事上でも、「和」は大事なことです。

                                                                                      何かの課題や計画を行おうとする時や様々な問題を解決する時に、皆がお互いを信じ合い、
                                                                                      「和」を以って取組むことで、最初は不可能ではないかと思えた課題でも解決出来ます。

                                                                                      また、一つの目的や目標に向かい、職場の全員が心を合わせて考えたり、行動したりすることで、
                                                                                      一人では想像もつかない色々な発想やアイデアが湧き出ます。

                                                                                      私達日本ではこのような「和」と「」を称し、「調和」と言う言葉で表します。
                                                                                      日本人は古より、「人を許し、人を生かして、共に調和して生きようとする心」を
                                                                                      持つ国民性があると言われています。

                                                                                      この「調和」は、目的を同じくする様々な集団を一体化し、単なる要素を組み合わせた総和を越え、
                                                                                      想定外の大きな創造力を生み出します。

                                                                                      このような私達日本人ならではの「和」と「輪」、「調和」を図る上で
                                                                                      日本の文化おもてなしの心」はとても大切です。
                                                                                      同時に「おもてなし」の礎とも言える出会い、触合う人々や相手を「思い遣る心」であると考えます。

                                                                                      表面だけの形ばかりのコミュニケーションではなく、人々が思い遣りの心を持ち互いがその心を
                                                                                      感じられるコミュニケーションこそ、少子高齢化や経済不安など数多くの厳しさに立ち向かう
                                                                                      これからの私達に必要不可欠であると考えます。

                                                                                      また、人々がこの「おもてなしの心」「思い遣る心」を持つことは、
                                                                                      昨日結審したオウム事件や日々起きている人として行ってはならない様々な悲しく辛い事件
                                                                                      引き起こさないためにもとても大切なことであると強く思います。

                                                                                      私達一人ひとりがもう一度日本人である『原点』に立ち返り、
                                                                                      「日本の文化おもてなしの心」を熟知し、身に着けるべきであると考えます。


                                                                                        ブログパーツ
                                                                                         

                                                                                        和の心」と「おもてなし

                                                                                        お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                                        この春、東北地方を襲った東日本大震災は多くの尊い命を奪い、
                                                                                        数知れない物を破壊するばかりか、予期せぬ原発事故まで引き起こしてしまいました。

                                                                                        同時に私達日本人の心に、人の命の大切さ、人と人との繋がる和の大事さ、
                                                                                        現在の恵まれた豊かな生活を「当たり前」と感じていた心の緩み、
                                                                                        世界各国からの日本に対する信頼、日本人としての誇りの自覚と言った数多くのことを知らしめました。
                                                                                        また、一方で、心の体力やソリューションの大切さを改めて認識させられました。

                                                                                        古より、日本人の心とも言える精神は、「」の精神と言われます。
                                                                                        この日本の精神の特徴は、自然環境(エコ)を重んじた共存共栄、調和の精神です。
                                                                                        ※日本は「倭」と中国から呼ばれています。倭=(日本人の住む国。日本のもの。古代)

                                                                                        この「和」の精神は、日本列島に移住した様々な種類の人々を融合させ、日本民族を形成しました。
                                                                                        かつて日本列島に住みついた人々は、小さな「環」即ち環濠集落を作り分立していました。
                                                                                        その小さな集落が徐々に国家を形成するようになり、やがて大きな国家に統合されました。

                                                                                        そのような中、人々の心に対立・抗争より調和・融合をよしとする「和」の精神が育まれ
                                                                                        、ひとつの日本民族として融合し、形成されて来たのではないかと考えることが出来ます。

                                                                                        私達の住む日本列島の気候は、温暖さ湿潤さを兼ね備え、
                                                                                        照葉樹林を中心とした多くの森林に覆われ、四季の変化に富み、台風があり、降雨量も多くい方です。
                                                                                        そして我が国は山海の食が大変豊富で、猛獣が少なく、大変生活し易い自然環境です。

                                                                                        このような日本の自然の風土が長年に渡り人々の生活に影響し、
                                                                                        「和」を好んで尊ぶ国民性から形成されたとも考えることが出来ます。

                                                                                        また、日本人は自然の様々な現象に調和を見出し、
                                                                                        自然と調和して生きるように心掛けて生きて来た民族だとも言えます。

                                                                                        日本民族が「」の心を大切にし、大変重んじるのは、
                                                                                        このような自然からの恵みに依るものが大きいのではないかと考えられます。

                                                                                        こう言った自然環境や日本人の民族性から生まれて来たのが、
                                                                                        世界に類のない日本独自の文化「おもてなし」です。
                                                                                        日本の「おもてなし」に於いては、人と人との「」、自然の環境と自然な立ち振舞いを
                                                                                        大事にするのもこのようなことに由来すると考えられます。


                                                                                        和の心を紐解く-2.に続く。

                                                                                          ブログパーツ
                                                                                           

                                                                                          日本のおもてなしの様々な「心」

                                                                                          お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                                          日本の文化おもてなしの様々な心にどのようなものがあるのかを拾い出してみました。

                                                                                          1. 相手を敬い尊ぶ心
                                                                                          2. 五配りの心
                                                                                          3. しつらえの心
                                                                                          4. 一期一会の心
                                                                                          5. 互いの心を通わせ合う心

                                                                                          6. 余韻を与えられる心
                                                                                          7. 観察、察知しお世話する心
                                                                                          8. 本質を見抜く心 (洞察心)
                                                                                          9. 自然の美を表現する心
                                                                                          10. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し伝える心

                                                                                          11. さりげなさを表し、伝える心
                                                                                          12. 今出来る限りのことを使用する心
                                                                                          13. 物や形に心を込めて、表現し、伝達する心
                                                                                          14. 風情を表現し、味わえる心
                                                                                          15. 無理のない自然な姿と心

                                                                                          16. 相手に意識させない立ち振る舞いをする心
                                                                                          17. 利他の心
                                                                                          18. 凡事徹底の心
                                                                                          19. 自らが奢らない心
                                                                                          20. 守破離の心

                                                                                          21. 和敬清寂の心
                                                                                          22. 侘び寂びの心
                                                                                          23. 質素倹約の心
                                                                                          24. 人や物事を慈しむ心
                                                                                          25. 自らも楽しむ心

                                                                                          26. 自らが遜る心
                                                                                          27. 立場転換の心
                                                                                          28. こだわる心
                                                                                          29. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心
                                                                                          30. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心

                                                                                          31. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心
                                                                                          32. 人の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                                                                                          33. 多角的な発想・創造の出来る心
                                                                                          34. 見返りとなる「モノ」や「コト」を求めない、望まない心
                                                                                          35. 目立たない気遣い、心遣いをする心

                                                                                          36. 「我と汝(=私とあなた)」の心
                                                                                          37. 心の絆を結びたいと願う心
                                                                                          38. 親身になって相手を考え、お世話する親切な心
                                                                                          39. 相手の心を先読みし、さりげない手配りをする心
                                                                                          40. もてなす相手と共有する心

                                                                                          41. 五感を総動員する心
                                                                                          42. 先祖や物事に感謝する心
                                                                                          43. 洗練さを繰り返し磨く心
                                                                                          44. 礼節を重んじる心
                                                                                          45. 思いつく限りの丁寧さを表す心

                                                                                          46. 行為の背景を知り、伝える心
                                                                                          47. 相手をたてる黒子の心
                                                                                          48. 苦情やクレームを学びとする心
                                                                                          49. もてなす側、もてなされる側の人が、互いに周り人々へ気遣う心
                                                                                          50. 自発的にこちらから挨拶する心

                                                                                          51. また、ここの場所へ来たいと思う心
                                                                                          52. また、この人に会いたいと思う心
                                                                                          53. また、この人と話したい、話を聞きたいと思う心
                                                                                          54. 出会いをご縁にしたいと思う心
                                                                                          55. また、この人から買いたいと思う心

                                                                                          56. 誰かに話したり、知らせたりしたいと思う心
                                                                                          57. もう一度、この雰囲気を味わいたいと思う心
                                                                                          58. 誰かを連れてきたいと思う心
                                                                                          59. また、この人の作ったものを味わいたいと思う心
                                                                                          60. また、この人に(店で)もてなしてもらいたいと思う心


                                                                                            ブログパーツ
                                                                                             

                                                                                            日本のおもてなし-24.- 営業案内板を見直す

                                                                                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                                            営業案内板にお店とおもてなしの心を表現する.

                                                                                            よくお店やショップの前に日本語や英語で書かれた準備中、営業中、閉店、休憩中、
                                                                                            定休日、休業日、OPEN、CLOSEDといった表現がなされてある看板を見受けます。
                                                                                            また、英語のOPEN、CLOSEDといった表現を好んで使っている店舗も少なくありません。

                                                                                            最近は、おもてなしをする高級日本料理店でも使われているのを時々目にします。
                                                                                            定かではありませんが、米国の女性が日本旅館の女将さんになり、
                                                                                            改めて日本語の奥深さを知ると共におもてなしの素晴らしさを体感した
                                                                                            と言う話を聞いたことがあります。
                                                                                            定かではありませんが、その方が「米国ではOPEN、CLOSEDしか表現方法はない為、準備中、
                                                                                            営業中、閉店、休憩中、定休日、休業日と言った言葉にも日本のおもてなしの心を感じる」
                                                                                            と言った内容だったと記憶しています。

                                                                                            確かに、「CLOSED」だと少し突っぱねるイメージがあることは否めません。
                                                                                            OPEN、CLOSEDは、確かに簡単明瞭で解り易い表現であると思いますし、
                                                                                            店舗の営業形態では適している場合も十分に考えられます。
                                                                                            日本のお店の場合、開店前や休憩時間で閉まっている場合、
                                                                                            「準備中」や「仕込み中」だと「CLOSED」に比べると柔らかいイメージがあると思います。

                                                                                            〇告知や営業案内板を見直すことから始める「おもてなし.

                                                                                            上記したようなことを、念頭に置き毎日何気なく付けたり外したりしている
                                                                                            「営業中」「閉店」と言った営業案内看板について考えてみたいと思います。

                                                                                            お店や会社にお客様やビジターがお見えになる前に、
                                                                                            お店の前にある庭や花壇の手入れや打ち水をしたりすることは「表無し」と言えますが、
                                                                                            目に見える所の「持て成す」の表現と言える、準備中、営業中、閉店の看板や営業案内版などに、
                                                                                            お店の心を表すこともお客様への思い遣りであり、おもてなしを表すことだと考えています。

                                                                                            例えば、準備中や閉店の看板の文言におもてなしの心を表すために、
                                                                                            以下のような文言に換えることが出来ます。
                                                                                            実際に、準備中や閉店の看板をこの案内に換えて、好印象を持って頂いた店舗があります。
                                                                                            と同時に、期待感を持ってお店にお見えになるお客様に対し、
                                                                                            働くスタッフのおもてなしの心構えを強くすることにも結び付きます。

                                                                                            「準備中」=「しつらえ中」

                                                                                            おはようございます。
                                                                                            只今、お客様をお迎えする準備をしております。(只今、仕度中でございます。)
                                                                                            開店時刻の8時迄、もうしばらくお待ち下さいませ。

                                                                                            「閉店時」

                                                                                            お暑い中、わざわざ(態々)御来店頂きましたが、
                                                                                            本日の営業は終了致しました。
                                                                                            またの御来店を心よりお待ちしております。 店主・従業員一同。

                                                                                            又は、[猛暑の中、御来店頂き誠にありがとうございます。
                                                                                            折角お越し頂きましたが、本日の営業は終了致しました。]
                                                                                            またの御来店を心よりお待ち致しております。 店主・従業員一同。


                                                                                            おもてなしの営業告知、案内内容の構成3つのポイント
                                                                                             1.挨拶と季語
                                                                                             2.時間の案内
                                                                                             3.感謝とお店の心の表現

                                                                                            たかが看板(案内板)、されど看板(案内板)です。
                                                                                            毎日何気なく扱っている物や店舗の環境をもう一度振り返り見直し、
                                                                                            何気なくお店の心やおもてなしの心を表すことは、
                                                                                            また来てみたいお店にする為にとても大切なことです。
                                                                                            日本ならではの「おもてなし」は、このような「表無し」を表すことも大切なのです。


                                                                                            注)最近よく見かける告知「本日は、休業になります」の文言は、主がお店の言葉です。
                                                                                             御客様あってのお店や店舗である以上、
                                                                                             「本日は、休業ざせて頂きます」の言葉が適切であると考えます。


                                                                                              ブログパーツ
                                                                                               

                                                                                              おもてなしは、表無し

                                                                                              お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                                              日本の文化には、世界に類のない「おもてなしの心」が根付いています。
                                                                                              特に「茶道」は、「おもてなしの心」をよく表現していると思います。

                                                                                              以前にも日本文化のおもてなしの記事に載せましたが、茶道には目に見える「モノ」として、
                                                                                              相手のためにお茶(お点前)を点てること、そして「コト」である相手を気遣った
                                                                                              様々な「しつらえ」や「作法」が至る処に組み込まれています。

                                                                                              また、目に見えない日本人の譲り合いの精神も日本独特のものと言えます。

                                                                                              これは、おもてなしを「表無し」と言い表すことの所以でもあります。
                                                                                              道ですれ違う時、控えめながら必ず「どうぞ」とお互いが道を譲ろうとします。

                                                                                              但し、その譲り合いの精神は侘び寂びの心である謙虚さがある故に、
                                                                                              積極的に表現しようとしないのも日本人の特質かも知れません。

                                                                                              このような特質を持つ日本人は、英国の「after you」(お先にどうぞ)の精神と行動を
                                                                                              積極的にすることが、これからの社会に必要ではないかと思います。

                                                                                              このような日本人の持つ譲り合いの心はとっても大切なことです。
                                                                                              その心を無くした時は、自らの何らかの言動や態度が自分中心になってしまい
                                                                                              相手の様々なことや心が見えなくなり、
                                                                                              結果としてお互いが誤解や不快な思いをしたまま過ごしてしまうことになりかねません。

                                                                                              このことを戒める為に、茶道を始めとした日本のおもてなしには
                                                                                              利休七則」「一期一会」「和敬清寂」と言ったような多くの教えがあります。

                                                                                              例えば、人との触合いや仕事をする場合などでも相手のためを考え、
                                                                                              思い遣りながら接したり仕事をしたりすれば、
                                                                                              結果として得られることは、全く違うと言うことです。

                                                                                              心の通う良いおもてなし(サービス行為)行うために、お金も時間も必要ありません。
                                                                                              それを提供する人の心(気持ち)ひとつなのです。

                                                                                              いつでも相手の気持ちになり(立場転換の心)、
                                                                                              相手のことを思うこと(思いやりの心)は良い人間関係や結果が生まれる源と言えます。

                                                                                              但しそれは、現在に至るまで社会や生活環境の発展、社会状況の変化により、
                                                                                              少しずつ失われつつあったような気がします。

                                                                                              この度の東日本大震災は、私たち日本人が忘れかけていた日本人らしさ、
                                                                                              外見だけではない日本のおもてなしの心を思い出させてくれたと思います。

                                                                                              人をもてなすということは、私たち日本人の文化であり、習慣であり、
                                                                                              身に付けて置かなければなりません。

                                                                                              それは、決して形として目に見えることではない「表無し」であり、
                                                                                              それを、これからの時代を担う人達にどう受け継いでいくかは難しいことですが、
                                                                                              私たちが先頭に立ち、伝承して行かなければならないことです。

                                                                                                ブログパーツ
                                                                                                 

                                                                                                自らの「おもてなしの心」をしつらえ、伝える

                                                                                                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                                                                おもてなしの心を表し、伝える為に必要とされることを拾い出してみました。
                                                                                                夫々の項目はどのようなことを指し、意味するのか、その具体的な行動はどんなことか、
                                                                                                を考えながらお読み下さい。
                                                                                                読むだけで終わらす、未知な項目については、知識を得る為の行動に移すことが肝要です。

                                                                                                1. もてなす為に必要とされる、作法を身に着けること。
                                                                                                2. 自らの身の丈に合わせた「おもてなしをすること。
                                                                                                3. 触合う前に、もてなす相手の個性や心を想い巡らすこと。
                                                                                                4. もてなす相手に合った環境を設えること。
                                                                                                5. 僅かな相手の仕草から、心を察知すること。

                                                                                                6. 自らの自我や煩悩、自己顕示の衝動を制御すること。
                                                                                                7. 自他共に、不安や焦り、怒りなど心のストレスの源になることを取り除くこと。
                                                                                                8. 「自分の為より相手の為に」の意識を優先し、様々な感情や情緒をコントロールすること。
                                                                                                9. 応対意識、即ち先ず自らのことより相手を想い、思い遣る心を持つこと。
                                                                                                10. 礼節を重んじ、自然な気遣い、心遣いを何気なくすること。

                                                                                                11. 「一期一会」の心とその心を楽しんで頂く配慮を以って、人との触合いをすること。
                                                                                                12. 「和敬清寂」の心を以って人と触合うこと。
                                                                                                13. 「守・破・離」の心とその修得を常に意識した言動をすること。
                                                                                                14. 物や人の本質を理解、認識し、夫々を慈しみ思いやる心を持つこと。

                                                                                                15. 裏表のない心でお互いの心を通わせ合うこと。
                                                                                                16. 相手により良い、心豊かな経験や体験を齎すこと。
                                                                                                17. 知人や周りの人々の成長を喜ぶと共に自らの成長を喜び、知能や見識に溢れた人達との
                                                                                                  交流や会話を愉しみ、先人や偉人を尊敬し、それが出来る己を知りよろこぶこと。
                                                                                                18. 立場転換の心を以って、触合う相手の感性、感覚と言った心を尊重し、
                                                                                                  相手の心や経験を豊かにすべく誠心誠意応えること。
                                                                                                19. 心に余裕を持ち、焦りや、それを相手に悟られることのないようにすること。
                                                                                                20. 相手の不快さや不安を抑制し、一期一会の場を楽しめるように配慮すること。

                                                                                                21. 気遣いを表す「モノ」と「コト」以って、相手に接すること。
                                                                                                22. 触合う相手に「モノ」と「コト」以って、無の心で接すること。
                                                                                                23. 触合う相手に見返りとなる「モノ」や「コト」を望まず、求めないこと。
                                                                                                24. 風情を楽しみ味わえる侘び寂びの心とその心尽くしをすること。
                                                                                                25. 心にいつまでも残る余韻を与えられること。

                                                                                                26. 相手を敬い尊ぶ心を忘れずに人と触合うこと。(心の通い合う挨拶)
                                                                                                27. 無の心以って、相手への想いをしつらえの行動をすること。
                                                                                                28. 何気なさ、さり気なさを五配りの言動で表し、伝えること。
                                                                                                29. 相手に意識させない自然であり無理のない心で立ち振る舞いをし、触合うこと。
                                                                                                30. 自らが奢(おご)らず、物事に拘りを持ち追求すること。

                                                                                                31. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、夫々を追求する心を持つこと。
                                                                                                32. ゆとりを持ち、こちらの感情や心理状態を相手に悟られないようにする心を持つこと。
                                                                                                33. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心を持つこと。
                                                                                                34. 親身になって相手を考え、凡事を徹底し、お世話する親切心を持つこと。
                                                                                                35. 相手の意識や心を先読みし、さりげなく気遣いサポートをすること。

                                                                                                36. 黒子の心で五感を総動員し、触合いをすること
                                                                                                37. 常々、先祖や物事に感謝する心を持ち、表すこと。
                                                                                                38. 洗練さ増す為に己磨きを繰り返し行うこと。
                                                                                                39. 苦情やクレームを自らの学びとする心を持つこと。
                                                                                                40. もてなす側、もてなされる側の人夫々が周り人々へ気遣う心を持つこと。


                                                                                                  ブログパーツ
                                                                                                   

                                                                                                  母の日に因んで・・・「おもてなし」と「母の心

                                                                                                  お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                                                                  日本の「おもてなし」は、日本独特の慎ましく控えめで、決め細やかさ、優しさ、
                                                                                                  親切さ、さり気ない気遣いと伝統文化が融合して作り出されたものです。
                                                                                                  この「おもてなしの心」は、いにしえから日本の母親が子を育てる時の何気ない気遣い
                                                                                                  心遣いの態度や仕草と言ったことに表れていると思います。

                                                                                                  前にも書きましたが、おもてなしには、目に見える部分と目に見えない部分があります。
                                                                                                  もてなす客人をお迎えするときは打ち水をして清め、茶室の床の間にはお見えになる
                                                                                                  客の趣味、志向や季節に合わせた掛け軸などの環境をしつらえて、野に咲く自然な姿で
                                                                                                  時折々のお花をいけるというようなことが目に見える「おもてなし」です。

                                                                                                  それに対して、「どうしたら客人に楽しみ、喜んで頂けるだろうか」をあらゆる角度から
                                                                                                  思考して、相手に対し心を尽くす気持ちが、目に見えない「おもてなし」のひとつです。
                                                                                                  その目に見えない部分「コト」があればこそ、目に見える形「モノ」へ映つるのです。
                                                                                                  この見えない部分である「コト」や「しつらえ」でどれだけのことが出来るかで、
                                                                                                  おもてなしの幅や深みが違って来ます

                                                                                                  さて、現代の子供達が日本の伝統文化である「おもてなし」に接し、
                                                                                                  その精神を学ぶことは子供達の人を思い遣る心を育むことになると考えます。
                                                                                                  そして、子供達が「道徳心」、謙虚な態度、他人を思い遣る心、社会への奉仕心を
                                                                                                  自然に身に付けられることにもなります。
                                                                                                  特に日々子に触合う機会の多い母親はこのような機会を沢山作ることが大切です。

                                                                                                  日本の家庭では、母親が大切な子供に対し、様々な思い遣り気遣い
                                                                                                  心遣いを気付かない内にしているのを多く見聞きし、体験してきました。

                                                                                                  友人の家を訪問した時のこと、友人の子供の玄関先で脱ぎっぱなしになっている履物を、
                                                                                                  何気なく直しながら私の履いて来た靴の埃を掃って頂きました。
                                                                                                  そして、私と友人には共に好きな珈琲を勧め、お子さんには好物のジュースがありました。
                                                                                                  その様子を見て、私に対するもてなしの心と母親としての子への優しい気遣いが感じられ
                                                                                                  とても温かな気持ちになることが出来ました。
                                                                                                  これは、まさしく子を想う母親の優しい愛情に溢れた何気ない気遣いの現れだと思います。
                                                                                                  この方の様に、何時、如何なる時や所でも子供や相手の立場や(立場転換)、触合う相手中心
                                                                                                  の発想で気遣い心遣いをし、もてなすことで自ずと心が通い合い余韻に繋がります。
                                                                                                  未曾有の大震災や未経験の原発事故の被害に合い、その復興に立ち向かう私達日本人は、

                                                                                                  どんな時、どの様な環境におかれていても、この日本独自の文化である「おもてなしの心」と
                                                                                                  母の心」を共に大切にして行かなければならないと思います。


                                                                                                    ブログパーツ