接客マナーは心の礎 (おもてなしの心)  日本独自の文化「おもてなし」を紐解く

接客マナーは心の礎 (おもてなしの心) 

人を想い、思う気持ち“思いやり”は【心の礎】です。それは人との「和」「おもてなし」の『心』です。
2017新タイトル

ハート無題1s #思いやり ってどんなこと? ハート無題1s

☟ Nippon人力の「和の心」,「思いやる心」を軸とした新サイトです ☟


心の礎和と思いやり横



日本人の「和」もてなし

お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

 和と和・もてなし

 相手をもてなすために必要なマインドの持ち主は、
 「直き心」(=素直さ・受容・謙虚)である「和」の心を持ち、
 触合う相手(客人)から求め、望まれるアクションをされる前に
 その相手(客人)の心をいち早く察知(洞察)することが出来、
 それを相手に合わせて、自発的且つ一歩踏み込んだ言動や態度に移せ、
 相手(客人)に和やかな心、満足感(≒C.S)の提供出来る持ち主であり、
 それを自然な活動に表せ、なに気なく実行に移せる人のことを指すと解します。

 もてなす相手を「和」ませ、魅力や感動を感じない心身の活動は
 相手にピッタリマッチした「もてなし」とは言えず形だけのもてなしです。

 日本のおもてなしには、もてなす側(主人)が日本人としての自覚と認識が求められます。
 同時に、確りした自覚を持ち、人の思惑や見た目を意識しないことも大切です。

 前の記事にも書きましたが、「和」の本来の語彙と共に
 ≪輪・話・環(≒円/縁/宴/園/演/艶/援≫)の語を意識することです。

 端的に言えば、御縁を頂き、会話・演じ切る(パフォーマンス)などにより
 人の和と輪を創り出せるのが「和」であると言うことです。

 ここで、日本の「和」、人間関係の「和」、もてなしの「和」について
 ※学びのメモより抜粋して載せます。
 この※学びのメモは、出典が定かでない文言が多くあり、これは私見ではありません。    「和」は元々、「おだやか、なごやかな状態」を意味する漢字でその由来には諸説ありますが、
  一般的には「和」を辺の「禾(カ)」と旁の「口」に分解され説明されています。
  「禾」は軍隊の門の前にある標識、「口」は神への誓いの言葉である祝詞を入れる器を表し、
  2つ組み合わせて「軍隊の陣地内で戦を止め、神の前で平和を誓い合う」様子を表現します。
  そこから「仲良くなる=おだやかになる、なごやかになる」という意味が生まれたといわれます。
  その「おだやかな様子」から派生して、ゆったりと落ち着いた状態、
  「やわらぐ」や「のどか」という意味になり、塩梅(アンバイ)が丁度良く
  「過不足ない」、「調合する」などの意味も生まれました。
  ちなみに日本のことを「和(ワ)」とするのは、古くに日本が「倭(ワ)」と呼ばれていたことに由来します。
  共に同じ響きをもつことから「倭=和」が当てられ、和服や和食、和製といった言葉が発生となりました。

  また、「平和」や「和む」と言い表すと、とてもソフトで柔らかい印象を受けます。
  「ワ」という読みも、私たちの心にリラックスした印象を与えますので、
  「和」を含む名前からも、周囲の人と仲良する様子が思い浮かびます。

 ※学びのメモより転載終わり

 日本の心・和

 和を以って貴しとなす」も知られていますが、次の四文字熟語もあります。

 □「和顔愛語」(わがんあいご)
  (意味)なごやかな表情と思いやりのある言葉使い。親しみやすく、穏やかな態度のこと。

□「待てば海路の日和あり」
 (意味)今は状況が悪くとも、じっと待っていれば幸運はやってくることの喩。
 待っていれば天気がよくなって出航にふさわしい日が訪れることに由来する。
 
以下、「和」のもてなしに必要とされるマインドなどの例を挙げてみました。

=おもてなしの原点「思いやる心」の理解と認識

=主客一体⇔客人と対等⇔心を一つに共感⇔互いを思いやる心
  (➜心の位置→互いの立場や心を理解する)

=日本文化の知識と認識

=直き心⇔客人を素直に受け入れる

=四季折々に合わせてもてなす

=主客共にもてなしを楽しむ

=マニュアルは存在しない(個々人のもてなしに関した)

=しつらえ→事前の客人や季節、もてなすモノなどの情報収集

=個々の個性と感性⇔今の個の時代に適合する

=自ら考えて配慮、行動

=奥ゆかしく控えめな態度

=もてなすモノやコトの様々なうん蓄を提供
※うん蓄≒蓄えた深い学問やモノの知識

=自然を重視→自然な姿⇔何気なさ・さり気なさ

=目に見えない気配り・心配り・手配りの仕草と心得

=臨機応変な所作

=不完全美の追求

=侘び寂びの認識

=作法の基礎、心得の重視

=客人への礼節を弁える

=様々な日本文化を織り込みもてなす

=一期一会の心

=和敬清寂の心


皆さんは、このような心をどんな方法で身に着けられますか? 



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    優しさ溢れる「おもてなし

    お薦め度【★★★★】全業種・業態用

    おもてなし表現と伝達

    鋭い感受性と研ぎ澄まされた感性を以って

        “心の通い合う優しい「おもてなし」”


    優しさには、身体で味わったり目に見えたりすることと、目に見えなくとも雰囲気や仕草などで
    心に感じられる優しさがあります。

    共に、人間的要素である≪思いやりの心≫が無くては相手やお客様に伝わりません。

    おもてなしの中でも、「優しさ」の表現、伝達は大変に難易度の高い「こと」です。

    優しさの表現は、もてなす側の表裏のない心と豊かな人間性が求められます。

    と共に、高い人間依存から成立し、同質でなく、個性があり、基準もありませんから、
    おもてなしの優しさの表現伝達は、人の顔と同じく受け止め、感じる人次第で様々です。

    ですから同じことでも、ある人は「優しく」感じたり、別な人はウザイ余計なお節介と感じたりします。 
    また、身振り、手振り、表情、手の動作と仕草の癖にも心が表れることを自覚しておき、
    表現伝達法を注意することも忘れてはならないことです。

    おもてなしに於ける「優しさ」の伝達には、一人でも多くの人を知ることの積重ねが必要です。
    その為には、磨かれ鍛えられた鋭い観察力、察知力、体験度合、常識力、判断決断力、奉仕力、
    相手の全てを自らに置換して考える力(≒立場転換力)などの能力が求められます。


    ◇優しい「おもてなし」の8要素

    相手やお客様への優しさを表し、伝達する上で次の【目配り】【気配り】【心配り】【手配り】
    【身配り】【気遣い】【気働き】【心遣い】この8つの要素を欠かすことは出来ませません。

    1.目配り
    (相手やお客様の表情や心理状態や置かれた環境の隅々に至る迄観察察知する⇔観察察知力)

    2.気配り
    (相手やお客様の置かれた環境や物理的心理的状況を観察する⇔観察察知力)

    3.心配り
    (相手やお客様の心のポジション、現在の心理状態をいち早く察する⇔推察力)

    4.身配り
    (気を利かした身のこなし、立ち居振る舞い、押し付けがましくない態度と言葉、積極的な出迎えの仕草、
    身振り⇔自発的行動力・判断決断力)

    5.手配り
    (必要な処に人を配置、分担を決めて備えること。必要な連絡や段取りをすること。テハイ)

    6.気遣い
    (来店動機、目的、精神状態を配慮、推察する⇔洞察力)

    7.気働き
    (温かな口調、心の篭ったマナーでお客様に合わせ、積極的にお世話する⇔創造力)

    8.心遣い(相手やお客様の状態、心のポジションに合致した態度と言動⇔察知力、洞察力)


    優しく温かなおもてなしの心、スタッフの気遣いが自然に仕草、姿勢、歩行に表れます。

    いつでも、お客様や相手を優先し(After Youの精神)、お客様中心に目配り、身配り、手配りは
    勿論、気遣い、心遣いの表現伝達をすることは、優しさとお客様を大切にする心の現れです。

    「優しいおもてなし」は、心に温もりと余韻を与える【源】であり、「人原力」です。


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      日本のおもてなしを表し伝える!

      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

      日本のおもてなし心を表す和紙

      先ずお客様を慮る≒(客人)ファースト意識
      ※【慮る】 の意味  出典:デジタル大辞泉
      [動ラ五(四)]《「おもいはかる」の音変化。「おもんばかる」とも》
      周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。「相手の体面を慮る


      <活動の心得>

      もてなす側(主人)⇒表現伝達スキル(会話など)・客人の目的理解・歓待意識・・・・など
      もてなされる側(客人)⇒一見・人種・人数・男女別・年齢・期待興味度・目的・・・など
      何時≒季節・時間・該当する時期の地域独自の文化・歴史・芸術など
      何処で≒場所・種類(店/住宅)・広さ・スタイル(和洋他)・場を形成する層・公私別など
      *日本のおもてなし⇒日本のこの(場・季節・エリア=地方・文化芸術・歴史・風習・伝説)
                    誰か・誰に・どうして(どんな目的で)・なにを(以って)・心を遣わす・どのように(どんな形)など。
      このようなことをするには、観察、察知、洞察の活動として、
      目配り気配り心配り気遣い・心遣い・気働きが必要です。
      この六つはおもてなしや接客接遇で、各々の大変奥が深く、
      相対するお客様や相手に心地良さをお届けする為にも、
      ひとりの人としても大切なおもてなし心を表すスキルです。

      <活動と能力>⇔私見に因る
      目配り⇔記憶観察力
      気配り⇔予知察知力
      心配り⇔共感共有・推察力
      気遣い⇔推測洞察力
      ・心遣い⇔お世話想像力
      ・気働き⇔予測創造力

      ≪活動項目≫抜粋
      ※前記した活動の心得の夫々をその時の状況に合わせて意識、言行や態度して表すこと。

      1. お客様や相手に合せ、楽しく過ごして頂ける物と人との環境を作る(≒居住性)
      2. お客様や相手の周囲のクリーン度(清潔度)を目配り(観察)し適切な対処をする
      3. お客様や相手が必要な「モノ」と「コト」が何かをいち早く察知し、直ちに行動に移す
      4. お客様や相手の状況、状態を観察すると共に適切な判断をし、行動する
      5. お客様や相手の環境や立場に合致した態度、応対をする

      6. 自分の大切な人に接する心や態度を心に描きつつ、お客様や相手に接し、応対する
      7. 常に五感でお客様や相手の五感の満足を計る
      8. 作らない自然な表情、何気ない言葉使い、わざとらしくない態度で接し、応対する
      9. お客様や相手が今一番必要なことを素早く察知し、実行に移す
      10. お客様や相手が何を望んでいるかを知ろうとする気配り気遣い心配りをする

      11. その場の空気を読み、場合や場面に合わせた適切な態度、応対をする
      12. 現在、今後のおもてなしやサービスの優先順位を会話やお客様の表情態度から探る
      13. 常に顧客の目を意識した言動をするばかりか、態度に表わす
      14. 立場転換の意識で考え、行動する
       イ)もしも自分がお客様や相手の立場なら、どう受け止め、どの様に感じるかを思慮した言動、
        好感を与えられる態度をする
       ロ)お客様や相手の気持ちになって会話したり、聞いたりする
       ハ)お客様や相手の気持ち(心)を汲むことに心配りする
       ニ)お客様や相手の身になって、物理的な居心地を推察し適切な行動をする
        (室温・嗅覚・座席・清潔・衛生、様々な不の解消=不安・不行届き・不潔・不備・不公平・不手際)
      15. 会話や態度から其の場の状態を察知し、気配り心配りの言葉使いや行動をする

      16. お客様や相手の周囲の人へも、気配り気遣い、心遣いをする
      17. お客様や相手、周囲の人の心理状態とその変化を推察し、何気ない行動や言葉に表わす
      18.お客様や相手の言葉、顔付き、目や声の表情の様子、態度行動から求めたり望んだりしている
        物事を探知して適切な対処をする
      19. 何故の心を持ち、お客様や相手を見る
      20. 清潔感やその人の感性を感じられる適切な身嗜みで接し、応対する(礼を弁え襟・心を正す)

      21. 整理整頓をし、整然を維持し美化に努める
      22. 適時隅々まで行届いた清掃、しつらえをする
      23. お客様や相手の置かれている環境や状況を定期的に目配りする
      24. お客様や相手の目線で自分自身を見つめてみる
      25. お客様や相手の心の所在、居心地を会話や態度から察し、必要に応じて適切な対処をする
      ・・・・・など。


      何時でも、心の感じられる【思いやり】を表現伝達の基礎である、
      目配り気配り心配り気遣い・心遣い・気働きの心の活動を意識し、
      常にこの夫々を意識して、態度や言行で示し伝えるよう努めることです。


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         設えの「モノ」と「コト

         お薦め度【★★★★】全業種、業態用

         設えのもの・こと

         設え=(しつらえ)とは何を指して言うのでしょうか?

         先ず、この「しつらえ」の意味を知る為にgoo 辞書検索してみますと、

         設え=(しつらえ)と言う名詞は、しつらえること。
         準備。「食事の—がしてある」「会場の—をする」「照明の—がない」
         設える=(しつらえる)と言う動詞は、しつら・える しつらへる【設える】
         1.ある目的のための設備をある場所に設ける。「広間に—・えられた祭壇」
         2.部屋の内装や設備などを飾りつける。「王朝風に—・えられた客間」
         このように載っております。

         要約すると、「しつらえ」は、おもてなしをする側の方が、
         相手と触合い接待するその場(空間)の目に入るものから、
         見えないものに至るまでの演出やセッティングの総てを指していると考えます。

         茶道においては、「しつらえ」は茶会に招く客に合わせた茶や菓子、器など、
         お香から生け花・掛軸までに至るまでに必要とされる気配り、心配り、心遣いを
         含めた総て準備を指していると考えます。

         おもてなしには「モノ」と「コト」がありますが、
         設えにもこの「モノ」と「コト」があると考えます。
         その「モノ」は、目に見える物や料理、装飾品など、もてなす際に準備する物品であり、
         一方の「コト」は、準備をする為に無くてはならない様々な思いやりの心であると考えます。

         おもてなしの準備とも言える「しつらえ」をするために、
         先ずもてなす側の様々な心の準備から始めます。
         即ち、この心の準備は、「設えのコト」である、と私は考えます。

         この「しつらえ」の心で最も大切なことは、もてなす側がもてなす人に対し
         見返りや感動、感激、感銘等々を求めたり、望んだり、意識して行わないことです。
         同時に、どの様にしたら、おもてなしの心がもてなす相手の心に通うのかを思い巡らすことです。

         不思議なもので相手に見返りや感動を求めたり、望んだりして、
         様々な「設え」をしたりするとその心が設えた様々な「モノ」に表れてしまいがちです。
         即ち、もてなす側の人は、もてなす相手に対する思いやりや気遣い、心遣いの気持ち(心)を
         強く意識しながら、ブレないで「設え」をすることがとても大切であると言うことです。
         
         このことは、茶道の教えにある『利休七則』、『和敬清寂』の中からも窺い知ることが出来ます。
         この茶道の教えである二つ語句の中には、日本のおもてなしに限らず
         接客接遇、ホスピタリティにも相通じることが多々あると考えます。

         また中国の古文書?に、準備について次のような格言が残されていると記憶しております。
         『君子以って事を為すには、始めを謀る(はかる)』
         この格言は、「何事にも事前の準備を怠らず、確りと計画を練り上げてから事に当たるように」
         という戒めを説いた言葉だそうです。

         この中国の格言は、様々な物事を始める場合や年の初めを迎えるに際し個人生活の上でも、
         サービス業やホスピタリティに関わる方々も忘れてはならない大切なことです。
         設えという言葉は、おもてなしに比べあまり知られていませんが、
         おもてなしや様々なサービスに関わる私たちが改めて見直すべき重要な言葉だと考えます。

         まず、設えのスタートとも言える「コト」(=心の準備)について茶道の教えから紐解いてみます。
         日本の文化である茶道には、おもてなしの場やサービス業界、ホスピタリティの現場に於いて
         生かす(活かす)ことが出来る様々な教えが多くあります。
         茶道の教えの一つである「利休七則」には、日本のおもてなしに限らず、ホスピタリティのおもてなし、
         様々なサービス業態における顧客満足(CS)や余韻創りの為にも見直すべきことが多くあります。
         様々な美しく綺麗な形やその場限りの感動?がもてはやされる中、
         現在に至るまで日本文化として大切に育まれてきた数々の茶道の教えは、
         今のサービスやおもてなしをより向上させる為にも再認識する必要があると考えます。


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          おもてなしモノコト

          お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

          おもてなし・折り鶴和紙

          目に見えるモノ、目に見えないコト

          日本独自のおもてなしを表現する言葉に、
          リアルに五感で味わう「モノ」とバーチャルな心や個々人の感性である「コト」があります。
          この「モノ」と「コト」が巧みに組み合わされ心身の活動を「日本のおもてなし」と言います。

          具体的に言えば、
          リアルな美しく盛り合されたお料理そのものが「モノ」であり、
          お料理を調理した人の感性が表れる盛り合わせ、味付け、器の選択、
          それを提供する客人の感性や味覚に合わせた環境(雰囲気)作りである設え
          客人により美味しく召し上がって頂くための材料や器、召し上がり方の説明、
          客人と心を通わせ合う会話、さり気なくなされる気遣い・心遣い・気働き、
          何気ない五配り(目配り・気配り・心配り・手配り・身配り)の仕草や温かな表情
          といった持て成す側の心を表すのを「コト」と言います。

          この「コト」のひとつである設え(しつらえ)」と言われることの例としては、
          日本の文化を味わえる茶道や旅館・ホテル、懐石料理店などで、
          お客様や大切なVIPなどの方々をお迎えする時は心を込めて打ち水をし、
          玄関に盛塩をして清め、お迎えし、客人の使われる部屋や茶室の床の間に、
          もてなす客人に合せた季節感のある風情ある掛け軸などの装飾品を用意し、
          時折々のお花を生けると言ったような総ての活動が「日本のおもてなし」です。
          詰り、目に見えない設えの心があり成されて、初めて目に見える「モノ」に反映されます。

          また、持て成す側(≒主人)は
          「どうしたら客人に愉しんで頂け、満足感や余韻を心から味わって頂けるのか」
          を思考し行うこと、即ち、もてなす側がさり気ない中に心を尽くした気遣いや心遣いを大切にします。

          また、体験したことから別な例をあげてみますと、
          古い歴史のある都内にある著名な一流ホテルに泊まった時のことです。
          チェックインを済まして部屋に入り、ふと気付くと枕の上に折鶴が一羽置かれてありました。
          まだ、その時はどういう意味で置いてあるのかな?と思っただけでした。
          後日知ったことですが部屋をルームメイクする際に
          「折鶴を折る時のように、部屋の隅々までキチンと心を込めて手入してあります」
          と言ったホテル側のおもてなしのメッセージが一羽の折り鶴にこめられているのだと聞かされました。
          部屋の枕元にあった日本古来の千代紙で折ったさり気なく置かれた一羽の折鶴は、
          「和(日本)のおもてなしの心」の趣きを表現し、伝えているだと思います。

          前記した例と異なった表現をするなら
          モノ」に関する様々な不満やクレームの大部分は「コト」で解決出来ますが、
          心が表れる「コト」に関わる不満や苦情は「モノ」だけでは解決、解消出来ないということです。


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             心温かな日本のもてなしが味わえる!

                   行列の出来る印度料理店「シタール


                  お薦め度【★★★★】全業種、業態用

               おもてなし風鈴

               ※これは、私見で書きます。シタール様は一切関係ありません。

             〇日本「おもてなし」の心を感じた!

             今年の一月、このブログからテレビや食の専門誌で行列の出来る専門料理店として
             数多く紹介されている千葉市検見川にある印度料理店シタール様と御縁を戴きました。
             お店に数回お邪魔しましたが、平日の午後3時過ぎでも行列が絶えない凄いお店です。

             1981年に創業し今に至る35年の間、オーナー御夫婦が互いに支え合い、
             お客様の心と目線で思考し、日々積み重ねて来られた独自の味と雰囲気は、
             実際にお店で召し上がったことの体験のある人だけが実感し、理解出来ることです。
             それは、お客様に料理の心をさりげなく表し、美味しく食して戴くために
             何気ない目配り、気配り、心配りのある食の文化「日本のおもてなし」だと思います。

             そのおもてなしは、お店がどんなに混雑していても、
             本場印度カレー料理の味と心を生かしつつ、
             日本のおもてなしの「モノ」と言われている
             日本人の嗜好に合わせた独自カレー料理を、
             子供さんから年配者に至るお客様に一人ひとりに
             美味しさを味わい、楽しく召し上がって頂くために
             「温かで親近感の有る態度」と店づくり(オペレーション)
             様々な相手に合わせた「何気ない気配りのある接客と応対
             即ち、日本のおもてなし「コト」がとても温かで親しみ易く表わされ、
             店舗のある地域に密着し、大切にしているからこそ現在があると思いました。

             一般的に、日本料理(和食)店や各種専門(多国籍)料理店などでは、
             主に職人(板長・シェフ)と言われる調理師の心を反映させてお客様をもてなしますが、
             シタールさんではお連れした知人をオーナーが心温かなもてなしをして下さいました。
             そのオーナーの持たれる相手を大切になさることの表れと思われる、
             ちょっとした何気ない気配り、手配り、心配り、心遣いが感じられる
             心温かなお人柄がそのままお店の営業や接客応対に生かされていると感服致しました。
             
             また、人事や接客を担当なさっておられるオーナーの奥様から、
             私達は、普通に笑顔で親しみ易く「いらしゃいませ」でお迎えします。
             高級店のような「ようこそ」などの堅苦しく感じる語は使っていません。
             このことも温かで親しみのある独自の雰囲気づくりに役立っていると思われます。

             また、男性の若手社員からは「思いやりは大切ですね」とのひと言を聞きました。
             今迄の体験でこの言葉は女性から言われることが多かったのですが
             こう言ったことを言葉にして出せる先々楽しみな社員がいることはお店にとって大切な「人財」です。

             シタールさんには「シタールの調べに載せて」というコピーがあるそうです。
             一般的には、インドの民族楽器シタールの音色を思い浮かべますが、
             私は、前記した食の「美味しい」への拘りや店造り、オーナー御夫妻の持たれている心、
             スタッフのお客様への「思いやる心」とチームワークと言ったそれぞれが見事に調和し、
             「心温かで親しみのある個性的なシタールならではの雰囲気
             と言ったことがここでしか味わうことの出来ない独自の調べを創り出し、
             人とお店の独特の雰囲気を指しているのではないかと、受止めております。


             〇独自の小劇場でお客様をもてなす

             ステージのある店

             私なりの解釈ですが、何か主になる飲食物を提供するお店は
             ステージと※かぶりつきがあり、味や雰囲気を堪能できる客席が必要だと考えます。
             (※かぶりつき=舞台にかぶりつくようにして見るところから劇場の最前列の客席)
             飲食物を提供する際、お客様の美味しいを見た目、聴覚、芳香が味覚を生み出します。
             即ち、お客様へ高い五感満足度を与えることが、結果としてリピーターを作り、行列になると考えます。
             
             シタールさんには、お客様に楽しんで頂ける劇場にピッタリな気配りの一杯の待合室
             調理場(インド人の親しみのある笑顔が外から見えるオープンキッチン)
             カウンター席(かぶりつき)・カレーをゆっくり味わえる客席があります。
             以前、喫茶から珈琲専門店変更時に委託され、後に著名店になったお店の時も
             同様に劇場をイメージし、嗜好品故に特に欧風の食器や耳に優しい音響設備にしました。


             【印度料理シタール】は此方です。

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              【主客一体≒主観と客観】

              お薦め度【★★★★】全業種、業態用

              主客・表裏一体


              アナタは人や事象に対し何等かの答を求められたら、
              自分の考えを柱に、感じ取って主観的に答えますか?

              それとも
              自分の意見を入れず、有りの侭に物事を見て客観的に答えますか?」。

              改めて昔自分を省みると、思いやりの大切さを知り学ぶ以前は
              主観・客観」などとゴチャ混ぜの状態で何も気にせず無意識に答えていました。

              主観は相対的な事実を現したものです。

              例えば、正しいという人や事象の見方や判断の場合、
              自分だけの判断でする主観的な見方だけでは、
              その場やその人への感情に左右され
              誤り易く、時に誤解を生み、他人との衝突を起します。

              それが「人として何が正しいのか?」と言う客観的な見方なら
              公平に、間違いや誤りに気付かせてくれ、適正な答えが出せます。

              主観について別な例を挙げてみますと
              主観を交えた文言、
              「参考にします。」「そうかもしれない?」
              と言ったことも、その例として挙げられます。
              この場合、人との交わりの上手な人は主観を重んじつつ、
              相手の発する言葉や知識を客観的に捉え、
              自分に必要なこととして新たに受入れることを表す、
              「学びにします。」「そうですね。」
              と言った言葉を意思表示(主観)の言葉を使いながら
              上手にコミュニケーションをしています。

              以上をまとめると、
              人の持つ主観と客観は別々の対立関係あるのではなく、
              主観と客観が一人の人の中に存在するということです。
              故に、主観は悪で、客観が善と言う対立関係は成立しません。

              また、「おもてなし」で用いられる主客同等の心を表す
              主客一体」のみでなく、主観(的)と客観(的)、「表裏一体」と言う、
              別の意味を持っているとも考えられます。

              自分の人間力向上のためにも、
                 この「主客一体」の心(語彙)を確りと自覚認識しておきましょう。


              ・・・・・・・・・・・・・・・・・以下辞書検索・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              【主観】(大辞林より)
                対象について認識・行為・評価などを行う意識のはたらき。また、そのはたらきをなすもの。
                個別的な心理学的自我と同一視されるが、カントの認識論では個別的内容を超えた
                超個人的な形式としての主観(超越論的主観)を考え、これが客観的認識を可能にするとする。

              【主観】(旺文社小学国語新辞典より)
                自分中心の考えや感じ。自分だけの意見。

              【主観的】(旺文社小学国語新辞典より)
                自分を中心に考えたり,感じたりするようす。

              【客観】(大辞林より)
                (その1)主観の認識・行為の対象となるもの。主観に現れるもの。世界。かっかん。
                (その2)特定の認識作用や関心を超えた一般的ないし普遍的なもの。
                主観から独立して存在するもの。

              【客観】(旺文社小学国語新辞典より)
                自分の考えや心に対して,その外にあるもの。

              【客観的】(旺文社小学国語新辞典より)
                自分の意見を入れないで、物事を有りの侭に見る様子。


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                おもてなしの修得

                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                和の心おもてなし


                おもてなしとその心を修め身に付けるためには、
                人としての自心、総ての人間関係力の源の心ともいえる「仁」
                先ず、人を思い想う「利他の心」の【思いやり】がどのような心であるか、
                そして、その具体的な活動はどのようなことか?を具体的に学び知り、
                それを自分の「心の器」に合わせ、日々の生活に取り入れ、生かすことです。

                このもてなしの心を理解し、身に着けることで信用や信頼が芽生え
                他人との結び付き(和)や多くの人の繋がりを生み出し、
                その結果として、他者との愛や絆を深め自らの心の成長にも繋がります。

                その「おもてなしの心」は、サービス業のような人と触合う仕事だけばかりでなく、
                色々な人と触れ合う様々な普段の生活にも生かせます。

                💛以下゜おもてなしの心」とはどんな心なのかを代表的なことを記してみました。

                1. 目に映る「モノ」と映らない「コト」以って、相手に接する心
                2. 主客一体の心
                3. 一期一会の心
                4. 侘び寂びの心
                5. 裏表のない心(表裏一体)

                6. さりげない心(何気ない心)
                7. 作らず、飾らず自然な心
                8. 守・破・離の心
                9. 私心無き、心尽くし
                10. 相手や物、自然を思いやり、慈しむ心

                11. 総てに心を込めて、表現し、伝達する
                12. 相手を敬い尊び、互いの心を通わせ合う心
                13. 物と自然の情緒、風情を味わう心
                14. 相手により良い、心豊かな体験や感動を齎す心

                15. 思い出や余韻が残せる心(会縁機縁)
                  イ)出会いをご縁にしたいと思う心
                  ロ)もう一度この場へ来たいと思う心
                  ハ)また、この人に話したい、会いたいと思う心
                  ニ)また、この人から買いたい(お世話になりたい)と思う心
                  ホ)体験を誰かに話したり、知らせたいと思う心
                  ヘ)誰かを連れてきたいと思う心
                  ト) また、この人の作ったものを味わいたいと思う心
                  チ)また、この人に(店で)もてなして貰いたいと思う心

                16. 五配りの心を感じとれる心
                17. 充分なしつらえをする心
                18. 観察心、察知心(力)、洞察心(本質を見抜く心)
                19. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し、伝える心
                20. 風情を表現し、味わえる心

                21. 相手に気遣いをさせない立ち振る舞いをする心
                22. 拘りを感じてもらう心
                23. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心
                24. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心
                25. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心

                26. 人の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                27. 見返りを求めない、望まない心
                28. 相手の心の位置を思う、立場転換の心
                29. 心配り、心遣いを大切にする心
                30. 絆を結びたいと願う心

                31. 親身になって相手を考え、お世話する親切心
                32. 相手の心を先読みし、さりげないサポートをする心
                33. もてなす相手と感性の共有
                34. 相手の為に、五感を総動員する心
                35. 行為の背景を知り、伝える心

                36. 陰ながら相手を引きたてる黒子の心
                37. 苦情やクレームを学びとする心
                38. 自らも学び、楽しむ心
                39. 主客共に、周りの目に映る人、映らない人へ気遣う心
                40. 先祖や物事に感謝する心・・・など。


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                  侘び寂び」の心を紐解く

                  お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                  侘び寂び

                  侘び寂び」という日本人独自の意識(感性)は、
                  世界中のどの言語でも、正確に翻訳ができない
                  とても曖昧な存在であるのかもしれないと考えられます。

                  侘び」は、「侘ぶ」と云う動詞の名詞形で、
                  「わびしい、悲しい、悲観する、気落ちする」という意味があり、
                  一方「寂び」は「寂ぶ」と云う動詞の名詞形で、
                  この言葉は「錆びて行く、廃れていく、古くなる、色あせる」と云う意味があります。
                  これはともに、不完全美と言った否定的な感情表現の場で多く使われます。
                  日本人は古くから、物事の物悲しい様子の中に美しさを見出したと考えられます。

                  それは、悲観するようなものさびしい風景であったり、
                  色褪せているような様子であってりしても、
                  そこには「独自の美しさ」が存在する、
                  と受け止めるのが日本人特有の感性です。

                  例えば、四季のある日本では秋になれば、
                  山に生い茂っている木の葉が赤色や黄色に染まります。
                  この景色を求め、多くの人が山の散策に出かけたり、
                  寺や神社にお参り行ったりすれば、
                  独特の雰囲気を味わうこともできます。

                  また、散りゆく桜、落ち葉、こけに覆われた岩など、
                  自然界でも、生き生きとした活気のある自然よりも、
                  むしろ命が終わる様に情緒を見つけ出した面があります。

                  日本の伝統宗教や伝統行事は、
                  見た目の豪華さではなく、精神性や静寂を好む傾向があり、
                  これもまた「侘び寂び」を人々に感じさせます。
                  ネガティブな不完全美、儚いものを愛する心、
                  この心が、日本人特有の「美しさ」を捉える感性を
                  形成していると考えられます。

                  茶道では、「侘び寂び」という言葉が多く使われ、
                  この心は生活の中に深く息づいています。
                  この「侘び寂び」の根底にあるのは
                  不完全を美しいと思う心」であると思われます。

                  日本の茶道は古くからありますが、
                  室町時代(1336~1573年)迄は豪華な茶会が主でした。
                  その室町時代までは、芸術は豪華で美しい姿が好まれました。
                  時代が流れと共に、茶道でも豪華なものを排除し
                  質素倹約が良いとされるようになります。
                  このような質素なお茶は、
                  千利休が始めた「侘び茶」と呼ばれます。
                  その際に利用される茶室や茶具は、質素で、豪華さとは無縁です。

                  茶道では、花を生ける時、豪華に飾りつけることはしません。
                  それは、何本もの花を生け花として用いると、
                  自然の中に何気なく咲いている状態を表すため、
                  あくまでも1~2本の花の個性を生かし、
                  有りの侭の状態を出来るだけ表現しようとします。

                  日本の茶道は、前記した「侘び寂び」を原点とし、
                  現代まで人々に受け継がれて来ました。

                  この日本ならではの不完全美とも言える「侘び寂びの心」、
                  言い換えるならば、さり気なさ・何気なさと言った、
                  自然さを大切にする日本人ならではの文化が、
                  外見や装飾を重んじている現代の社会で、
                  多くの日本人から徐々に忘れられつつあるのは大変残念なことです。

                  このような日本ならではの文化「侘び寂び」は、
                  日本独自のおもてなしに欠かせない大切な日本の心です。


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                    おもてなしは「裏表なし」&「表無し」

                    お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                    表無し・裏表なし6

                    現在、私たちの受けるおもてなしは、
                    本来もてなされた側の心が自然と感じとるものなのに、
                    笑顔や仕草をこれでもかと、見せつるパフォーマンス化が
                    多くなりつつあるのではないでしょうか。

                    日本伝統文化であるおもてなしは、「裏表なし」と言われていますが、
                    私は敢えて「裏表なし」と「表無し」の両方の意味と解釈します。
                    この表裏とは、お客様をもてなす際の「モノ」と「コト」にあたることを指しています。

                    表は「モノ」を指し、目に見える様々な形や言動、裏は「コト」を指し、
                    お客様に接するスタッフの裏に隠された思い遣る心で接客することが大切だということです。

                    この「コト」は舞台で言えば、「黒子の役割を果たす心構えと態度&活動」を言い、
                    「表無し」は、お客様をもてなすための接客やその他の活動をする際に、
                    お客様へお世話や気遣いを影の様に行い、接することを指しています。

                    この表に見えない裏の心こそ、「おもてなし」に最も大切だと意識することが肝要です。
                    「おもてなし」の「表」と言われる目に見えるもてなす側の人的な情報(笑顔、言葉遣い、
                    お辞儀、姿勢、態度など) は、私達が先輩の背中を見ながら修得して来た以前と違い、
                    現在は多種多様な情報やマニュアルをインターネットやコンサルタント、インストラクター
                    と言われ方々が提供したり、指導したりしてくれます。
                    (注)指導する側のもてなしに関する知識の理解不足が垣間見られます。

                    しかし、接客する個々の個性に合わせた「おもてなし」の「コト」の伝達や表現に
                    必要とされる個人の個性に合った「心の持ち方」まで学ぶことは、
                    他の人間や情報からの知識や情報だけではどうしても出来ません。
                    おもてなしの場においては、おもてなしする側、もなされる側は十人十色です。
                    型通りマニュアルでは色々なお客様にピッタリマッチした、
                    心の通う「本物のおもてなし」は到底出来ません。

                    その様なお客様の個性に合わせたおもてなしの仕方、接する人に合ったおもてなしの
                    表現や伝達が、大切なお客様の心を動かし、感動、感銘や余韻を与えられるのです。

                    この厳しい時勢を乗り越えるためには、この隠された裏の心「コト」を大切なお客様に表現し、
                    お伝え出来る「思い遣り」や「感謝の心」のある温かなおもてなしが重要なポイントです。
                    優しい目線、柔和な表情でお客様を観察するのみならず、
                    常にお客様の立場に立ち、気遣いし、お客様から何らかのアクションがある前に、
                    様々なお世話やサービス提供することこそ、
                    あなたにしか出来ない「真のおもてなし」なのです。

                    それには、目配りを絶やさず、ちょっとした仕草や僅かな表情の変化から
                    お客様の心の状態を察する鋭い察知力を身に付けなければなりません。

                    例えば、お出ししたお水を一気に飲まれたり、料理の召上り方が早ければ、
                    いち早く冷たいお水の提供が出来るようグラスに氷を入れて用意をしたり、
                    調理の方に依頼して、次の料理の提供時間を早めにお出しするとか、
                    この様なお客様を引き立て、サポートする影の役割をシッカリ果たすことです。
                    言うまでもなく、感動はお客様が期待されている以上のことを感じた時に味わって頂けるのです。
                    故に、行ったことに対し感動の見返りを求めるような接客は「おもてなし」とは言えません。

                    お客様に「お陰様で、有難い」と思う【裏】の「コト」の心で「おもてなし」することが何より大切です。
                    これを表す「黒子のマナー」は、お客様やもてなす相手を中心に何事も考え、
                    引き立てるために言動し、こちら側が表を見せず、さり気なく目立たない態度でする
                    という点で全てのサービス業の「源」であり、おもてなしをするための「礎」なのです。


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                      日本の所作の美しさ

                      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                      日本の所作の美しさ

                      ※最近このような姿を見かけることが少なくなってしまいました。

                      【何気なく、さり気なく】

                      或る時は目立たぬように何気なく、或る時は表立ってさり気なく。


                      【陰になり日向になり】

                      人に知られないような面においても、また表立った面においても。何かにつけて絶えず、陰に陽に。

                      【陰に陽に】

                      目に映らぬよう秘密裏に行ったり、陽に当たるよう公然と行ったりする様。



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                        おもてなしに求められるスキル&マインド

                        お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                        おもてなし日本のおもてなしを伝える


                        日本独自のおもてなしには、様々なスキル(臨機応変なテクニックの応用力)と
                        もてなす人独自の豊かなマインド(感性含)が必要とされます
                        以下、日本のおもてなしに必要とされるスキル&マインドの主なものを記します。


                        求められるスキルの色々

                        1.会話力 
                        滑舌/声の表情/相手に合せた言葉の選択/敬語/季語など

                        2.表情・目付き
                        笑顔/表情筋の使い方/平静(冷静)/様々な目付き

                        3.姿勢 
                        身体と心(取組)

                        4.歩行 
                        観察巡回/状況に合った足の運び/自然な歩行/前後左右の歩行

                        5.動作 
                        自然なさり気なさ/何気なさ/空間管理力

                        6.作法・礼法(所作&仕草)

                        7.様々な情報&一般知識

                        8.茶道に関する基礎知識と応用法

                        9.様々な芸道の知識と知恵

                        10.日本の歴史と文化の認識

                        11.儒教仏教の知識

                        12.もてなす環境の認識・・・・・など


                        ※このようなスキルを総てを身に着けて「おもてなし」を致しましょう。

                         必要なマインド

                        =おもてなしの原点「思いやる心」の理解と認識

                        =主客一体⇔客人と対等⇔心を一つに共感⇔互いを思いやる心
                         (➜心の位置→互いの立場や心を理解する)

                        =日本文化の知識と認識

                        =直き心⇔客人を素直に受け入れる

                        =四季折々に合わせてもてなす

                        =主客共にもてなしを楽しむ

                        =マニュアルは存在しない(個々人のもてなしに関した)

                        =しつらえ→事前の情報収集

                        =個々の個性と感性⇔今の個の時代に適合する

                        =自ら考えて配慮、行動
                        =奥ゆかしく控えめな態度

                        =もてなすモノやコトの様々なうんちくを提供(蓄えた深い学問やモノの知識)

                        =自然を重視→何気ない自然な姿⇔侘び寂び

                        =目に見えない気配り・心配り・手配りの仕草と心構え

                        =臨機応変な所作

                        =不完全美の追求

                        =基礎の作法、心得を重視

                        =客人への礼節を弁える

                        =様々な日本文化を織り込みもてなす

                        =一期一会の心

                        =和敬清寂の心・・・・・など


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                          日本独自の「おもてなしの心」色々

                          お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                          心を通わす、真心のおもてなし

                          以下、「日本のおもてなし」に必要とされる様々な「心」を取り挙げてみました。
                          1. 日本の文化歴史を理解する心
                          2. 森羅万象の中に「ものの哀れ」を感じ取る心
                          3. 諸行無常の心
                          4. 一期一会の心
                          5. 侘び寂びの心

                          6. 情緒、風情を味わう心
                          7. 人の心を受け入れる心
                          8. 裏表のない心(表裏一体)
                          9. 主客一体の心(平等な立場)
                          10. 三味一体の心

                          11. 素材のその物と物語を楽しむ心
                          12. 「モノ」と「コト」の粋を楽しむ心
                          13. 自然を慈しみ愛する心
                          14. さりげなさ・何気なさを重んじる心
                          15. 虚飾の無いまこと(真)を感じ取る心

                          16. 無心さ、心尽くしを重んじる心
                          17. 相手や物を思いやり、慈しむ(いつくしむ)心
                          18. 総てに心を込めて、表現し、伝達する心
                          19. 「モノ」と「コト」を以て、相手に接する心
                          20. 互いの心を通わせ合う心

                          21. モノや料理の技を理解し楽しむ心
                          22. 相手により良い、心豊かな経験や体験を齎す心
                          23. 相手を敬い尊ぶ心
                          24. 五配りの心
                          25. しつらえの心

                          26. 観察心、察知心(力)、洞察心(本質を見抜く心)
                          27. 和敬静寂の心
                          28. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し、伝える心
                          29. 侘び寂びを表現し、味わえる心
                          30. 相手に気遣いをさせない立ち振る舞いをする心

                          31. 相手に施しを与える心
                          32. 凡事徹底の心
                          33. 自らの驕らない心
                          34. 拘りの心
                          35. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心

                          36. 守・破・離の心
                          37. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心
                          38. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心
                          39. 主客共に相手の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                          40. 其の時、其の場に合わせて多角的な発想の出来る心

                          41. 互いに見返りを求めない、望まない心
                          42. 相手の心の位置を思う、立場転換の心「我と汝(=私とあなた)」の心
                          43. うんちくを聴き入れる心
                          44. 気遣い、心遣い、気働きの心
                          45. 心の絆を結びたいと願う心

                          46. 奉仕お世話する親切心
                          47. 相手の心を先読みし、さりげないサポートをする心
                          48. もてなす相手と感性の共有をする心
                          49. 演じる心(芸道・相手に合せる役者となる)
                          50. 相手の為に、五感を総動員する心

                          51. 先祖や物事に感謝する心
                          52. 洗練さを繰り返し磨く心
                          53. 礼節を重んじる心
                          54. 思いつく限りの丁寧さを表す心
                          55. 行為の背景を知り、伝える心

                          56. 相手をたてる黒子の心
                          57. 苦情やクレームを学びとする心
                          58. 自らも学び、楽しむ心
                          59. 主客共に、周り人々へ気遣う心
                          60. 互いの思いや味わった余韻が残せる心
                            イ) 思い出として、いつまでも心に刻む
                            ロ) また、ここの場所へ来たいと思う心
                            ハ) また、この人に会いたいと思う心
                            ニ) また、この人と話したい、話を聞きたいと思う心
                            ホ) 出会いを御縁として育みたいと思う心
                            ヘ) また、この人から買いたいと思う心
                            ト) 誰かに話したり、知らせたりしたいと思う心
                            チ) もう一度、この雰囲気を味わいたいと思う心
                            リ) 誰かを連れてきたいと思う心
                            ヌ) また、この人の作ったものを味わいたいと思う心
                            ル) また、この人に(店で)もてなして貰いたいと思う心
                          ・・・など。


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                            日本独自の文化「おもてなし」とその特質

                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                            日本の心おもてなし一期

                            〇日本独自「おもてなし

                            これからの時期、御世話になった方や親しい方へ「おもてなし」をする機会が多くなります。
                            何事も原義原則を弁えてすることは、様々な応用出来る心や形を創り出します。
                            そこで、日本独自の文化と言える「おもてなし」について記してみます。
                            おもてなし」の語源は、「もてなし」に、美化語の「お」を付け「おもてなし」と言い表されます。

                            この「もてなし」は、漢字で『持て成す(為す)』或は『以て成す(為す)』と書きます。
                            その語彙は、「コト」と表現するもてなす人のバーチャルな『心』、
                            「モノ」と言い表されるリアルで目に映る『物』の意があります。
                            このようなことから「モノ」と「コト」を表裏一体と解し、「表無し」と「裏表なし」とも言われます。

                            この表裏とは、お客様をもてなす際の前記した「モノ」と「コト」にあたることを指し、
                            表は「モノ」を指し、目に見える様々な形や言動、裏は「コト」を指し、
                            お客様に接するスタッフの裏に隠された思い遣る心で接することが大切だということです。
                            この「コト」は舞台で喩えると、「黒子の役割を果たす心構え」を言い、お客様に接する際に、
                            お世話や気遣いをさり気なく影の様に行い、接することを指しています。
                            この表に見えない裏の心こそ、「おもてなし」に最も大切だと意識することです。

                            また、「おもてなし」は、人の顔と同様に同じ形が無く、そのもてなす人の独自の心(個性)が現れ、
                            どれ一つとして同じものはありません。

                            一期一会主客一体(対等)の心で、相対する人に心から敬意を払い、
                            触合うお客様や相手をお迎えする行動とその心構えで表すことを言います。

                            日本独自文化「おもてなし」の素晴らしさは、ただ単に「サービスの品質」の高さではなく、
                            季節感や伝統文化を織り交ぜた細やかな気配りがあり、
                            その物事や人に真摯に向き合う目に見えない人の心です。

                            さり気なさ、何気なさと言った、自然さに重きを置き、一期一会と諸行無常の心の元、
                            その相手に対する真摯な態度、誠心誠意の心と相手を思いやる心が
                            共感を呼び、感動を起こし余韻を創り出すのです。

                            日本の「おもてなし」は、茶道が発祥とされる日本ならではの独自の文化です。
                            そしてそれは、客人に敬意を払い、温かく接する「心と言う点では
                            ホスピタリティの「おもてなし」と同様なですが、違いは、その「行動様式」あります。
                            ※ホスピタリティの原義は、旅人へのお世話・保護。

                            日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、お料理、
                            客に接する人の立ち居振る舞い、音楽、踊りなど、全てに表現されています。
                            客人を迎える処に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                            日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)の粋が込められております。
                            これは、日本人独特の持つ、きめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して
                            長い時を経過しながら創り出されたものです。

                            この日本の「おもてなしの心」は、相手や物を慈しむ(いつくしむ)心であると言えます。
                            例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                            それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。

                            〇覚えておきたいおもてなしの「5つの特質

                            1.おもてなしには個性があります 

                            おもてなしを受けられる大切な人、お客様は千差万別です。
                            お客様が千人なら、千通りのおもてなしの種類があります。

                            2.おもてなしは形がありませんから消えてしまいますし、目に見えません

                            目に見えなく形が無いおもてなし、即ち裏表の無いおもてなしが求められ、
                            それは時間同様に其の場限りで、瞬時に消失してしまいます。
                            また、物や形はいつの日か壊れたり、無くなったりしてしまいますが、
                            相手への思いやる心溢れる真のおもてなしは、感動や余韻として心にいつまでも残ります。

                            3.おもてなしは人間依存から成立します

                            人的要素、即ちもてなす人の人間性や技術の優劣に依り様々な形を創り出します。

                            4.おもてなしは即時性、即効性を持ちます

                            おもてなしはリアルタイムに大切な人、お客様の間でリハーサル無しで行われるものです。
                            これはお茶席の一期一会の精神とも相通じ、生で行われる一発勝負という特質をもちます。

                            5.おもてなしは同質でなく基準もありません

                            おもてなしは、生産するプロセスで相手も加わりますから、同質のものはありません。
                            即ち、おもてなしにはお客様自身がおもてなしの生産に関わり、基準も無く、
                            その結果や心の余韻は、おもてなしを受ける側、夫々の方によって当然異なります。


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                              日本人の心「

                              お薦め度【★★★★】全業種、業態用
                              日本人の特質

                              古より、日本人の心を表わす精神は、「の心」であると言われます。
                              この日本の精神の特徴は、自然環境(エコ)を重んじた共存共栄、調の精神です。
                              かつて日本列島に住みついた人々は、小さな「」即ち環濠集落を作り分立していました。
                              その小さな集落が徐々に国家を形成するようになり、やがて大きな国家に統合されました。

                              そのような中、人々の心に対立・抗争より調・融合をよしとする「」の精神が育まれ、
                              一つの日本民族として融合し、形成されて来たのではないかと考えることが出来ます。
                              私達の住む日本の気候は、温暖さ湿潤さを兼ね備え、照葉樹林を中心とした多くの森林に覆われ、
                              四季の変化に富み、台風があり、降雨量も多くあります。
                              そして我が国は山海の食が大変豊富で、猛獣が少なく、大変生活し易い自然環境です。

                              このような日本の自然の風土が長年に渡り人々の生活に影響し、互いが敬い、
                              そこから生まれる「」を好んで尊ぶ国民性から形成されたとも考えることが出来ます。

                              また、日本人は自然の様々な現象に「調和」を見出し
                              自然と共に生きられるように心掛けて来た民族だとも言えます。
                              詰り日本民族が「和」を大変重んじるのは、自然からの恵みに依るもの大きいと考えます。
                              また、日本人は人の目や他人の思惑を重んじ、恥の意識を植え付けられながら育ちます。
                              このような自然環境や様々な日本人独自の民族性から生まれて来たのが、
                              世界に類のない日本独自の文化「おもてなし」です。


                              【日本人の特質50選】

                              1. 礼儀正しくきちんと挨拶をする。
                              2. 相手を大切にし、思いやる心で接する。
                              3. 親切で世話好きである。
                              4. 対人関係で、目に見え難い心を優先する。
                              5. 気遣いや気配りの意識が高い。

                              6. 人の思惑や人の目を気にする。
                              7. 「群れ意識」を持ち集団行動を好む、命令に従う習慣がある
                              8. ルールに従順である。
                              9. 道徳観念は、根本的に恥を重視し、罪は軽視される。
                              10. 他者の邪魔をせず、争わずの意識が強い。

                              11. 良いところをさりげなく褒める。
                              12. 横並び意識が強く協調性を重んじる。
                              13. 伝統や文化を重んじる。
                              14. 「侘び寂び」と言われる地味を愛する。
                              15. 自己主張を派手に主張しない。

                              16. 他人に親切にするという感覚が自然に備わっている。(世話好き)
                              17. 外面(ソトヅラ)と内面(ウチヅラ)を持つ。
                              18. シャイである。
                              19. 律義である。
                              20. 風情を楽しめる。

                              21. 美意識が高く、綺麗好きである。
                              22. 地方によって捉え方や考え方に差異がある。
                              23. 無造作に作られた物に真の美しさを見出す、不完全美への傾倒を持つ。
                              24. 何でもこじんまりキレイに仕上げるのが得意である。
                              25. 「もったいない」という倹約意識がある。

                              26. 完璧主義者であり、極端なほど秩序にこだわる
                              27. 執着心が薄い。
                              28. 仕事が丁寧である。
                              29. 物作りを極める。
                              30. 時間や約束を守る。

                              31. 手作りが好きである。
                              32. 物真似が上手である。
                              33. 虚飾を嫌い、何気なさや自然さを好む。
                              34. 問題の先送りは得意である。
                              35. 流行に流され易く、敏感である。

                              36. ブランド依存意識がある。
                              37. 白黒ハッキリつけるのは苦手(曖昧さを美徳する)
                              ≒日本語はノーとイエスに、沢山の言い回しがある。
                              38. おくゆかしく自己主張が苦手である。それが日本人の美徳にもなり得る。
                              39. 個人間の関係は驚くほど誠実である。(仲間意識が強い)
                              40. 治安が良く、災害時でも冷静である。但し危機管理が甘い。

                              41. 細部まで拘る。(整理整頓、ギフト包装など)
                              42. サービス行為の背景にある「考え」や「気持ち」を重要視する。
                              43. 合理性に欠ける。
                              44. 創造性に溢れている。(クールジャパンと言われるアニメやオタク文化など)
                              45. 確固たる自我を持ってない人間が多く洗脳されやすい。

                              46. 貯蓄好きである。
                              47. 「灯台元暗し」に陥りがちである。
                              48. 楽観的である。
                              49. 衆愚政治に陥りがちである。
                              50. 平和への拘りが強い。


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                                侘び寂び」「和敬清寂」「主客一体

                                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                和洋のもてなし1

                                おもてなし」は、【お持て成し】と書き、
                                動詞『もてなす』の連用形名詞『もてなし』に美化語(丁寧語)の接頭辞『お』が付いた言葉です。
                                現在の意味は「お客様を歓待すること。お客様の世話をすること。」などを意味しています。

                                この「おもてなし」の心の底に流れているのは、儒教の「仁」、
                                西洋のキリスト教の「慈愛」とも言えるhospitalityの言語ホスピス(旅人への御世話)の人としての心、
                                古より日本の伝統として受け継がれている「和を以ってと尊しとなす」と言われる日本人の心です。
                                それは、客人や他者に敬意を払い、温かく待遇する「」即ち相手を「思いやる心」です。
                                世界中の総ての人間に存在するのが、この「思いやり」のです。

                                同時に、この二つのおもてなしに必要なことは「商品」でなく、提供する「人の心」です。

                                日本には、春夏秋冬と言われる「四季」があり、古からの独自の「伝統文化」があります。
                                また、世界的に見ても珍しい、日本人独自の地味を愛するシンプルで
                                自然な姿を表わす「侘び寂びの心」、相手を敬い尊び、自らが遜り、
                                相手への思いやる心を表面に出さず、大切な人や客人に、
                                自らの心に問いかけて思いつく限りの礼を尽くし、あくまでも丁寧さを以って応対する。
                                などと言った、国民性によって培われたのが、「日本のおもてなし」の特質であると解します。

                                また、何気なさやさり気なさと言った自然な立ち振る舞いで、
                                触合う相手に余計な気遣いをさせない心配りをする、
                                と言った面も「日本のおもてなし」の特長です。
                                それは、自然を愛し、自然な姿を求める有りの侭の心であるとも言えます。

                                前記した「侘び寂び」と言われる、いま命の在ることに感謝し、
                                季節や時の移ろいを肌で感じる取る感性、偽りや虚飾を全て捨て去り、そこに残る清楚な美しさです。
                                即ち「侘び」とは、静寂さや、質素さの持つ美しさであり、
                                寂び」とは、枯れた古さの持つ、美しさでどちらにも共通するのは「美」がそこに存在すると言うことです。
                                このようなことを総てまとめた言葉として、「和敬清寂」の四文字熟語に表されております。
                                これは、日本独自の感覚のスマートさクールさであり、欧米の感覚とは違う美観です。

                                また、茶道などで言われる「侘び寂びを極める」とは、詰り「慎ましさの美」を自らが知得すること、
                                言い換えるならば、知足(足りるを知る)と言うことです。
                                また、味覚の基本の甘み、辛味、酸味、苦味に加えて、日本人は「旨味」を重んじます。
                                その味の旨味である本質を実際に知らないと、決して本来の味が解らないという意味では、
                                侘び寂び」は、概念でなく感性であると言えると思われます。
                                その心は、自らが求め知るものではなく、自然に感じ、覚え身に付いて行くものです。

                                この「侘び寂び」を感じる取る対象は、大地の恵みとされる自然の情景と人工の物があります。
                                それを成立する条件は、以下のようなことが挙げられます。
                                ・「死」や「老い」をも美の一つと考え、儚さ、悲しさ、寂しさを含む。
                                ・時に機能美であり、また古さを含む場合もある。
                                ・その物自体が簡素ではあるが、気品や風情と言われる趣がある。

                                日本のおもてなしがHospitalityや儒教と異なるのは、以下のような行動様式です。
                                「日本のおもてなし」は、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、飲物・料理、
                                接客する人の立ち居振る舞い、芸者による音楽、踊りなど、全てに表現されているのです。
                                四季折々に合わせた風情を巧みに織り込み、「主客一体」の心で客人や相手に接し、
                                様々な「しつらえ」と言われる、自然に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、
                                お香に至るまで日本の伝統文化の粋が込められているのです。

                                日本のおもてなしは、他国の影響を受け創り上げられたのではなく独自の文化と解します。
                                その代表的な茶道は、神社に参る旅人へ茶を振る舞ったことに由来すると言われています。
                                このおもてなしは、客人などを「持て成す」際、
                                表の「モノ」と言われる目に映る形のあるリアルな物、
                                コト」と言われる、裏の目に見えないバーチャルな心を持って成します。
                                即ち【モノを持て、コト成す】と言うことです。
                                また、「魂を持って、物を成す」のように、「モノ」と「コト」を、前後入替て使われる場合もあります。
                                このことから「表無し」「表裏なし」とも言われ、
                                表裏なし』詰り表裏のない心でもてなす客人を迎え、歓待することをも意味しています。

                                この表に見えない裏の「コト」=『心』こそ、日本の心であり、
                                あらゆるおもてなしに最も重要であり大切であると常に意識しておくことです。
                                日本人は、『表なし』の心を持ち、慎み深く、地味を愛し、とても几帳面な国民性があり、
                                誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、
                                一方では人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ、
                                相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずに行い、
                                良い人間関係を作ることを常に心情にしています。

                                具体的には、ただ物を売るだけのみでなく、
                                お客様にお買い求め頂いた物の楽しみ方も、
                                同時お伝えするのがHospitalityの「おもてなし」や日本の「おもてなし」なのです。
                                突き詰めて言うならば、「おもてなし」は、人の心に依存することから生まれると言うことです。


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                                  おもてなし」と日本独自の和の「お持て成し」

                                  お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

                                  和洋のもてなし

                                  おもてなし」は、【お持て成し】と書き、動詞『もてなす』の連用形名詞『もてなし』に
                                  美化語(丁寧語)の接頭辞『お』が付いた言葉です。
                                  現在の意味は「お客様を歓待すること。お客様の世話をすること。」などを意味しています。

                                  この「おもてなし」の心の底に流れているのは、儒教の「仁」、
                                  西洋のキリスト教の「慈愛」とも言えるhospitalityの言語ホスピス(旅人への御世話)の人としての心、
                                  古より日本の伝統として受け継がれている「和を以ってと尊しとなす」と言われる日本人の心です。

                                  それは、客人や他者に敬意を払い、温かく待遇する「心」即ち相手を「思いやる心」です。
                                  世界中の総ての人間に存在するのが、この「思いやり」の心です。
                                  同時に、この二つのおもてなしに必要なことは「商品」でなく、提供する「人の心」です。
                                  日本には、春夏秋冬と言われる「四季」があり、古からの独自の「伝統文化」があります。

                                  また、世界的に見ても珍しい、日本人独自の地味を愛するシンプルで自然な姿を表わす「侘び寂びの心」、
                                  相手を敬い尊び、自らが遜り、相手への思いやる心を表面に出さず、大切な人や客人に、
                                  自らの心に問いかけて思いつく限りの礼を尽くし、あくまでも丁寧さを以って応対する。
                                  などと言った、国民性によって培われたのが、「日本のおもてなし」の特質であると解します。
                                  同時に、何気なさやさり気なさと言った自然な立ち振る舞いで、
                                  触合う相手に余計な気遣いをさせない心配りをする、と言った面も「日本のおもてなし」の特長です。

                                  それは、自然を愛し、自然な姿を求める有りの侭の心であるとも言えます。
                                  前記の「侘び寂び」と言われる、今命の在ることに感謝し、時の移ろいを肌で感じる取る姿勢、
                                  偽りや虚飾を全て捨て去り、そこに残る清楚な美しさです。

                                  即ち「侘び」とは、静寂さや、質素さの持つ美しさであり
                                  寂び」とは、枯れた古さの持つ美しさで
                                  どちらにも共通するのは「」がそこに存在すると言うことです。

                                  このようなことを総てまとめたことばとして、「和敬清寂」の四文字熟語に表されております。
                                  これは、日本独自の感覚のスマートさとクールさであり、欧米の感覚とは違う美観です。
                                  茶道などで言われる「侘び寂びを極める」とは、詰り「慎ましさの美」を自らが知得すること、
                                  言い換えるならば、知足(足りるを知る)と言うことです。

                                  また、味覚の基本の甘み、辛味、酸味、苦味に加えて、日本人は「旨味」を重んじます。
                                  その味の旨味である本質を実際に知らないと、決して本来の味が解らないという意味では、
                                  侘び寂び」は、概念でなく感性であると言えると思われます。
                                  その心は、自らが求め知るものではなく、自然に感じ、覚え身に付いて行くものです。

                                  この「侘び寂び」を感じる取る対象は、大地の恵みとされる自然の情景と人工の物があります。
                                  それを成立する条件は、以下のようなことが挙げられます。
                                  ・「死」や「老い」をも美の一つと考え、儚さ、悲しさ、寂しさを含む。
                                  ・時に機能美であり、また古さを含む場合もある。
                                  ・その物自体が簡素ではあるが、気品や風情と言われる趣がある。

                                  日本のおもてなしがHospitalityや儒教と異なるのは、以下のような行動様式です。
                                  日本のおもてなし」は、その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、飲物・料理、
                                  接客する人の立ち居振る舞い、芸者による音楽、踊りなど、全てに表現されているのです。

                                  四季折々に合わせた風情を巧みに織り込み、「主客一体」の心で客人や相手に接し、
                                  様々な「しつらえ」と言われる、自然に何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、
                                  お香に至るまで日本の伝統文化の粋が込められているのです。
                                  このような日本のおもてなしは、他国の影響を受け創り上げられたのではないと解します。
                                  日本のおもてなしの代表的な茶道は、一節に、神社にお参りする旅人へ
                                  お茶を振る舞ったことに由来するとも言われています。

                                  この客人などを「持て成す」際、表の「モノ」と言われる目に映る形のあるリアルな物、
                                  コト」と言われる、裏の目に見えないバーチャルな心を持って成します。
                                  このことから「表無し」「表裏なし」とも言われます。
                                  即ち【モノを持て、コト成す】と言うことです。
                                  また、「魂を持って、物を成す」と言うように、この「モノ」と「コト」を、
                                  前後入れ替えて使われる場合も多々あります。
                                  具体的には、ただ物を売るだけのみでなく、お客様にお買い求め頂いた物の楽しみ方も、
                                  同時お伝えするのがHospitalityや日本の「おもてなし」なのです。
                                  突き詰めて言うならば、「おもてなし」は、人の心に依存することから生まれると言うことです。


                                  (参考) 「もてなし」と「もてなす」の原義

                                  〇もて-なし【持て成し】広辞苑より引用
                                  1.とりなし。とりつくろい。たしなみ。
                                  2.ふるまい。挙動。態度。
                                  3.取扱い。あしらい。待遇。
                                  4.馳走。饗応。

                                  〇もて-なす【持て成す】広辞苑より引用
                                  1.とりなす。処置する。 
                                  2.取り扱う。待遇する。
                                  3.歓待する。御馳走する。
                                  4.面倒を見る。世話をする。
                                  5.自分の身を処する。振る舞う。
                                  6.取り上げて問題にする。持て囃す。


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                                    何気ない「心遣い」と「気遣い

                                    お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                    心遣い気遣いjpg

                                    日本のおもてなしは、自然さ、何気なさ、さり気なさと言ったことを重視します。
                                    同時におもてなしは一つの付加価値であり、とても心温まる洗練された日本の美学とも言えます。
                                    それには、温かい人の心が通い合うさり気ない気配り、気遣い心遣いが大切なのです。

                                    其の一つに、臨機応変な応対、対処が出来ることがあります。
                                    それはお客様の意向・状況・雰囲気を一早く察知し(掴み)、「其の場造り」をすることです。
                                    以前にあったテレビ番組「田舎に泊まろう」でよく見られたように、
                                    お見え頂いた初対面のお客様をもてなす側に立つ主人や奥様は、
                                    手伝いに来てくれた人達を上手に動かし、主人やお客様を含めた人の動きの流れを
                                    そっと見守っているなどのことも見られました。

                                    また、来客に失礼や不行き届きがあってはいけないと考えて行動し、
                                    お土産を持たせる場合はそれを忘れてはいけないなどと、色々なことに気配りをしていました。
                                    その客人とゆっくり話し込んだりすることも出来なくても、
                                    もてなす心は人一倍忘れないで目立たぬように行動すると言った場面が見られました。

                                    同時に、気を遣っていると相手に感じさせるような気の遣い方ではいけないと考え、
                                    人手が足りない状況でもお客様に寛いで頂けることに気遣いし、
                                    そのことだけを考え走り廻る姿も見られました。
                                    訪問した客人が、帰る道すがら
                                    「ああ何と心の和むもてなしだった」「また、此処に来たい」と
                                    感じるさり気なさがある心の通うおもてなしはとても大事なことです。

                                    常に相手の身になり想い考え、相手に要らぬ気遣いをさせない「日本のおもてなし」。

                                    お客様に対する思い遣り、ユーモアのセンスや共感の態度にその人の人柄が表れます。
                                    人柄の表わすには、もてなす人の心の温かさが何より大切であり、
                                    それは相手の立場になって想い巡らし考えることで幾らでも補えると思います。
                                    例えば宴会の場合、どういう趣旨や目的であるのか、誰を励ます会なのか、見合いの席か、
                                    どなたかのお祝い、喜寿の祝いか、そう言ったことを一早く察知することが大切なのです。

                                    励ます会であれば主人公の気分が高揚するように神経を配り、
                                    お見合いの席であれば本人同士が相手に良く映るように気遣う、
                                    喜寿の祝いであればお肉などにお年寄りが食べ易く包丁を入れるよう調理場に伝達する。
                                    と言ったことで、おもてなしと接客サービスは、類似点は有るが別のものだと考えます。

                                    また、おもてなしに大切なことは、お客様を待たせないことであると思います。
                                    お待たせすると、お客様や相手は徐々にあら探しを始めます。
                                    要は、待たせることでお客様をどんどんマイナス要因に導かないようにすることです。
                                    そのためには、知恵を絞り、要領良く、敏速に提供すること、即ち一挙手、一投足の仕草の中に、
                                    自然で、繊細な気遣いと、ある種の美しさであると思います。

                                    その一つにお客様(客席)と調理場とのパイプ役を果たすことがあります。
                                    今、お客様は挨拶をされているとか、会話が深刻になっているから料理を提供するのは
                                    もう少し出すのを控えて欲しいなどの報告や連絡を調理場に入れることです。

                                    また、お客様同士が、込み入った会話をしている時には、料理に手をつけられません。
                                    従って料理が溜り、冷えてしまうことになりかねません。
                                    温かいものは温かい内に、冷たいものは冷たい内にというタイミングがとても重要です。
                                    同時にいつもお客様の前を整然と綺麗にすることを考え、
                                    お客様の前にものを出す時は美しく出すことも大切です。
                                    それは、お客様が席を立たれた時などに、テーブル上を美しく整然として置く何気なさ、
                                    床が食物や飲物が落ちて汚れていたらサッと拭き取っておく気配り、
                                    お荷物が汚れないようにカバーをかけて置くなどの気遣いの行動を
                                    手早く、さり気なくしておくことです。

                                    また、お水を沢山飲まれる方にはデカンタをそっと置いておくことも気遣いの行動です。
                                    入店時・立席時の別なおもてなしの事例として、靴やコートが濡れていたり、
                                    汚れていたりした時は、さり気なく手入れをして置くと言った心遣いは、
                                    お客様の心にとても温かな余韻を与えます。

                                    美しく素敵な仕草は、お膳の持ち方、グラスの置き方、ボトルや瓶の持ち方、
                                    お酒やワインの注ぎ方、その際の手と指先の向きや添え方、
                                    差し出す角度などと言った身のこなし方が自然に流れるように流暢であることから生まれます。

                                    あるお店では、食事提供マナーに決められた通りではなく、
                                    場面に応じて飲物も食事も全てお客様の右側から出して食べ終えてないお料理を
                                    左の方に寄せていくという方法で接客サービスをしているお店があります。

                                    マナー違反と言われる方もいると思いますが、そのお店では自然な形を重んじ、
                                    整然と、見た目に綺麗にすれば良いということで実施しています。
                                    あちらこちらに飲食物を置かず、お客様の体に当たらないように
                                    テーブル上は一定の方向に流れる様にして置くようにサービスをしています。
                                    その時々の方法は、客席(客室)の造りや状況、席の都合に合わせその都度変えて、
                                    お客様へおもてなしをしています。

                                    このような事例から判るように、自然な姿、さり気なさ、何気ない心遣い
                                    原点とする「日本のおもてなし」には、其の場に合わせた臨機応変さが求められるのです。



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                                      懐石料理(茶懐石)の由来

                                      お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                      椀I1


                                      懐石料理」(茶懐石)は、安土桃山時代に、
                                      茶道の創始者としても有名な「千利休」が、禅の精神を追究し確立した料理を言います。

                                      当初は、空腹状態で茶を飲むことを避け、
                                      茶をより美味しく味わうことが目的の質素な料理でした。
                                      しかし、大正時代に入ると、諸外国から多量の肉などを容易に手に入れられるようになり、
                                      徐々に今日に見られる豪勢な懐石料理となってきました。

                                      一方で、今も昔も変わらないのが、汁物1品とおかずを3品(主菜1品+副菜2品)
                                      とした一汁三菜(いちじゅうさんさい)の形式です。

                                      また、確立したのが千利休ということもあり、懐石料理の食事作法は茶道の作法に準じており、
                                      現代においても「侘び寂び」の心が息づいています。
                                      四季折々の素材、「侘び寂び」という日本独自の心を味わい、
                                      茶を美味しく味わうための質素ながら中身にこだわった四季折々の素材の味を堪能する、
                                      それが本来の懐石料理の魅力です。
                                      茶道に通じるおもてなしの心で、親切に心配りを持って調理された旬のものを味わえます。

                                      懐石料理には、厳しい作法があります。
                                      例えば、亭主(もてなす人)であれば、食材の季節感を大切に、味を最大限に生かすこと。
                                      客人(おもてなしを受ける人)であれば魚の食べ方や箸の扱い方にも決まりがあります。

                                      そういったおもてなしの作法を通じて、
                                      侘び寂び」という日本独自の心を重んじながら食事を楽しむのです。
                                      食材本来の持つ味、色合い、香りといった長所を活かす懐石料理は、
                                      旬の食材を用い12ヵ月、または四季の献立を、
                                      料理人が独自に試行錯誤して生みだす故、特に決まった工程はありません。

                                      しかし、料理人に共通する精神・姿勢はあります。
                                      それは食材本来の味・色合い・香りを活かし、お客人へのおもてなしの心で調理することです。
                                      また、食材は大地や海の恵みであるという精神から、喩え食材の切れ端でも粗末にはしません。
                                      一方で、冷たい料理は涼感を楽しんで欲しい思いなどから、盛りつけする器まで冷たくするなど、
                                      ほんの些細な気遣いですが、とても心温まる工夫も随所に施します。

                                      茶道はよく、「おもてなしの文化」と言われますが、
                                      自分の姿を探すための文化」だと思います。

                                      勿論、この茶道は客人をお迎えして心尽くしのお茶を差し上げることです。
                                      そこには、人と関わることによって、自らを育むというプラスの目的があります。

                                      茶道は自分の中にある見栄や妬み、邪(よこしま)なものをできる限り取払い、
                                      本来の自分を探す為、本来の自分に近づく為に、余分なものを削る為にお稽古があるのです。

                                      そのような稽古の先に、「もてなす」という行為が入ってくるのです。
                                      また、茶道の「おもてなし」は、海外で「ティーセレモニー」とも言われています。

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                                        二つの「おもてなし

                                        お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                        おもてなし・日本とホスピ

                                        ホスピタリティの「おもてなし

                                        ホスピタリティ」は、「思いやり」「心からのおもてなし」という語彙です。
                                        特にサービス業や人に関わる企業でよく使われている言葉です。

                                        態度や行動で示す「マナーの所作」と言われる形は、
                                        相手に不快感を与えないための最低限のルールです。
                                        そこに「心」が加わると、ホスピタリティになるのです。
                                        それは、相手の心に深い心地良さが加わることで、感動、信頼や信用、安心感が生まれます。

                                        このホスピタリティの語源は、ラテン語のHospice(客人等の保護)です。
                                        それが英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展したのです。
                                        これらは対価を求めているのではなく、
                                        おもてなしや喜びを与えることに重きをおいている点が大きくサービスと異なります。
                                        ホスピタリティに重視されるのは、
                                        対価や報酬などの見返りを求める行動でなく、人間性やアイデンティテーなどです。
                                        このホスピタリティは、遠くから来た旅人を身分の上下なく温かく迎え入れることを表わすことで、
                                        日本のおもてなしの起源と類似しております。 

                                        日本独自の文化「おもてなし」

                                        日本人が、お客様をお迎えする行動とその心構えを言います。
                                        主客一体の心で、お客様や相手に心から敬意を払い、それを行動で表すことです。 

                                        日本独自文化「おもてなし」の素晴らしさは、ただ単に「サービスの品質」の高さではなく、
                                        伝統文化を織り交ぜた細やかな気配りがあり、その物事や人に真摯に向き合う目に見えない人の心です。

                                        自然で何気なく、一期一会と諸行無常の心の元、その相手に対する真摯な態度、誠心誠意の心と
                                        相手を思いやる心が共感を呼び、感動を起こし余韻を創り出すのです。

                                        日本独自の文化「おもてなし」は、茶道が発祥とされる日本ならではの独自の文化です。
                                        客人に敬意を払い、温かく接する「心」は「おもてなし」とホスピタリティは同様なものです。 

                                        その大きな違いは、その「行動様式」あります。
                                        ホスピタリティのおもてなしは、客人へのお世話(保護)ですが、
                                        日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、その「心」を建物や庭、家具、食器、
                                        インテリア、お料理、客に接する人の立ち居振る舞い、音楽、踊りなど、全てに表現されています。

                                        何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                                        日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)の粋が込められております。
                                        それは、日本人独特の持つきめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して創り出されたものです。

                                        日本の「おもてなしの心」は、相手や物を思いやり、慈しむ(いつくしむ)心であると言えます。
                                        例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                                        それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。

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                                          日本のおもてなしの様々な心

                                          お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                          おもてなし

                                          1. 相手を敬い尊ぶ心
                                          2. 主客一体の心
                                          3. しつらえの心
                                          4. 一期一会の心
                                          5. 互いの心を通わせ合う心

                                          6. 余韻と感動を与えられる心
                                          7. 観察、察知しお世話する心
                                          8. 本質を見抜く心 (洞察心)
                                          9. 自然の美を表現する心
                                          10. 物事の本質を知り、本質を的確に表現し伝える心

                                          11. さりげなさを表し、伝える心
                                          12.自分に今出来る限りのことをする心
                                          13. 物や形に心を込めて、表現し、伝達する心
                                          14. 風情を表現し、味わえる心
                                          15. 無理のない自然な姿で五配りをする心

                                          16. 相手に意識させない立ち振る舞いをする心
                                          17. 利他・愛他の心
                                          18. 凡事徹底の心
                                          19. 自らが奢らない心
                                          20. 守破離の心

                                          21. 和敬清寂の心
                                          22. 侘び寂びの心
                                          23. 質素倹約の心
                                          24. 人や物事を慈しむ心
                                          25. 自らも楽しむ心

                                          26. 自らが遜る心
                                          27. 立場転換の心
                                          28. こだわる心
                                          29. 相手の快適さ、心地良さ(居心地)を提供し、追求する心
                                          30. ゆとりを持ち、こちらの感情や焦りなどを相手に悟られないようにする心

                                          31. 誠心誠意の心で要望や希望を叶えようとする心
                                          32. 人の嬉しさ、喜びを共有、共感する心
                                          33. 多角的な発想・創造の出来る心
                                          34. 見返りとなる「モノ」や「コト」を求めない、望まない心
                                          35. 目立たない気遣い、心遣いをする心



                                          等々。

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                                            大切な方への「おもてなし」

                                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                            客人もてなし

                                            日本独自の文化である「おもてなし」は、
                                            何気ない「気配り」「気遣い」と「心遣い」「心配り」客人に気遣わせない自然さ、
                                            さり気なさと言ったことをとても重視します。
                                            同時におもてなしは一つの付加価値であり、とても心温まる洗練された美学とも言えます。
                                            それには、温かい人の心と心が一つとなり、互いの心が通い合える、
                                            さり気ない目配り気配り気遣い心遣いがとても大切なのです。

                                            其の一つに、臨機応変な応対、対処が出来ることがあります。
                                            それは、客人への意向・状況・雰囲気を一早く察知し(掴み)、
                                            「其の場造り」をさり気なくすることが肝要です。
                                            以前にあったテレビ番組「田舎に泊まろう」でよく見られたように、
                                            お見え頂いた初対面のお客様をもてなす側に立つ主人や奥様は、
                                            家族や手伝いに来てくれた人達を上手に動かし、主人や客人を含めた人の動きの流れを
                                            そっと見守っているなどのことも見られました。

                                            また、来客に失礼や不行き届きがあってはいけないと考えて行動し、お土産を持たせる場合は、
                                            それを忘れてはいけないなどと、色々なことに気配り心遣いをしていました。
                                            その客人とゆっくり話し込んだりすることも出来なくても、もてなす心は人一倍忘れないように
                                            心掛け目立たぬように何気なく行動すると言った場面が見られました。
                                            同時に、気を遣っていると相手に感じさせるような気の遣い方ではいけないと考え、
                                            人手が足りない状況でも客人を寛がせることに気遣いし、
                                            そのことだけを考えて走り廻る姿も垣間見られました。

                                            訪問した客人が、帰る道すがら
                                            「ああ何と心の和むもてなしだった」
                                            「また、此処に来たい」と感じられる、さり気なさが感じられる。
                                            心の通うおもてなしはとても大事なことです。

                                            常に相手の身になり想い考え、相手に要らぬ気遣いをさせない「日本のおもてなし」。
                                            客人に対する思い遣り、ユーモアのセンスや共感の態度に、
                                            その主人や家族の人柄や個性、客人を思いやる心が表れます。
                                            この人柄の表わすには、もてなす人の心の温かさが何より大切であり、
                                            それは相手の立場になって想い巡らし考えることで幾らでも補えると思います。

                                            例えば飲食店の宴会の場合、どういう趣旨や目的であるのか、誰を励ます会なのか、
                                            見合いの席か、どなたかのお祝い、喜寿の祝いか、
                                            そう言ったことを一早く察知することが大切なのです。
                                            このような励ます会であれば、主人公の気分が高揚するように神経を配り、
                                            お見合いの席であれば本人同士が相手に良く映るように気遣う、
                                            喜寿の祝いであればお肉などにお年寄りが食べ易く包丁を入れるよう調理場に伝達する。
                                            と言ったことで、おもてなしとサービスは、類似点は有るが別のものだと考えます。

                                            また、おもてなしに大切なことは、お客様を待たせないことであると思います。
                                            お待たせすると、お客様や相手は徐々にあら探しを始めます。
                                            要は、待たせることでお客様をマイナス要因に導かないことです。
                                            そのためには、知恵を絞り、要領良く、敏速に提供すること、
                                            即ち一挙手、一投足の仕草の中に、自然で、繊細な気遣いと、ある種の美しさであると思います。

                                            その一つにお客様(客席)と調理場とのパイプ役を果たすことがあります。
                                            今、お客様は挨拶をされているとか、会話が深刻になっているから料理を提供するのは、
                                            もう少し出すのを控えて欲しいなどと言った報告や連絡を調理場に入れることです。
                                            また、お客様同士が込み入った会話をしている時には、料理に手をつけられません。
                                            従って料理が溜り、冷えてしまうことになりかねません。

                                            温かいものは温かい内に、冷たいものは冷たい内にというタイミングがとても重要です。
                                            同時にいつもお客様の前を整然と綺麗にすることを考え、
                                            お客様の前にものを出す時は美しく出すことも大切です。

                                            それは、お客様が席を立たれた時などに、テーブル上を美しく整然として置く何気なさ、
                                            床が食物や飲物が落ちて汚れていたらサッと拭き取っておく気配り
                                            お荷物が汚れないようにカバーをかけて置くなどの気遣いの行動を手早く、さり気なくしておくことです。

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                                              「気遣い」と「思いやりの心」

                                              お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                              「おもてなし」と『茶道』

                                              日本のおもてなしは、他の国に例のない日本歴史であり独自の文化です。
                                              それは、自然で何気ない相手に対する「気遣い」や「気配り」や
                                              相対する人へのさり気ない「思いやりの心」として現われています。
                                              この日本の茶道には、主客一体利休七則和敬清寂一期一会と言った、
                                              茶席で人をもてなす際の心構えや意識を説くキーワードとなる言葉が数多く存在します。
                                              それらは総て、一つひとつがあらゆることに心遣いや気配りをする為の
                                              大事な要素として簡潔な言葉(熟語)で表現されているのです。

                                              このような夫々の語は、茶道を通じ、人と人とが触合い生きて行く社会の中でどの様な生き方をし、
                                              どの様な人間関係を創って行けば良いのか、
                                              どの様な意識で自らが与えられた人としての役割を果たせば良いのか、
                                              と言った自然も含めた万象の生きる目的や考え方、心など、
                                              幅広い知識や感性が必要とされることを説いています。

                                              茶道は、とても奥深い日本の生活文化としても発展してきた総合芸術とも言えます。
                                              おもてなしの最高の舞台となった茶席では、亭主と客とが、常に相手を気遣いながら、
                                              互いに思いやりの心を持って、様々な演出をし、一服のお点前を味わい楽しむのです。

                                              そこから紡ぎ出されるのは、お互いが思い遣り合うことで相手との心の通った関係です。
                                              その中で、今をどう生きるかについて、茶の湯の心から学ぶことが大変に多いと考えます。
                                              まさにこの先人の英知とその後綿々と引き継がれてきた日本人の心が
                                              茶道の側面とも言えるであろう、茶の湯の持つ人間関係形成力」を創造しているのです。

                                              茶の湯が教えている心は、とかく人間関係が希薄、崩壊になりがちな無縁社会、
                                              核化社会とも言える現代にあって、家庭、学校、職場、社会の場において、
                                              忘れがちになっている心である「人が人を大切にする心」を
                                              改めて現代に蘇らせてくれると言っても過言ではありません。

                                              このような現代だからこそ誰しもが気付かなければならない「日本の心」、
                                              そして、これからの少子高齢化社会とも言えるグローバルな社会の中に生きざるを得ない
                                              将来の日本を担う子供達の為に是非とも残し、伝承すべき日本と日本人の貴重な「」が、
                                              茶道即ち「茶の湯の心」にあるのです。


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                                                何気ない気配り心配り

                                                お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                日本・おもてなしの特質

                                                日本独自の文化である「おもてなし」は、自然さ、何気なさ、さり気なさと言ったことを重視します。

                                                同時におもてなしは一つの付加価値であり、とても心温まる洗練された美学とも言えます。

                                                それには、温かい人の心と心が通い合うさり気ない気配り気遣い心遣いが大切なのです。


                                                其の一つに、臨機応変な応対、対処が出来ることがあります。

                                                それはお客様の意向・状況・雰囲気を一早く察知し(掴み)、「其の場造り」をさり気なくすることです。


                                                以前にあったテレビ番組「田舎に泊まろう」でよく見られたように、

                                                お見え頂いた初対面のお客様をもてなす側に立つ主人や奥様は、

                                                手伝いに来てくれた人達を上手に動かし、主人やお客様を含めた

                                                人の動きの流れをそっと見守っているなどのことも見られました。


                                                また、来客に失礼や不行き届きがあってはいけないと考えて行動し、

                                                お土産を持たせる場合はそれを忘れてはいけないなどと、

                                                色々なことに気配り心遣いをしていました。


                                                その客人とゆっくり話し込んだりすることも出来なくても、

                                                もてなす心は人一倍忘れないように心掛け目立たぬように

                                                何気なく行動すると言った場面が見られました。


                                                同時に、気を遣っていると相手に感じさせるような気の遣い方ではいけないと考え、

                                                人手が足りない状況でもお客様を寛がせることに気遣いし、

                                                そのことだけを考えて走り廻る姿も垣間見られました。


                                                訪問した客が、帰る道すがら

                                                「ああ何と心の和むもてなしだった」

                                                「また、此処に来たい」と感じられる、

                                                さり気なさがある心の通うおもてなしはとても大事なことです。


                                                常に相手の身になり想い考え、相手に要らぬ気遣いをさせない「日本のおもてなし」。

                                                お客様に対する思い遣り、ユーモアのセンスや共感の態度にその人の此処とも言える人柄が表れます。

                                                この人柄の表わすには、もてなす人の心の温かさが何より大切であり、

                                                それは相手の立場になって想い巡らし考えることで幾らでも補えると思います。


                                                例えば宴会の場合、どういう趣旨や目的であるのか、

                                                誰を励ます会なのか、見合いの席か、どなたかのお祝い、

                                                喜寿の祝いか、そう言ったことを一早く察知することが大切なのです。

                                                このような励ます会であれば、主人公の気分が高揚するように神経を配り、

                                                お見合いの席であれば本人同士が相手に良く映るように気遣う、

                                                喜寿の祝いであればお肉などにお年寄りが食べ易く

                                                包丁を入れるよう調理場に伝達する。

                                                と言ったことで、おもてなしとサービスは、類似点は有るが別のものだと考えます。


                                                また、おもてなしに大切なことは、お客様を待たせないことであると思います。

                                                お待たせすると、お客様や相手は徐々にあら探しを始めます。

                                                要は、待たせることでお客様をマイナス要因に導かないことです。



                                                そのためには、知恵を絞り、要領良く、敏速に提供すること、

                                                即ち一挙手、一投足の仕草の中に、自然で、繊細な気遣いと、

                                                ある種の美しさであると思います。

                                                その一つにお客様(客席)と調理場とのパイプ役を果たすことがあります。

                                                今、お客様は挨拶をされているとか、会話が深刻になっているから料理を提供するのは

                                                もう少し出すのを控えて欲しいなどの報告や連絡を調理場に入れることです。

                                                また、お客様同士が込み入った会話をしている時には、料理に手をつけられません。

                                                従って料理が溜り、冷えてしまうことになりかねません。


                                                温かいものは温かい内に、冷たいものは冷たい内にというタイミングがとても重要です。

                                                同時にいつもお客様の前を整然と綺麗にすることを考え、

                                                お客様の前にものを出す時は美しく出すことも大切です。


                                                それは、お客様が席を立たれた時などに、テーブル上を美しく整然として置く何気なさ、

                                                床が食物や飲物が落ちて汚れていたらサッと拭き取っておく気配り

                                                お荷物が汚れないようにカバーをかけて置くなどの気遣いの行動を手早く、さり気なくしておくことです。


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                                                  美しいものを「素敵だ、美しい、綺麗だ」と感じ取れるのは人間だけです。
                                                  今の時代は“感性の危機”とも言われている状況です。
                                                  豊かな感性を備え持ち、更にそれを磨いて行くことが出来るのが人間です。

                                                  また、同じ人間でも、心が歪み、すさんでいる時は、
                                                  自然界や美術の美しさを感じ取れません。
                                                  詰り、精神状態が正常さを失っている時は、感性(感受性)も鈍ってしまいます。

                                                  今、日本の社会の中枢となり、担っている人達の中にも、
                                                  自分自身の安心安全を優先し、利己的な保身や自利意識が
                                                  強くなりつつあることは否めないと思われます。

                                                  また、現代社会の子供達や若い人達も凶悪犯罪や引きこもり、
                                                  自殺が低年齢化し、「子供達や若者の心が壊れ始めた」と警告する学者も増えています。
                                                  「ひきこもり」「キレる子供達」「学級崩壊」「イジメの陰湿化」の
                                                  問題は益々増加し、全国的に広がっています。
                                                  特に、今の若者や子供達は、感性の大切な要素、
                                                  「共感性」に乏しくなっていると言われています。

                                                  人としてあるまじき「凶悪犯罪」 、「陰湿なイジメ」や色んな「ハラスメント」なども、
                                                  この共感性の欠如に起因していると思われます。

                                                  私達は、「物質的、経済的な豊かさ」「過ごし易い環境」「便利で快適な生活」など
                                                  目先のことばかりを追い求め、何か、人として大切な心や大切にしなければならないものを
                                                  見失っているように思えてなりません。
                                                  勿論、物質的にも経済的にも豊かであるに越したことはありませんが、
                                                  人間は、それだけで決して満たせない大切なものが必ずあると思います。

                                                  その大切なものを感じ取る「感性」を育み備えることが必要ではないか、と考えます。
                                                  それは、自分と向き合うことから始め「本当の幸せとは何か?」の答を、
                                                  感じ取れる感性だと思われます。

                                                  私達の住む日本という国は、戦後、世界一速いスピードで
                                                  経済を成長させ、各家庭の自動車保有台数などの文化レベルでも、
                                                  世界のトップクラスにのし上がりました。
                                                  同時に、自殺や引きこもりなどの心身の障害やうつ病なども凄い勢いで増えました。
                                                  しかも今、これからの時代を担う子供達にも増えつつあります。

                                                  私達は、「経済的に豊かになれば幸せになれる」と信じ、頑張ってきて、
                                                  実際に経済的には豊かになっていながら、
                                                  「物足りない」「満たされていない」「虚しい」「孤独」と訴える人は年々増えて来ています。
                                                  私達は、己と向き合い「幸せとは何か?」を感じる暇もなく、
                                                  結果や成果だけを追求して来たのかもしれません。

                                                  豊かさ、便利さ、快適さを追及する過程で、大切な自然界が破壊され、悲鳴をあげて、
                                                  未曾有な災害をおこしていることにも、実体験するまで多くの人は気づきませんでした。
                                                  現実的な効率・能率ばかりを追求している間、感性が鈍ってしまったのではないでしょうか。
                                                  そして、深刻な危機的状況に至ってから、慌てて環境問題を意識するようになったと思います。
                                                  子供達への教育も、知情意のひとつである、知と言われるスキルや技、知性や理性に偏り、
                                                  大切な自分に合った「感性を育む」という視点が、
                                                  未だに軽視されているように思えてなりません。

                                                  私達人間は、美しい自然や建造物、アート、文書などのものに
                                                  触れることで、感性を磨くことができます。
                                                  そのことで、様々な「感じる心」が養われ、育まれます。
                                                  また、日本には古より伝わる様々な素晴らしい文化が沢山あります。
                                                  森羅万象の中に「ものの哀れ」を感じ取り、自然さ、わび・さびを
                                                  大切にしてきた日本独自の文化は、まさしく「感性の文化」だと言えます。

                                                  何らかの報道で、「クールジャパン」と言われる日本の文化が海外で注目される一方、
                                                  「日本の文化には全く興味がない」と言う子供達も増えているそうです。

                                                  そのような若者達に日本の素晴らしさを自覚させるためには、
                                                  先ず私達大人が、日本の精神文化や独自の文化の素晴らしさを振返り、再認識し、
                                                  感じ取ることが必要ではないでしょうか。

                                                  同時に、感性には、個人差がある
                                                  と言うことを、個々人が認識しておかなればなければなりません。
                                                   

                                                  このような現代社会に必要な感性を育み、磨くために、今迄の数知れない体験や学びから、
                                                  心の基礎を育み、人財育成や学びに役立てる目的で、
                                                  感性とも言える、心の【】を築く「思いやり」「感謝」「誠実」など
                                                  様々なドリルとそれを使う為のテキストを作成しました。
                                                  その中でも、ドリルを作った訳は、現在に至るまで様々なチェックリストや評価・分析リストを作成し、
                                                  多くの場で活用して頂け、結果が出せた経験からです。

                                                  そして、このドリルは、
                                                  「何事に於いても、基礎と成るものは、
                                                   無意識に落とし込める迄、反復してこそ、  
                                                   本物の【】と成り、それは、常に更新、
                                                   或は、新たに積み重ねられ再構築される。」
                                                  と言うことを、学び知り得られたから作成しました。

                                                  日本人としての心を養い、人として豊かな心を育むためにも
                                                  このドリルとテキストは多くの方々に広め幸せを掴むために多くの方々に
                                                  活用して頂きたいと考えております。

                                                  現在行っております「心の基礎体力」「おもてなしの心と技」の講座もその一環です。
                                                  国内の一人でも多くの方々へ周知拡散のために、微力ながら努めて参ります。


                                                  ※ドリルやテキストなどについて詳しくお知りになりたい方は、
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                                                    おもてなし」と「和の心

                                                    お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                    和心の原点

                                                    古より、日本人の心を表わす精神は、「和の心」であると言われます。
                                                    この日本の精神の特徴は、自然環境(エコ)を重んじた共存共栄、調和の精神です。

                                                    かつて日本列島に住みついた人々は、小さな「環」即ち環濠集落を作り、分立していました。
                                                    その小さな集落が徐々に国家を形成するようになり、やがて大きな国家に統合されました。
                                                    そのような中、人々の心に対立・抗争よりも、調和・融合をよしとする「」の精神が育まれ、
                                                    一つの日本民族として融合し、形成されて来たのです。

                                                    私達の住んでいる日本の気候は、現在は地球温暖化の影響を受けて、
                                                    やや様変わりつつありますが、適度な温暖さ湿潤さを兼ね備え、
                                                    照葉樹林を中心とした多くの森林に覆われ、四季の変化に富み、台風があり、降雨量も多くあります。
                                                    そして我が国は、山海の食が大変豊富で、猛獣が少なく、大変生活し易い自然環境です。

                                                    このような日本の自然の風土が長年に渡り人々の生活に影響し、互いが敬い、
                                                    そこから生まれる「」を好んで尊ぶ国民性から形成されたとも考えることが出来ます。

                                                    また、古より日本人は自然の様々な現象に「調和」を見出し、
                                                    自然と共に生きられるように心掛けて来た民族とも言えます。
                                                    日本民族が「和」を大変重んじるのは、このような自然からの恵みに依るもの大きいと考えます。

                                                    また、日本人は「」の意識が高い故に、人の目や他人の思惑を重んじ、
                                                    他者の目や思いを意識した「」の意識を植え付けられながら育ちます。

                                                    このような自然環境や様々な日本人独自の民族性から生まれたのが、
                                                    世界に類のない日本独自の文化「おもてなし」です。
                                                    日本の「おもてなし」に於いては、先ず人を思いやる心を原点とし、
                                                    人と人との「」、自然の環境と控え目でさり気ない、
                                                    立ち振舞いを大事にするのもこのようなことに由来すると考えられます。

                                                    しかし、現実の日本では、自然の様々な想定外の脅威にさらされ、
                                                    一方では個の社会へ変化し「」と「調和」の精神が薄れ、いじめや引き籠り、
                                                    自殺や人としてあるまじき犯罪も増加しています。

                                                    同時に、人の目や他人の思惑を重んじ、他者の目や思いを意識した「恥」の意識が薄れ、
                                                    過度の自己顕示やブランド嗜好意識が強くなっていることも否めません。

                                                    このような日本人の大切なさり気なさや「和の心」、
                                                    日本人としてのモラルを失い、自分さえよければの意識が高まり、
                                                    人を「思い遣る心」の喪失しつつあるに現状を警鐘したのが、
                                                    一昨年の震災であり、異常気象による自然災害である思えてなりません。

                                                    この度のオリンピック招致で我の国の国民性が問われることも、
                                                    辛く苦しい思いを強いられた一昨年の東日本大震災と、
                                                    全く逆の天からの温かいお導きであるように思えます。

                                                    その為に必要不可欠なのは「おもてなし」であり、
                                                    先ず人を思う「思い遣る心」であると思います。


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                                                      」と「」の旁「直き心

                                                      」と「」の文字の組立の本来の原義を色々と調べその旁は「直き心」であると知りました。
                                                      辞書によると「」の語は、立派な品性や立派な人格。恵む。有り難く思う。もうけ。と在ります。
                                                      漢和辞典『新字源』に、「」は旧字体として<德>、異体字(古字)として≪悳≫が載っています。
                                                      」の旧字の「德」の字は、その前身が「彳」と「悳」により形成された「憄」という字とされる。
                                                      「直」と「心」をタテに重ねた「直き心」の「悳」の字を[とく]と読みます。
                                                      「悳」に「行なう」の意を持つ「彳」が加わって「」という字が生まれました。 

                                                      直き心」は、真理を愛する心で、直は「すなお」の意で、正直・実直・率直・撲直などで、
                                                      直往邁進(チョクオウマイシン)して「義」の為に、「勇」を奮うのも「直」とされている
                                                      と何かの書に記されていました。

                                                      このような直く、正しい心とその心眼を備え持った人は、その行いに陰日向(裏表)がありません。
                                                      その行為は、常に公明正大で、人の見知ると見知らぬ、とによって表裏のないのです。

                                                      あくまで推測の域を超えませんが、直近の人気ドラマ「半沢直樹」の「直樹」名前は、
                                                      この「直き心」からに依るものかも知れません。


                                                      徳は本(もと)なり、先ず徳を積むことに努める

                                                      日本文明の[国柄探訪][日本思想][皇室の祈り]に、
                                                      この「直き心」について以下のような記載がありました。


                                                      「直き心」 
                                                      [以下「国柄探訪][日本思想][皇室の祈り」より抜粋転載] 

                                                      国家を「和らげ調え」るためには、国民一人ひとりが「直(なお)き心」を持たなくてはならない。
                                                      他人を押しのけても自分だけ豊かになりたい、とか、競争に勝つためには手段を選ばない、
                                                      というようなとげとげしい心では、社会の波風はおさまらない。

                                                      自分のことよりも周囲の人々への思いやりを大切にする、とか、多少遠回りになっても正しい道を
                                                      歩んで行こう、という心持ちを多くの国民が持つ時に、国は「和らげ調え」られる。
                                                      このように国内を「和らげ調えてしろしめす」ために、
                                                      天皇は国民の安寧をひたすらに祈る「直き心」の体現者でなければならない、
                                                      というのが、皇室の伝統であった。

                                                      古から天皇の持つ「直き心」を「大御心」と呼んだ。
                                                      昭和20年9月27日、昭和天皇は占領軍司令官ダグラス・マッカーサーと会見し、
                                                      「私は、日本の戦争遂行に伴ういかなることにも、
                                                      また事件にも全責任をとります」と述べた上で、こう語られた。

                                                      「戦争の結果現在国民は飢餓に瀕している。
                                                       このままでは罪のない国民に多数の餓死者が出るおそれがあるから、
                                                       米国に是非食糧援助をお願いしたい。
                                                       ここに皇室財産の有価証券類をまとめて持参したので、
                                                       その費用の一部に充てて頂ければ仕合せである。」

                                                      「奥村元外務次官談話記録より」

                                                      これを聞いたマッカーサーは、次のように反応したという。
                                                      それまで姿勢を変えなかった元帥が、やおら立上って陛下の前に進み、
                                                      抱きつかんばかりにして御手を握り、「私は初めて神の如き帝王を見た」と述べて、
                                                      陛下のお帰りの時は、元帥自ら出口までお見送りの礼をとったのである。
                                                      昭和天皇の「直き心」は、マッカーサーの心を揺り動かしたのである。 

                                                      [以上抜粋転載終り]

                                                      昨年平成天皇が、60年ぶりに訪英された際、
                                                      話題となり知らされた「強き人格には、先ず人を思う」の御言葉も、
                                                      この「直き心」が脈打っていると思われます。
                                                      そしてこの「直き心」は、現在の少子高齢化社会、震災復興、
                                                      オリンピックで世界中の多くの方々への「おもてなし」の為にも、
                                                      私達日本人が身に着けなければならない「和の心」でもあると思います。


                                                      【八田修一・奇跡の言霊ブログ】に
                                                      以下のような記事がありましたので抜粋転載致します。

                                                      [以下八田修一・奇跡の言霊ブログより引用]

                                                      あの震災で亡くなられた方は、
                                                      本来、日本人が等しく受くるべき苦難に“代受苦者”となって身を捧げられた。
                                                      生き残った被災者はいま、中央での利権漁りや左翼イデオロギー押しつけの二次被害に遭っている。

                                                      こんな巫山戯た事態を、果たして天は許すだろうか。
                                                      我々日本人には明るい未来が用意されている。
                                                      だがその前に、未曾有の艱難が待ち構えている。
                                                      “自分さえよければ”の時代が、完全に終わる。
                                                      準備と覚悟をしておいてほしい。

                                                      “ますらをぶり”を鼓吹した国学者・歌人の賀茂真淵(1697~1769)の言葉を引きたい。

                                                      『つらぬくに、高き直き心をもてす。
                                                       かつ、その高き中にみやびあり、
                                                       なほき中に、をゝしきこゝろはあるなり。』

                                                      誰かのために、働きたい。大切なものを守るために、自分の命を使いたい。
                                                      高貴なる精神。後ろ暗いところのない、正直一貫の境地。凛々たる勇気。
                                                      そんな気持ちを忘れずに。
                                                      [以上引用終り]


                                                      今私達日本人ひとり一人に必要なのは、
                                                      まさしくこのような「直き心」を持つことだと思います。
                                                       

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                                                        日本の心「和顔和心

                                                        ※この言葉は、辞書にない自作です。

                                                        お薦め度【★★★☆☆】全業種、業態用

                                                        和心・おもてなし

                                                        日本人の心を現す和顔の熟語、和顔愛語/和顔悦色/端正和顔は、皆さんに知られています。
                                                        体験から感じたことをまとめてみました。
                                                        語彙として、この他にも御座います。


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                                                          お薦め度【★★★★】全業種、業態用
                                                          おもてなし・日本とH

                                                          ホスピタリティ」は、「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。
                                                          特にサービス業や人に関わる企業でよく使われている言葉です。

                                                          態度や行動で示す「マナーの所作」と言われる形は、
                                                          相手に不快感を与えないための最低限のルールです。
                                                          そこに「心」が加わると、ホスピタリティになるのです。
                                                          それは、相手の心に深い心地良さが加わることで、感動、信頼や信用、安心感が生まれます。

                                                          一方、ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospice(客人等の保護)です。
                                                          それが英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展したのです。
                                                          これらは対価を求めているのではなく、
                                                          おもてなしや喜びを与えることに重きをおいている点が大きくサービスと異なります。

                                                          ホスピタリティに重視されるのは、対価や報酬を求めての行動でなく、
                                                          人間性やアイデンティテーなどです。
                                                          おもてなしや心の中に起こる様々な喜びを通して、
                                                          結果として対価や報酬が支払われるということです。

                                                          このホスピタリティは、遠くから来た旅人を身分の上下なく温かく迎え入れることを表わすことで、
                                                          日本のおもてなしの起源と類似しております。 
                                                          では、「日本のおもてなし」とホスピタリティとの違いは、どう言ったことなのでしょうか?

                                                          「日本のおもてなし」

                                                          日本のおもてなしは、お客様をお迎えする行動とその心構えを言います。
                                                          主客一体の心で、お客様や相手に心から敬意を払い、それを行動で表すことです。 
                                                          日本の文化「おもてなし」は、茶道から由来しています。
                                                          客人に敬意を払い、温かく接する「」は「おもてなし」とホスピタリティは同様なものです。 

                                                          大きな違いは、その「行動様式」あります。
                                                          ホスピタリティの客人へのお世話(保護)ですが、日本の「おもてなし」は「主客一体」を元とし、
                                                          その「心」を建物や庭、家具、食器、インテリア、お料理、客に接する人の立ち居振る舞い、
                                                          音楽、踊りなど、全てに表現されています。
                                                          何気なく飾られているお花、花瓶、掛け軸、お香にいたるまで、
                                                          日本の伝統文化(茶道、華道、香道、礼法、書院造という建築・・・)
                                                          の粋が込められております。

                                                          日本のおもてなし」は、茶道が発祥とされ日本ならではの独自の文化です。
                                                          日本人独特の持つきめ細やかな思いやり心と伝統文化が融合して創り出されたものです。
                                                          この日本のおもてなしの「心」は、相手や物を思いやり、慈しむ心であると言えます。
                                                          例えば「名もなき花」と言わずに、「名も知らぬ花」と日本人は表現します。
                                                          それは日本人の持合わせている優しさで、常に相対する人、ものに寄せる思いやりの心です。


                                                          (参考)サービスの語彙
                                                          サービスの語源は、ラテン語のSerous(奴隷)です。
                                                          それが、英語のSlake(奴隷)Servant(召使い)という言葉から発展しました。
                                                          サービスは語源の通り、サービスを受ける立場が主であって、サービスを提供する方は従ということで、
                                                          主従関係がはっきりしていると言えます。
                                                          即ち、サービスは「奴隷」の語源の通り、サービスを受ける側、即ちお客様が主であり、
                                                          お客様に接客しサービスを提供する側が従となり対価や報酬が発生します。
                                                          無料サービス、〇〇割サービス、タイムサービスなどがこの語彙を表わしています。
                                                          また、主を柱に捉えて行動すると言う意味では、日本の「黒子」に類似しています。


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                                                            侘び寂び」の心と気遣い

                                                            お薦め度【★★★★】全業種、業態用

                                                            おもてなし感動

                                                            日本人みんなが生まれながらに備え持っている価値観、
                                                            相手に喜んでもらうために心を尽くす」「おもてなしの心」と
                                                            侘び寂びの心の表れである「気遣い」の習慣が、おもてなしの国日本と言われ、
                                                            クールジャパン」と海外から称され、世界に誇れる独自の文化です。
                                                            ディズニーと三越で学んできた 日本人にしか出来ない「気づかい」の習慣』の著者、
                                                            上田比呂志さんは、その著書で「日本には、ディズニーを超えるおもてなしの文化がある
                                                            とも言われています。

                                                            このような「日本のおもてなし」は、相手に気遣い、自然に何気なく目に映る「モノ
                                                            その物の持つ「味わい」と、もてなす其の場の「雰囲気と余韻」を創る「侘び寂びの心
                                                            をとても大切にしています。
                                                            例えば、茶室などの建造物、庭園、盆栽、置物や家具建具、食器、飾り物、飲食物、
                                                            接する人の立ち振舞い、身なり、演出された様々な芸(演芸)である芸人や芸者による舞踊や
                                                            音楽と各々の味わいなど、もてなす相手を取り巻く環境の全てにおもてなしの心を表現しています。

                                                            また、茶屋に何気なく飾られている野の花、もてなす相手の感性に合わせた掛け軸やお香、
                                                            様々な置物、茶道に於ける、お点前に使う茶器や点てる為に使う道具類や炭に至るまでの
                                                            全ての「モノ」に「おもてなしの心」が込められています。

                                                            日本古来の懐石料理、茶懐石と言ったお料理は、観て、食することを通して、
                                                            もてなす人の心持ちや素材、器の持つ様々な味わいとその全て環境、
                                                            食後の余韻を楽しむ日本文化の「おもてなしの心」の表現した代表的なものです。

                                                            このように日本のおもてなしは、
                                                            伝統文化(芸道、武道、茶道、花道、香道、舞踊、礼法、建造物)の粋と味わいが
                                                            侘び寂び」の一つとされ、「モノ」に込められております。
                                                            私達日本人は、この表に見えない裏の「コト」=『心』こそ、日本の心であり、
                                                            あらゆる「おもてなし」に最も重要であり大切であると常に意識しておくことです。
                                                            同時に、「おもてなし」は『表裏なし』、詰り表裏の無い自然な心でもてなす人を迎える意もあります。
                                                            このように、おもてなしは『裏表なし』と、文字通り『表なし』の
                                                            二つの意味を持つとも解釈出来るのです。
                                                            私達日本人は、『表なし』の心を持ち、慎み深く、地味を愛し、とても几帳面な国民性があり、
                                                            誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、
                                                            一方では人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ
                                                            相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずに行い、
                                                            良い人間関係を作ることを常に心情にしています。
                                                            これは、この前回の記事でも記したように舞台で言う、「黒子の役割を果たす心構え」であり、
                                                            もてなす人への心を表に出さない態度である隠れた『表なし』心こそ、「日本のおもてなし」なのです。

                                                            日本のおもてなし」は、「侘び寂び」の心と言える、
                                                            もてなしの「コト」に当たるもてなす人を慈しむ心、心の優しさ、
                                                            自然さ、さり気なさ、慎ましやかさに重きを置いていると考えます。

                                                            別の角度から捉えると、「日本のおもてなし」は、その時の感動や一時の感激よりも
                                                            侘び寂び」である「余韻」を重んじる傾向があると考えられます。

                                                            この「日本のおもてなし」は、江戸時代に成長したと言われ、
                                                            その代表的なものが「江戸しぐさ」です。
                                                            それは、隣り合う人々が嫌な思いをせず、円滑にコミュニケーションを取れるよう
                                                            商人達を中心に生まれたのが※1.「傘かしげ」や※2.「時泥棒」、※3.「うかつあやまり
                                                            と言った所作を差し指しています。

                                                            ※1.傘かしげ・・・雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと

                                                            ※2.時泥棒・・・断りなく相手を訪問し、又は、―約束の時間に遅れるなどで
                                                                     相手の時間を奪うのは重い罪(十両の罪)にあたる

                                                            ※3.うかつあやまり・・・例えば相手に自分の足が踏まれた時に、
                                                                         「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと。

                                                            ※印1.~3.は、Wikipedia「江戸しぐさ」より引用


                                                            このようなことからも日本のおもてなしが如何に奥深いものかを窺い知ることが出来ます。
                                                            そして、このおもてなしの文化は日本人ばかりか、世界の多くの人々に感動を与えているのです。


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