接客マナーは心の礎 (おもてなしの心)  人生と挨拶

接客マナーは心の礎 (おもてなしの心) 

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「挨拶」にその人の想いや心が現れる

お薦め度【★★★★★】全業種、業態用

ひと言の挨拶

確かサービス業に入って二、三年たった頃だと記憶していますが、勤務先のママに
私達の仕事は、挨拶で始まり挨拶で終わるのです。人生も同じですよ。」
と教えられたことがありました。

未だ二十歳そこそこの私は、仕事については理解が出来たのですが、
其の時は後の半分の人生のことは解りませんでした。
でも、不思議なことに、そのママの短いこの言葉はいつも心に残っていました。

三十代になり、日常でも多くの人との交わりが増え、会社や店の代表者と話しをしたり、
何人かの前で説明したり、講座で話したりするなどと言った人と触合いの体験を通して、
その言葉の意味がやっと解りかけてきました。

初対面時での挨拶、その初めて逢って別れる際の挨拶、この両方でもう一度お逢い出来るか、
お話し出来るか否かが、半分以上も判るようになりました。

研修や講座などでは、最初の時、次に会った時の二回で、その人に役立ち、
そしてもっと知りたい、学びたいと思っているのかも挨拶から七、八割ですが
窺い知ることが出来るようにもなりました。

挨拶で、その人の自分対する想いや心もある程度解るようになり生きる上で役立ちました

また、ある会社の社長は、何らかのご縁が持てそうと思ったり、
会社に役立つ人だと感じたりした人とは、
その社長流のノミニケーション即ち「ノミネートコミュニケーション」と称し、
その人と会食するのだそうです。
現在の飲みニケーションと違う意味、
ノミネート会食の場を設けることを掛け合わせた言葉だと後日知らされました。


私もその体験をした一人として感じたのですが、
別れ際に、常人ではとても出来ない丁寧で誠意ある態度で挨拶をして頂きました。
その社長はノミニケーションをした全ての人にそのようにしているそうです。

或る時のこと、その社長は勉強会(研修)を終え、
真っ先に立ち上がり感謝に溢れた深々とした態度で挨拶をして頂きました。
社長への全面的信頼を持つ社員達の態度が次の回から変化したのは言うまでもありません。

もっと驚いたことは、社員十人ほどで会食をして、帰る時のことです。
普通は食事をしたその場で挨拶して当たり前ですが、彼はその挨拶が終わった後、直ぐに外に出てきて、
もう一度丁寧な挨拶を私の姿が見えなくなるまで見送って頂けるのです。

これはまさに、古に体験した銀座のママのおもてなしの姿でした。

凄い社長に巡り合ったと思ったと同時に、自らの責任の重さを痛感しました。

後日その社長から聞いた話ですが、何事に於いても

社員ひとり一人が私の背中を見てくれれば

と思い言動し、態度で示しているのだそうです。

この事例には、会社の経営者としてだけでなく、

人としての生活の場、人生や組織での挨拶の重み大切さ

自ら人を動かす二分の一の法則

背中を見せることの大事さ、

少なくてもこの三つのことが表れています。

特に挨拶については、その仕草や態度にその人の様々な心が表れると思います。

上記したことでその挨拶を分析してみますと、
丁寧で誠実な挨拶した社長への信頼と彼自身の会社・社員を想う心、
相手を本気にさせ最大限に能力を引き出させようとする心、出合い触合う人達への感謝の心、
自らの言動や態度の影響力と言ったことなどを表していると思われます。

若い頃に教えられた、挨拶と人生の関連性を実感してから挨拶をすることで色々なこと
が見えるようになりました。

挨拶は、人との繋がりの原点、サービス業やおもてなしの登竜門と言われていますが、
その限りなく大きな影響力に気付き、関心を持って積極的に身に付けようとしている人は、
まだまだ少ないのではないかと思います。

最近耳にしたことですが
「挨拶なんて一時間も勉強すれば直ぐに身に付けられる。
挨拶の研修に何日もかけるなんて必要ないですよ。」
と言われた人もおりました。

しかし、誰かの言葉を借りて表わすと、「たかが挨拶、されど挨拶」なのです。
そして、挨拶は人生を歩む上で、人としての大切な生きる技≒ライフスキルです。

これからの日本の為にも、個人の心豊かな生活を送る為にも、ひとり一人が挨拶の重さ
大切さにもっと気付き挨拶力を身に付けなければならないと考えます。

挨拶は真心で行い、思い遣りの心、おもてなしの心を込めてこそ生かされ、生きるのです

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