おもてなしは「心の礎」 (旧・接客マナーは心の礎) 六波羅蜜を紐解く(1)-布施

おもてなしは「心の礎」 (旧・接客マナーは心の礎)

他者を想い、思う気持ち、『思いやる心』は、人の「心の礎」です。それは「おもてなし」・「マナー」の礎です。
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布施波羅蜜 

お薦め度【★★★★】全業種、業態用

布施

仏教六波羅蜜の中でも、おもてなし、仁、利他、ホスピタリティとも言え、
人としての温かな心の活動「思いやる心」である布施について記します。

六波羅蜜についてはここをクリックしてご覧ください。

〇施し、奉仕の活動(≒自己犠牲の活動)

無財の七施1

仏教で、『無財の七施』と言われる

一、身施=身体による奉仕をすること。 
二、心施=人や他の存在に、感謝の心で接すること。
三、眼施=優しい眼差し。
四、和顔施=おだやかで柔和な笑顔で人に接すること。
五、言辞施=思いやりのこもった温かい言葉をかけること。
六、床座施=自分の席を進んで譲ること。
七、房舎施=我が家を一夜の宿に貸すこと。転じて、温かいおもてなし。

この七つの施しは、「施しは、自らの生きる力の元と知れ」を表わした言葉です。
周りの人々を幸せな気持ち(心)にさせるには、
思い遣りの心を以って『無財の七施』、
即ち[利己的]でなく【利他心】で人々と接しなければならない
と言うことを説いていると解します。
そして、このことはサービス業に従事する者として
備えておかなければならない大切な心です。

また、お釈迦様は「因果」の法、即ち【因果応報】を説かれます。
その中で、「善を施すに、その報いを求めてはならない」と厳しく戒められておられます。
因果」とは、「原因」とその「結果」という意味です。
善いも悪いも、因果の種は蒔けば芽を出す、いつの日か』という川柳がありますが、
良い種を蒔けば良い実がなり、悪い種を蒔けば必ず悪い実がなるということ、
詰り、総ての現象には必ず「因」という種があり、必ず「果」という
「結果が現れる」ことを言い表した川柳です。

即ち、人として、「良い行いをするのは当たり前」で、
悪行をすれば、罰を受けるのも当たり前」ということです。
この「果」は、すぐに結果として目の前に現れるものと、
後々に姿形を変え、様々な姿で現れるものとがあります。

さて、話しは変わりますが、
対人関係上で、情け※心を持ち「してあげたのに」とか
「してやったのに」と言う会話を良く耳にします。
この「あげた」とか「やった」の言葉の使い方について考えてみます。

※情け=人間味のある心。他人を労わる心。
    人類愛・人間愛・博愛・慈愛・慈悲・思いやり・親心・
    人情・情・ 慈しみ・広い心・優しさ・厚情・気持ちの暖かい・
    同情・哀れみ・恵み・親切・厚意など

仏教では、奉仕、施しの活動を「してあげる」「してやる」のでも
「して差し上げる」「させて頂いている」「させて頂く」でもなく
唯々『御恩返しをさせて頂いている』と受け止めることが大事だと説いています。

一方、国語学者・言語学者の北原保雄氏は「あげる」は本来「やる」の謙譲語で、
「やるという行為を及ぼす相手を尊敬して用いる敬語」であると解説しています。

現在社会では、変化が更に進み、「やる」の謙譲語としては
「差し上げる」が一般的になり、『あげる』の謙譲性が殆んど無くなり、
「対等若しくはそれ以下の人に対してしか使われなくなっている」と思われます。

その他にも、「あげる(やる)」という行為は相手に、
様々な利や恩恵を与える行為なので、
どうしても恩着せがましい感じになり、相
手を尊敬することと馴染まなくなる言葉だとも言われます。
更に、「あげる」は「差し上げる」という謙譲語がある故に、
その謙譲性が弱くなる推測されます。

余談ですが、私の場合、対人関係で自分の性格から相手への想いや言動が
どうも重くなり過ぎる傾向があり、誤解を受け易いので意識して使いません。

即ち、「あげる」は「与える」「やる」の丁寧な言い方で敬語(謙譲語)ではないとと捉え、
「してあげる(あげた)」「してやった」と言う語は出来る限り使わないようにし、
謙虚な気持ちを持ち続ける為にも、己の行いを自分の責任でしたと自分自身に言い聞かせるために
過去形の「・・・した」、未来形の「・・・したいと思う(考えている)」を使うようにしております。

さて、私達人間は、その文字の如く、祖先や多くの霊、
人々に支えられ、人と人との間で生かされていることを
自らの心の礎に確りと刻み、己が「生きていられる」ことに
「お陰様で」「有難い」と謙虚に人や自然、物事に感謝し、
その恩恵の心を何時も忘れることなく、
生かされ、生きて生活していられることに
御返しをさせて頂いている』気持ちを持ち続け、
表し伝えて行くことがとても大切だと思います。

まだ記憶に新しい2011年の東日本大震災時、
世界各国や国内のボランティア、国内外赤十字の方々、
自衛隊、警察官、被災地やその周辺の行政機関の人々、
原発の現場で事故の対処をする人々、
消防官と言った方々の行動を始めとして、
被災された方々の素晴らしい活動は、
まさしく自己犠牲(奉仕)の心そのものです。

そこで、大震災復興や原発事故後の復興ばかりか、
これからの厳しい少子高齢化日本の社会を生き抜く為にも、
この奉仕・施しの心(=心の徳目・愛・情・信)について記してみます。

奉仕・施し(自己犠牲)の活動 【抜粋】

1. 自然の恵み、何人、何事にも「ありがとうございます」と言う素直な感謝の気持ちと、
  「お陰様」「お互い様」と言う助け合いの心を持って活動する
2. 人のために尽くす利行、利他、愛他精神を備え持ち活動する
3. 善行為をする時は、人に知られないように活動する
4. 社会に対し、自分は何が出来るかを考え、人や社会に役に立つように活動する
5. 奢ることなく、謙虚な心で人に接し、物事に従事する

6. 先ず与えるに徹し、己の利や相手からの見返りを望まず、求めない無償の活動をする
7. 人を明るい気持ちにし、心を軽く、元気にする会話や行動をする
8. 他人の思惑や言動に左右されることなく、強い志を持って行動する
9. どんな状況下でも、大切な人を守る不動の心と揺るぎない信念を持ち言動する
10. 我欲(利己・私利私欲)を持たないで会話し、活動する

11. 相手を守るのは自分しかいないと認識し、自発的に自らが行動する
12. 寛容寛大な心を備え活動する
13. 大切な人を守る為に、義務を果たす為の役割と役目を認識し行動する
14. 自らが、他者の為に心身とも犠牲になる覚悟を持って物事にあたり、行動する
15. 自らの幸せや豊かさより、周囲の人々の幸せ(利益)、豊かさの為を意識し、愛他の行動をする

16. 一生懸命(一所懸命)誠心誠意の心で物事に取組み、行動する
17. 相手に成り代わり、行ったり、労働したりする
18. 相手に代わって、自らが積極的に苦しみや辛さを味合う
19. 物を愛する心、「もったいない」気持ちを備え持ち活動する
20. クレーム、苦情、中傷、非難、叱咤と言ったことを先頭に立ち進んで受ける
・・・・・・・など。


以上のような、利他と施しとも言える自己犠牲の精神(心)≒思い遣りの心は、
日本人として必要不可欠であり、大切なことだと確信します。
同時に、この心は日本独自の「おもてなしの心」でもあります。

また、接客・接遇業、ホスピタリティ、おもてなしに関わる者として
このような奉仕・施しの活動を、弁えて置くことは、顧客増加ばかりか、
己の人間力の向上にも繋がることを自覚認識しておきましょう。



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