心の礎「五徳と五倫」(論語)

    2014年12月10日07:00  心の礎(創造) 写真あり

    五徳無くして五倫有らず。」

    お薦め度【★★★★】全業種、業態用

    五徳無くして五倫有らず1

    現代においても倫理道徳の基礎にある思想です。
    五倫は、儒教における5つの道徳法則、及び徳目。
    「仁義礼智信」の「五徳」と共に儒教倫理説の根本となる教義。
    主として孟子によって提唱されました。
    年末こそ、心豊かな来たる新年を向えるために今年一年を五徳五倫を振返ってみましょう。

    五徳の「仁・義・礼・智・信」。

    】 「人を思いやることに素直にあれ
    人を思いやること、これは内面的なもの。
    詰り気持ちの事を意味しています。
    いつも思いやりの心で万人を愛し、
    利己的な欲望を抑えて礼儀をとり行うことです。

    】 「正義を貫くに素直にあれ

    「義」とは、打算や損得のない人としての正しい道、
    即ち正義を指すものであり、「義」から派生した言葉に
    大義・道義・節義・忠義・仁義・信義・恩義・律義、
    更には義理・義務・義憤・義侠・義士・義民・義挙などがある。

    】 「礼を尽くすに素直にあれ」 

    仁によって育まれた気持ちを礼に依って形とする。
    仁のみであってはいけませんし、仁なくして礼はあり得ないという事です。
    即ち、「仁」を具体的な行動として、表したもの。

    】 「知(知恵)を磨くに素直にあれ

    学問に励むこと、知識を重んじること。勉強ができない人や知識がない人を
    愚か者だと貶す風潮がありますが、勉強ができるから賢いとは限りません。
    真の愚か者とは同じ過ちを繰り返し、何も学ばない存在を意味します。

    】 「人を信じるに素直にあれ」 

    言明を遵守し、約束を守ること。
    現在の社会で欠けていることであり、五徳の中で最も大切だと考えられる

    仁は同情心、義は正義感、礼は社会的節度、智は道徳的分別に信を加えて五常となる

    ※五徳のそれぞれにある素直は、徳の字源「直き心」を指し示す。

    五倫「父子の親・君臣の義・夫婦の別・長幼の序・朋友の信」。

    父子の親
    父と子の間は親愛の情で結ばれなくてはならない。

    君臣の義
    君主と臣下は互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない。

    夫婦の別
    夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる。

    長幼の序
    年少者は年長者を敬い、したがわなければならない。

    朋友の信
    友はたがいに信頼の情で結ばれなくてはならない。
    友人、知人、親や兄弟といった全ての人間関係における在り方。

    日常生活でも、当たり前に感じている関係こそ、どこかで見つめ直す必要があると思います。
    友情に厚く、言明をたがえないこと、真実を告げること、約束を守ること、誠実であることなどです。 


    ※言明の意味
    ① 言葉に出してはっきり言うこと。明言。
    ② 一定の意味内容をもった文を述べる行為。または,述べられた事柄。立言。
     

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