接客マナーは心の礎 (おもてなしの心)  「モノ」と「コト」を楽しむ

接客マナーは心の礎 (おもてなしの心) 

人を想い、思う気持ち“思いやり”は【心の礎】です。それは人との「和」「おもてなし」の『心』です。
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もてなしは、リアルな「モノ」から目に見えない「コト」へ

お薦め度【★★★★】全業種、業態用

客人へのもてなし・モノからコトへ

皆さん御存知の通り、戦後日本では「モノづくり」に大変大きな力を注いで来ました。
その結果一時GDPでも世界一になりましたが、現在は他国に追い越されてしまいました。
世界に類のない日本独自の「モノづくり」が全く無くなったという訳ではありません。
去年今年ともにノーベル賞を受賞したことでも明らかなように、
様々な日本独自の素晴らしい「モノづくり」の精神が依然として存在し、
創造性豊かで、斬新な多くの「モノ」が開発され誕生しています。

今の日本は、この様な「モノ造り」に集中し、良い商品や製品を生産し、それに依存して
顧客満足をさせていた時代は終焉を迎えつつあると私見乍ら受け止めています。

今日迄の日本は、「モノ」やそれに関わる情報が巷に氾濫し、
結果として長期的なデフレ現象を引き起こし、
過度な価格競争をする社会になってしまいました。

日本の素晴らしい「モノ」をどう使い、どのような「コト」が出来るのか、
素晴らしい「モノ」をどのようにして楽しむかと言った「コト」が出来るのかと言う
「おもてなし」の心の提供と活動が重視されつつあると考えられます。

これからのビジネスやサービス業は、何時までも過去の名声や歴史に拘るのではなく、
この「コト」に目を向け、どうしたら顧客やお客様に「モノ」を使って楽しんで
頂けるのかという「コト」を柱にして積極的に取組む必要があると思われます。

即ち、ハードの「モノ」だけに限らず、行動や思考、感動、思い出作りなどの
ソフト面の「コト」に、夫々の価値を見つけ出し、それを求めるようになってきました。
私達を取り巻く環境も周りの「モノ」に対する意識の変化が随所に見受けらます。
言い換えるなら、今の日本では、
「リアル=実在(モノ)」だけでなく、「バーチャル=現象(コト)」である、
「モノ」から「コト」への転換時期きていると言っても良いと思われます。
それは、これだけ多くの「モノ」が社会に溢れ出て来たことにより、
生まれた現象ではないかと思われます。


私達が「モノ」を見る目が変わってきた理由は、溢れるばかりの余りある大量の「モノ」や
溢れる情報に囲まれていることに起因しているのかも知れません

「モノ」が少なければ、人々は皆その少ない「モノ」を確りと見つめざるを得ませんが、
現在のように様々な「モノ」に溢れ、その「モノ」余りの現象が生まれ、
そして「モノ」関する様々な情報が飛び交う。
このような現在の社会で生活していると、人は「モノ」そのものを確りと心眼で
見なくなるようになってしまいます。

一例を挙げますと、
飲食業界で原材料となる様々な「モノ」、店舗の造り、店の雰囲気や器などの「モノ」だけでは
健全な営業を続けることが出来ない状況も垣間見られます。

各店舗にある色々な「モノ」をどのように使い、どの様に楽しんで頂くか、
と言った視点で顧客確保を図るような営業が望まれます。

飲食店の商品と言われるその店独自のメニューでは、それぞれの立場の料理人が腕を競い、
原材料となる「モノ」をどのように生かし、如何にして「モノ」の持つ本質の味を生かし、
驚愕や感動を与えながら提供するかと言ったことが多くの人々から注目を浴び、
専門誌でも取り上げられたり、料理番組などでも高視聴率を上げています。


人的なことでは、お客様を主に考えたマニュアル重視のサービスから、
もてなす側、おもてなしを受けるそれぞれの人の独自の人間性を重視する
「おもてなし」へ変化していることもその表れであると思われます。
それは、茶道の「主客一体の精神」が改めて見直されていることにも現れています。

人は「モノ」を買う迄のあれこれと考える期間と実際に買った瞬間は、
嬉しく楽しいけれど、買った後は意外に楽しくなくなってしまうものです 。

そのようなことの起きないように、購入した「モノ」を使うなどして、
仲間や親しい友と時間を共有しイベントに参加する、
大切な人と一緒に過ごす時間を大切にすることなどと
言ったことや周りの人のために奉仕し活動や親切に接するなどの好きな「コト」について、
より深く掘り下げて生活に生かして行けば良いのではないでしょうか。

このような“コトを創る”ことで自分は勿論、周りの人も幸せにすると考えられます。
顧客が評価するのは今まで重視されてきた「モノ」やサービスではなく、
自分自身の生活や意識、経験が変わる「コト」ではないでしょうか。

これからは、物品や姿形のあるリアルな「モノ」を提供するだけの活動でなく、
顧客がこれまでイメージしていなかった未知のバーチャルとも言える新たな
「未知や未来の経験」による「感動・余韻」を提供して行くことが
健全な企業の成長は元より、日本の国や国民にとっても大切だと思います。


結論として、これからの時代は「モノ」として商品を提供販売するだけでなく
その「モノ」をいかに生かして楽しむか、と言った「コト」にも視点を置き提供することが
様々なビジネスや人との繋がりに必要であるということです。

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