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余韻のある「おもてなし」❕

心に残る「おもてなし」の余韻

余韻和緑

心に残る余韻はお迎え時より、見送る時に生まれます。
おもてなしや接客のポイントは、
お客様が来店された時(お着きになり始めてお会いした時)とお帰りになられる時、
共に大切ですが特にお帰らりなられる時がとても大事です。
どんなにお店が混雑し、お客様が多くいらっしゃっても、ひとり一人のお客様を
心から大切にする心を表わす行為の一つがお見送りです。

銀座の一流クラブのママさんや売上制のホステスは、
状況や天候に関係なく、お客様の姿が見えなくなるまで、
感謝の心とお気を付けての心で手を振りお辞儀をしています。

プロのサービスの極意とも言われることの中に、
一級と言われるプロのサービスマンは料理や飲物の知識だけで
本物のサービスやもてなしが出来るものではないと言います。
そして、それはあまり重要視しないとも言っています。

とても快適で素敵な食事だったと、心から思って頂けるサービスが最高であり、
気が利きすぎても煩く感じて邪魔になる、しかしお客様が望まれ必要とされ時には、
傍らに居て素早く適切なサービスが出来る気配りこそが大事だと説きます。

また家庭で時々あることですが、遠くに住んでいる親しい友人が
暫くぶりに我家を訪ねて見えた時を仮定した場合、
先ず懐かしい想いでお互いに再会を喜び合いつつ迎え入れます。
そして、心を通わせ合える会話や料理、飲物で心を尽くした「おもてなし」をします。
その友を送り出す直前には、お帰りの交通手段の状況を調べ、
雨の日は傘の手配をしたり、汚れていた場合はお履物の手入れをしたり、
忘れ物はないか、お土産は渡したか、など様々な気配りや心配りを
相手に気遣いをさせず、自然に何気なくさり気なくし―行います。
お帰りになる時は、家族全員で家の前に立ちつつ、
友人の姿が見えなくなるまで手を振りながらお見送りをしたりします。

また、観光のお客様の場合は、
その土地に昔からある郷土(家庭)料理やその土地だけの
味わいのある独特の食材を使った、その土地ならではの料理法や提供法で
出されたものを食したいと思ってお見えに成ります。

観光地では、その土地だけで今の季節だけ味わえる料理
をこころを込めて提供することも「おもてなし」なのです。
このようなことは、古から日本に伝わる「おもてなし」の表れのひとつです。

それは、お客様への「日本のおもてなし」の所作として、
日本旅館や料亭、日本料理店で時により姿形を変えて行っています。
大切なお客様の心の中に、お帰り際の余韻(後味)として、
「さり気なく、心の篭った温かなお見送りを受けた」
という素適な思いを強く残し、「また来店してみたい」
と言う気持ちを決定付ける要因にもなります。

日本の「おもてなし」は、自然さ、気遣い、心遣い、気配り、心配り、気働きが原点です。
そして、それは大切な相手やお客様を「思いやる心」から生まれるのです。
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Theme: 対人コミュニケーション | Genre: ビジネス

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